鉄道愛が詰まった「加古川線写真展」へ― JR加古川駅で江村さんと語った“ローカル線の未来” ―
2026年5月13日の神戸新聞朝刊第21面に、「鉄道愛たっぷり加古川線写真展 愛好家の江村さん」という記事が掲載されていました。
加古川線沿線やローカル鉄道に関心を持つ者として、これはぜひ見に行きたいと思い、5月16日15時頃、現地を訪問しました。
1.会場はJR加古川駅構内

写真展の会場は、JR加古川駅構内にある加古川観光協会事務所内の一角でした。
決して大規模な展示ではありません。
しかし、その小さなスペースには、加古川線への深い愛情が凝縮されていました。
展示されていた写真は、およそ40点ほど。
列車そのものを写した作品だけでなく、
四季の風景と加古川線
昔懐かしい車両
沿線の日常風景
地域と鉄道のつながり
など、“地域の中を走る鉄道”としての加古川線の魅力が伝わってくる内容でした。
2.「記録」ではなく「記憶」の写真展

印象的だったのは、単なる鉄道写真展ではなかったことです。
もちろん車両写真としても魅力的なのですが、それ以上に、
「この風景を残したい」
「この鉄道を忘れてほしくない」
という想いが強く伝わってきました。
ローカル線は、単なる交通インフラではありません。
地域の歴史であり、暮らしであり、人々の記憶でもあります。
加古川線の写真を見ながら、鉄道が地域文化そのものを支えていることを改めて感じました。
3.主催者・江村さんと少しお話

展示を見学した後、主催者の江村さんとも少しお話する機会がありました。
新聞記事で拝見した通り、とても穏やかで、加古川線への愛情を強く持たれている方でした。
短い時間ではありましたが、
加古川線の魅力
地域と鉄道
ローカル線をどう残していくか
といった話題で交流することができました。
4.「粟生駅:ローカル鉄道資料館構想」の話も

渡り廊下から撮影
その中で、私が以前から考えている「粟生駅:ローカル鉄道資料館構想」についても少しお話しました。
粟生駅は、
JR加古川線
神戸電鉄粟生線
北条鉄道
の3路線が接続する重要な交通結節点です。
しかし現在、その価値や歴史を十分に発信できているとは言えません。
だからこそ、
古写真
廃止路線資料
駅や地域の歴史
沿線文化
鉄道模型やジオラマ
映像アーカイブ
などを集約した“小さなローカル鉄道資料館”ができれば、地域活性化にもつながるのではないか――。
そんな構想について少しお話をさせていただきました。
鉄道を「移動手段」だけではなく、「地域文化資産」として残していく視点は、これからますます重要になるように感じています。
5.小さな展示が持つ大きな価値

今回の写真展は、大型イベントではありません。
しかし、こうした“個人の情熱”から始まる活動こそ、地域文化を支えているのだと思います。
全国各地でローカル線の存続問題が議論されていますが、重要なのは、
「地域の人が、その鉄道をどう思っているか」
なのかもしれません。
写真を撮る人。
記録を残す人。
語り継ぐ人。
見に来る人。
その積み重ねが、未来へ文化をつないでいくのだと感じた一日でした。
6.まとめ
加古川線写真展は、小さな空間ながら、鉄道愛と地域愛に満ちた展示でした。
そして何より、実際に現地へ足を運び、人と話をすることで、新しいアイデアやつながりが生まれる――。
その大切さを改めて実感しました。
これからも、加古川線や粟生駅、そして地域鉄道文化について、引き続き研究・発信を続けていきたいと思います。
