【山口】高速降りて1時間。それでも行く価値がある「萩のメイン所じゃない魅力」詰め合わせセット(うどん・萩焼・絶景カフェ)
山口県・萩。そこは新幹線からも高速道路からも遠い、陸の孤島(失礼)。
でも、わざわざ行く価値があるんです。
雪が残るレトロな醤油蔵から、熱気あふれるうどん店、そして最後は海と一体化できるスタイリッシュなカフェへ。
「古き良き」と「最新のおしゃれ」が混ざり合う、大人の休日の過ごし方を提案します。
こんばんわ
岡山在住のちょっとだけLuckerやってます。
できるだけお金をかけずに
目一杯旅行を楽しみたい40代、妻と子供1人です。
本日は【山口】高速降りて1時間。それでも行く価値がある「萩のメイン所じゃない魅力」詰め合わせセット(うどん・萩焼・絶景カフェ)を語らせてください。
陸の孤島?だからこそ面白い、萩・阿武エリアぶらり旅
山口県の中でも、日本海側に位置する「萩市」への観光は、少しハードルが高いのをご存知でしょうか。
車の場合でも高速道路を降りてから下道を1時間以上。新幹線から在来線に乗り換えても、結構な旅路になります。
今回は、そんな萩周辺をあえて攻めてみた「ぶら旅」の記録です。
以前の記事でも触れたことがありますが、我が家のお目当ては「萩の醤油」。
ついでに周辺の美味しいものや、新しいスポットを散策してきました。
① 雪山の洗礼と、幻の醤油
まず最初の目的地は、萩市の山間部にある「金波(きんぱ)しょうゆ」へ。
山へ入っていくにつれ、あたりには少し雪が残る寒い日でした。
到着すると、そこには歴史を感じさせるレトロで素敵な建物が!
「これは期待できるぞ」と意気揚々と近づいたところ……

なんと、お休みでした。
定休日だったのか、臨時休業だったのか。寒空の下、呆然と立ち尽くす私。
旅にトラブルはつきものですが、さすがに醤油の口になっていたのでショックが大きい。
仕方なく、萩市内のスーパーなどで探すことに切り替え、山を降りて市街地へ向かいました。

② 岡山県民、「やわらかうどん」の沼にハマる
気を取り直して、お昼ご飯です。
皆さんは、山口県民のお昼の定番をご存知ですか?
そう、「どんどん」です。

県内に点在するこのうどん屋さん、山口県民のソウルフードと言っても過言ではありません。

実は私、岡山生まれの岡山育ち。
地理的に香川県の影響を強く受けて育ったため、「うどん=コシがあってナンボ」という英才教育を受けてきました。
初めて「どんどん」を食べた時の衝撃は忘れられません。
「……や、柔らかい!!」
博多うどんの影響でしょうか? 箸で持ち上げると優しくほどけるような柔らかさなのです。

しかし、悔しいことにこれが美味い。
甘めの優しい出汁が、柔らかい麺にこれでもかと絡むのです。
そして極め付けは、テーブルに置かれた「入れ放題のネギ」。
これをたっぷりと肉天うどんに投入すれば、もう私はトリコです。
休日の店内はごった返していましたが、次々と運ばれてくるうどんをすするお客さんの熱気と活気。
「あぁ、愛されているお店だな」と感じる、とてもいい雰囲気でした。


③ 古民家で出会う、美しい萩焼
うどんでエネルギー満タンになった後は、芸術の心を満たしに。
萩焼の窯元「松光山(しょうこうざん)」を訪ねました。

古民家をリノベーションしたお店でしょうか。
趣のある空間に、モダンで美しい萩焼が整然と並べられています。
手に取るとしっくり馴染む土の質感。




「これでお茶を飲んだら美味しいだろうな」「このお皿には煮物が合うな」
どれもこれも素敵すぎて、品定めの目がいつしか「爆買いモード」に。
思わずたくさん連れて帰ってしまいました。
④ 激安鮮魚と、海辺のサプライズ
夕飯の魚を求めて、海沿いをドライブ。
「いかマルシェ - スサノモノミトコ館」へ立ち寄りました。

ここでは新鮮な魚が驚きのお値段で並んでいます。



見てください、この豆アジ。1袋50円です。駄菓子より安い。

ここではお財布に優しい買い物ができて大満足。まさに穴場です。
ホクホク顔で帰路に着こうと海沿いを走っていると、突如として「謎のおしゃれな建物」が視界に入ってきました。
吸い寄せられるように車を停め、「SUNbashi CAFÉ(サンバシカフェ)」へ。

ここは「道の駅 阿武町」の隣で、「ABUキャンプフィールド ENGAWA BASE」という施設が隣接しているようです。


先ほどの雪山やレトロな街並みとは打って変わって、洗練された現代建築。
海が見えるカフェスペースでコーヒーとソフトクリームを注文しました。


目の前に広がる穏やかな海を眺めながら、ゆっくりとコーヒーを飲む。
さっきまでの活気あるうどん屋とは違う、静かで贅沢な時間。
旅の締めくくりにふさわしい、最高の場所を見つけました。


