#4 【NHK出演の舞台裏】MaMo.が教えてくれた、「優しさがつながる未来」
2026.4.8 最終更新
前回の記事では、僕たちの挑戦が
クラウドファンディングで
237人の仲間たちと共に
達成率2,077%という
想像を超える熱狂に迎え入れられた
物語をお話ししました。
237人もの方々からの
温かいご支援と
総額623万円という想いの結晶。
それは
「僕たちのやっていることは、間違っていない」という
揺るぎない自信を
僕たちに与えてくれました。
そして、あの挑戦から数か月後。
思いもよらない一本の電話が
僕たちを「NHK」という新しい舞台
へと導きます。
今回は、その確信を胸に
僕たちのささやかな活動が
公共の電波を通して
「社会」と繋がっていった物語。
そして
テレビという限られた時間の中で
僕が「本当に伝えたかったこと」
どうしても「伝えきれなかったこと」
について――。
このnoteという場所で、
僕自身の言葉で、改めて
すべてをお話しさせてください。
少し長くなりますが
この記事を読み終える頃には
テクノロジーと家族が織りなす
やさしい未来の形を
きっと一緒に感じていただけると思います。
すべての始まりは
一本の電話でした――。
「お願いがあるのですが…」その電話が、僕の日常を非日常に変えた日

その一本の電話は
MaMo.の開発者・稲場真由美さんからでした。
いつものようにプロジェクトの
進捗を話していた最中
ふと、稲場さんの声のトーンが
少し変わりました。
「えっちゃんさん、実は、お願いがあるのですが…」
その一言に
僕は思わず背筋を伸ばしました。
いったい何だろう。
もしかして、何かやらかしたのか…?
頭の中を一瞬で
いろんな想像が駆け巡ります。
続く言葉に
思考が一瞬止まりました。
「実は今度、AIを使って親の見守りをしているモデルケースとして、えっちゃんさんとお母様に、NHKの取材を受けて、出演していただけませんか?」
……え?
僕が? あの、NHKに……?
始めは理解が追いつきませんでした。
でも、自分の活動が
社会に認められたような気がして
嬉しくないわけがありません。
ところが、僕の心は
その喜びが湧き上がるよりも早く
一つの巨大な不安で
すぐに曇ってしまいました。
「母は、果たして首を縦に振ってくれるだろうか…?」
最大の壁は、母。一時間に及んだ、親子の攻防
NHKのディレクターの方との
電話での打ち合わせでも
僕は正直にその不安を伝えました。
「母の説得が、最大の難関になりそうです…」と。
すると返ってきたのは
シンプルだけれど重みのある言葉。
「何とか、説得してみてください。期待しています」
(期待しています、か…)
その一言が、励ましであると同時に
ずっしりとプレッシャーとして
のしかかってきました。
まるで
上司と部下の間で板挟みになる
管理職のような気分です(笑)。
鉛のような気持ちを抱えながら
僕は実家の母のもとへ向かいました。
「実はな、NHKの人から取材の話があって…」
おそるおそる切り出すと
母の返事は
予想を裏切らないものでした。
「そんなもん、絶対イヤや。絶対にイヤ!」
その声には、有無を言わせぬ
強い拒絶がこもっていました。
そして、ポツリと一言。
「黒歴史や…」
ああ、やっぱりダメか──
そう思った瞬間でした…。
でも
ここで諦めるわけにはいきません。
僕は、この活動が単なる自己満足ではなく
「社会にとって意味のあること」
だと証明したかったのです。
そこから始まったのは
まさに一世一代の“プレゼン”でした。
「聞いて。人生でこんな経験できることなんて、もう二度とないと思う。記念やと思って、一緒に出てくれへん?」
「しかも、首都圏だけの放送らしいから、関西では流れへんねんて。近所の人に見られる心配もないし、気楽に考えてみぃひん。?」
あらゆる言葉を尽くして
粘り強く説得を続けました。
沈黙、ため息、そしてまた沈黙。
時計の針が、
やけにゆっくり進むように感じます。
そして──
一時間が経った頃。
「……しゃあないなぁ」
根負けしたように
母がポツリとつぶやいたその一言。
僕は思わず
胸の奥でガッツポーズをしました。
この瞬間
僕にとって最大の壁を
ようやく乗り越えたのです。
その時の安堵感は
今でも鮮明に覚えています。
いよいよ本番!サプライズから始まった取材当日

取材当日。
母の自宅には
ディレクターの20代の女性をはじめとする
3名のNHKスタッフがやってきました。
僕はというと──
母が余計に緊張しないよう
自宅で待機。
母の家までは
自転車で10分ほどの距離です。
事前の電話打ち合わせでは
こんな段取りになっていました。
「まず、お母様お一人のインタビューと、MaMo.との日常の様子を撮影します。それが終わる頃にえっちゃんさんにお電話しますね。家の前で一度合流して、“ドアを開けて入ってくるシーン”から撮影しましょう」
ほぉほぉ、なるほど
自然な流れを撮る演出か──と納得し
僕は自宅で待機。
そわそわしながら電話を待っていると
ディレクターさんから連絡が。
「今からこちらに向かってください!」
(いよいよ本番だ…。)
心を落ち着けようと深呼吸をして
自転車をこぎ出しました。
(どんな人たちなんやろう…)
(母さん、ちゃんとしゃべれてるかな…)
(声は知ってるけど、顔は知らんもんな)
そんなことを考えながら
母の家に到着。
「さて、玄関前でスタッフさんと合流やったな」
と思って周囲を見回すと──
誰もいません…。
(あれ?中に入ったのかな?)
不思議に思いながら、
そっと玄関のドアを開けると
ダイニングテーブルの椅子に
母がちょこんと座っていて
僕の顔を見るなり一言。
「ご苦労さん」
……ご苦労さん?笑
完全に出前帰りの店員を迎えるテンション。
僕は一瞬、何が起きているのか分からず、
「……こんにちは」
と
間の抜けた声を返すのが精一杯でした。
そのとき、視線の先で──
見知らぬ三人のスタッフさんが
カメラを構えてニコニコしています。
そう
すでに撮影が始まっていたのです。
事情を聞くと
ディレクターさんが申し訳なさそうに
でもどこか楽しそうに笑って言いました。
「すみません! こっちの方が自然に撮れると思って、段取りをちょっと変えちゃいました(笑)」
まんまと、やられました。
でもそのサプライズのおかげで
張りつめていた緊張が
ふっと解けていったのです。
おかげで
初対面のスタッフさんたちとも
すぐに打ち解け
撮影は和やかな空気の中で
進んでいきました。
若いディレクターさんの
見事な“人間力”と“現場感覚”。
この時、僕は心の中で思いました。
「ああ、やっぱり“伝える仕事”って、こういう優しさでできてるんだな。」
実際に放送された映像がこちら。