「今度はここでキャンプをして、朝からこの海を眺めたいな」
そう思いながら、萩・阿武の地を後にしました。
高速を降りて1時間以上。
確かに遠いけれど、そこにはわざわざ行く価値のある「美味しい・楽しい・美しい」が詰まっていました。
「どんどん」ってなんじゃ?
山口県民が熱狂的に愛する「どんどん」は、単なるうどんチェーンを超えた、山口県の食文化そのものと言っても過言ではありません。
岡山育ちの方が驚かれた「柔らかさ」の秘密や、地元民だけが知る独自のルールなど、その魅力を深掘りして解説します。
1. 「コシ」ではなく「とろモチ」の宇宙
讃岐うどん(香川)が「強いコシ」を正義とするなら、どんどんのうどんは**「優しさと一体感」**を追求しています。
* 麺の食感: 表面はとろりと柔らかいのに、噛むと中心に心地よい粘り(弾力)がある「とろモチ」食感です。
* なぜ柔らかい?: どんどんでは麺を約15分かけてじっくり茹で上げます。さらに、常に「茹でたて」を提供するために、熟練の「釜担当」が来店客数を予測して麺を投入する職人技が光っています。
* 出汁との相性: 柔らかい麺は出汁をよく吸います。北海道産利尻昆布やサバ節などで取った少し甘めの出汁が麺と一体化し、口の中でとろけるような感覚が味わえます。
2. 「肉天うどん」という最強の選択
ユーザー様が虜になった「肉天うどん」は、実はどんどんを象徴する一杯です。
* 人気No.1は肉うどん: 甘辛く煮た牛肉から出る旨味が、出汁に溶け出してコクが倍増します。
* 肉+天ぷらの相乗効果: そこにエビのかき揚げ(天ぷら)を加えると、天ぷらの油がさらに出汁に厚みを与えます。
* ネギ入れ放題の儀式: テーブルに置かれた鉢入りの国産ネギを、ドサッと入れるのがどんどんスタイル。ネギのシャキシャキ感が、柔らかい麺のアクセントになります。
3. 驚異の「爆速」提供スピード
どんどんのもう一つの代名詞が、**「注文から提供までの速さ」**です。
* 食券を買って席に着こうとした瞬間、あるいは着席して1分も経たないうちにうどんが運ばれてくることがあります。この「萩流ファストフード」とも呼べるスピード感は、忙しい山口県民のランチタイムに欠かせない要素です。
4. 地域に根ざした「モーニング」と「学割」
* モーニングうどん: 開店から11時まで、肉うどんやかやくうどんが特別価格(300円台〜)で食べられます。朝から満席になる店舗も珍しくありません。
* 学割うどん: 創業以来、学生のために「学割」を継続。300円台でボリュームたっぷりのうどんが食べられるため、多くの山口県民が「学生時代の思い出の味」としてどんどんを挙げる理由になっています。
5. 山口県内での圧倒的存在感
山口県内では、全国展開している大手うどんチェーンよりも「どんどん」の店舗数の方が多く、まさに**「うどんと言えば、どんどん」**という盤石の地位を築いています。
6.なんと岡山にも「どんどん」が
岡山育ちの方にとって、地元で「どんどん」の味が楽しめるのは嬉しい驚きですよね。
現在、岡山県内には1店舗展開されています。
* どんどん ゆめタウン倉敷店
* 場所: 岡山県倉敷市笹沖1274-1(ゆめタウン倉敷 1F)
* 特徴: ショッピングセンター内にあるため、お買い物ついでに寄りやすい店舗です。実は公式サイトによると、**「他のどんどんより(少し)価格が安い」**という驚きの特徴があるそうです!
7. 山口県外の店舗展開
「どんどん」は山口県を中心に、中国地方や東京都にも進出しています。
* 山口県: 約24店舗(圧倒的本拠地!)
* 島根県: 2店舗(松江市、出雲市など)
* 広島県: 2店舗(広島市、呉市など)
* 岡山県: 1店舗(倉敷市)
* 東京都: 1店舗(中央区日本橋・東京駅近く)
* ※東京の店舗は「砂場」という名前を冠していた時期もありましたが、現在は「どんどん」として、東京のど真ん中で山口の味を提供しています。
8. 他県で食べる「どんどん」の楽しみ
岡山は「ぶっかけうどん」発祥の地(倉敷など)として有名で、しっかりしたコシを好む文化がありますが、そんな「うどん王国・岡山」にポツンとある「どんどん」は、まさに癒やしのオアシスのような存在かもしれません。
山口の店舗と同様、岡山店でも「ネギ入れ放題」や、萩の味が詰まった「わかめむすび」を楽しむことができます。ぜひ、地元・岡山でも山口のソウルフードを堪能してみてください!
旅の要約
・金波しょうゆ(萩市):歴史ある建物が素敵(※営業日要確認!)
・どんどん(山口県内各地):コシがなくても激ウマな山口のソウルうどん
・萩焼窯元 松光山(萩市):古民家空間でモダンな萩焼に出会える
・いかマルシェ スサノモノミトコ館(萩市須佐):鮮魚が衝撃の安さ
・SUNbashi CAFÉ(阿武町):道の駅隣接、海と一体化できる絶景カフェ
総括・編集後記
山口県への旅、特に萩方面はアクセスに少し時間がかかりますが、その分「旅をした!」という充実感はひとしおです。
昔ながらの風景と、新しく洗練されたスポットが同居していて、何度行っても発見があります。
うどん派の方も、カフェ好きの方も、ぜひ次の休日は少し足を延ばして萩・阿武エリアへ行ってみてください。もちろん、醤油屋さんの定休日は事前にチェックしてから(笑)。