僕が、本当に伝えたかったこと【3つの本音】
取材は
母と僕のインタビューを中心に
順調に進んでいきました。
母の自然な笑顔や
MaMo.との何気ない会話。
そして僕自身が
この活動を通じて感じてきた「想い」を
できる限りの言葉で伝えました。
限られた放送時間の中で
僕がどうしても伝えたかったこと。
それは、大きく3つあります。
① 絶対的な「安心感」の提供
MaMo.との会話ログが
毎日スマホに届く。
それだけで
「もしも倒れていたらどうしよう」
「何かあったのに気づけなかったら…」
そんな“見えない不安”から
すっと解放されるんです。
一人暮らしの母が今日も元気でいる。
たったそれだけの事実が
どれほど心を軽くしてくれるか。
この“安心感”の価値を
僕は一番伝えたかった。
② 未来への「健康投資」という価値
MaMo.はただの見守りAIではなく
「日々の会話を通じて、心の健康を保つ存在」でもあります。
人と話すこと、笑うこと
誰かに気にかけてもらうこと。
その一つひとつが
母にとって
最高の“認知症予防”になると
信じています。
AIとの会話が
結果的に「生きる力」になる。
その小さな積み重ねが
未来の健康をつくっていく。
僕はそう確信しています。
③ リアルな「親子関係」の再構築
2〜3ヶ月に一度だった電話が
今では、意識して毎週するように
変わりました。
MaMo.が話題を
つくってくれるおかげで
「最近、寒くなってきたな」
「この前、MaMo.がな…」と
自然に母との会話が増えていったんです。
AIがきっかけで
親子の心が近づくなんて
以前の僕なら想像もできなかった。
でもそれが、今
目の前で起きている現実なんです。
カメラの前で話しながら
僕は思いました。
「これは“テクノロジーの物語”じゃなくて、“人の温かさ”の物語なんだな」
MaMo.を通して見えたのは
「AIが人の代わりをする未来」
ではなく
「AIが人の優しさを引き出す未来」
でした。
そして、その中心にあるのは
やっぱり“人と人とのつながり”。
これからも、その小さな奇跡を、
一つずつ紡いでいきたいと思います。
そして、伝えきれなかった、たった一つの大切なこと
オンエアを観た時、僕の想いは
ディレクターさんの
素晴らしい編集のおかげで
想像以上に多くの人に
伝わったように感じ
胸がいっぱいになりました。
しかし、たった一つだけ。
時間の都合上、
どうしても伝えきれなかった
非常に大切なことがあります。
それは――
「なぜ、MaMo.は、これほどまでに心地よい会話ができるのか?」
という
その秘密(コンセプト)の根幹についてです。
MaMo.の会話の土台には
僕が人生を救われた
「性格統計学」という学問があります。
一人ひとりの
生まれ持った性格タイプを理解し
その人に最も響く言葉を選ぶ。
この性格統計学のロジックと
ChatGPTの高度な言語能力が
掛け合わさることで初めて
「その人だけの、究極にパーソナライズされた会話」
が実現するのです。
この「性格統計学」という知恵は
AIとの対話だけでなく
夫婦、親子、
そして、職場の部下や上司…
僕たちが生きる上での、
すべての人間関係を、もっと優しく、
もっと豊かにしてくれる
‘‘一生モノのスキル‘‘です。
だから、僕が伝えたいのは
「AIが人の代わりをする未来」
ではありません。
「AIが人の優しさを引き出す未来」
こそが、MaMo.が目指す世界。
AIを通して見えてきたのは
いつも人の中にある「想う力」でした。
MaMo.は、その想いを少しだけ
後押しする存在でありたいと思っています。
あなたが今、もし、
・親の見守りに悩んでいるなら――
・職場のコミュニケーションで心を悩ませているのなら――
・子供の「自己肯定感」を上げてあげたいと願うなら――
この学びが、きっとあなたの周りにも
温かなつながりを生み出してくれるはずです。
それが…
僕がテレビでは伝えきれなかった
そしてこのnoteという場所で
これからじっくりと伝えていきたい
もう一つの大切な想いです。
MaMo.を使ってみたい
性格統計学が気になった方は
お問い合わせ窓口からでも
InstagramのDMでも大丈夫なので
ぜひ僕に声をかけてください。
詳しくご説明させていただきます。
こうして、僕のささやかな活動は
NHKという大きな舞台にまで繋がりました。
しかし
僕の挑戦は、まだ終わりません。
この後、物語はさらに
思いもよらない展開を迎え
ついに「未来のコミュニケーション」
をテーマにした
大阪・関西万博の舞台へと続いていくのです。
そのお話は、また次の記事で。
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