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My Story|第一章「看護師の頃」 患者さんの健康を支えていた私が、自分の健康を後回しにしていた

滋賀県甲賀市 カイロ施術院Rootier(ルーティア)の、えりーなです😄

このnoteでは、私がこれまで歩んできた道と、
そこで出会った人や経験を通して、なぜ今「予防」や「心身の土台づくり」を伝えているのか、健康のために大事と思うことを綴っていきます。


『健康は幸せの土台』
屋号のRootierは、その想いが由来です。
Root…土台、根本
tier…階層、段階

土台から整えて根本から良くする
段階を経て健康への階段を登っていく
あらゆる階層、世代の方にアプローチしたい思いです。

いま一緒に活動している、
雄紀先生とこの屋号を考えました🌟
自分の伝えたい健康を伝えたく、
予防医学のカイロプラクティックの分野での活動を決めました。
幼児の娘の子育てもしています😄


看護師、保健師、そして現在はカイロプラクター。
一見すると、少し違う仕事に見えるかもしれません。
でも私の中では、ずっと変わらない想いがあります。

「大切な人に、できるだけ元気でいてほしい」
そして、
「病気になってからではなく、もっと前から自分の身体を大切にしてほしい」
という想いです。

その原点の一つが、大学病院で看護師として働いていた頃の経験です。

私は、滋賀県東近江市生まれです。
中高生の頃から、人のお役に立てると思い、
医療職に憧れていました。

医大の看護学科を卒業後、実家を出て、
大学病院で看護師として働いていました。


手術を受ける方、抗がん剤治療を受ける方、
放射線治療を受ける方。
そして、病気と向き合いながら最期の時間を過ごされる方まで、さまざまな患者さんの看護を経験しました。


中でも、今でも忘れられない患者さんがいます。
まだ、50代で若い男性の方でした。

最初の出会いは、
膵臓ガンの手術目的で入院された時です。

術後は回復が早く、すぐに退院されましたが、
約半年後、ガンが進行し、再入院となり
再び担当させていただきました。

この前、元気に退院されたのに…。

最初は歩けていたのに、
みるみるうちに寝たきりになられました。
ガンの痛みのコントロールにも、医師と苦戦の日々でした。

看取りが近い時期になり、ある時、その方から、
「早く死なせてくれ」
と言われたことがあります。

その言葉を聞いたとき、
私は何とも言えない気持ちになりました。
痛みを抱え、苦しんでいるその方に対して、私にできることは何だろう。

声をかける。そばにいる。
状態を観察する。
痛み止めの副作用で呼吸の状態が落ちていないか?注意する。ラクな姿勢を考える。
その時の自分にできる看護をする。

できることを一つひとつ行うしかありませんでした。


それでも、目の前で苦しんでいる方を前にして、
「もっと何かできることはないのだろうか」
という、もどかしさが残りました。

そして私は、「生きるって何だろう」
と考えるようになりました。

ただ命があることだけが「生きる」ということなのだろうか。

自分らしく過ごせること。
大切な人と笑えること。
自分の身体で、
自分のやりたいことができること。
そんな日々が、どれだけ大切なことなのだろう。
その方との関わりは、
今でも私の心に残っています。

まだまだ、生きたかったはずだし、
やりたいこともあったはずです。

患者さんは最期、意識が朦朧とされていました。
私が夜勤の時に、看取ることができました。
たまたまなのか、運命なのか、
私の勤務のときでした。
仕事中には泣けない。
その場では涙を堪えたのを覚えています。


もちろん、病気や治療による苦痛を
すべて防ぐことができるわけではありません。
でも看護師として、医療の力の大切さもたくさん学びました。

だからこそ私は、「病気になってからどうするか」だけではなく、「病気になる前に何ができるのか」にも目を向けるようになりました。

患者さんの状態を観察し、必要なケアを行う。
毎日目の前の患者さんと向き合い、その時その時に必要なことを考える。
それが私の日常でした。

治療の影響で、ご飯が食べられない。
吐き気がする。
身体がだるくて動けない。
そんな方もたくさんいらっしゃいました。
中には、面会に来てくれる方がほとんどいない方もいました。

身体のつらさだけではなく、
きっと心細さや不安もあるんだろうな。
少しでもラクに過ごしてもらうにはどうしたらいいだろう。
今、この方が必要としていることは何だろう。

私はいつも、できるだけ患者さんの目線に立って考えることを大切にしていました。

同じ病気、同じ治療であっても、
つらさや不安は一人ひとり違う。
認知症の方や、術後せん妄が起きている方、
精神的な疾患を抱えている方と関わることもありました。

こちらの伝えたいことがうまく伝わらない。
何を求めているのか、すぐには分からない。
コミュニケーションの難しさに悩むこともありました。

それでも、どうしたらこの方に安心してもらえるだろう。
どうしたら少しでも気持ちを汲み取れるだろう。

言葉だけではなく、表情や声のトーン、仕草、
その方の普段の様子。
いろいろなところに目を向けながら、
その人を知ろうとすることを大切にしていました。

「病気」だけを見るのではなく、
目の前にいる一人の人を見る。
生きてきた背景も含めて。

それは、看護師として働く中で私が大切にしてきたことの一つです。

でも――。
そんな毎日を送っていた私は、
自分自身のことは後回しになっていました。

病棟業務に追われ、夜勤もこなす。
生活リズムは不規則。
急変や緊急入院、緊急手術の対応、後輩ナースのサポートも。
残業も多く、定時を超えても患者さんの記録作業に入れないことも。

8時台〜21時までの長日勤の日も始まり、
クタクタな日々。
忙しいと、ゆっくり食事をとる時間も
なかなかありませんでした。

病院の中にはコンビニがあり、そこで食べるものを買って、食事を済ませることもありました。
レトルトカレーとご飯だけ、持っていくことも。
日々勉強で、目の前の仕事で精一杯。

患者さんのことを考えることに一生懸命で、
家事もうまくできず。
自分の身体や生活習慣をじっくり考える余裕や
意識なんて、当時の私にはありませんでした。

でも、倒れずに仕事ができていたし、
まだ大丈夫と思っていました。


今振り返ると、
「人の健康を支える仕事をしている自分自身が、自分の健康を後回しにしていたんだな」
と思います。

患者さんと向き合う中で感じていた、
「もっと早く、みんなが自分の身体を大切にできたら」
という思い。

そして、自分自身の生活を振り返ったときに感じた、
「私自身も、もっと身体を大切にしなくてはいけない」
という気づき。

この2つが、少しずつ私の中で重なっていきました。

病気になってからではなく。
痛くなってからではなく。
元気に動けている「今」から、
自分の身体に目を向ける。


その考えは、看護師としての経験だけでなく、
その後の私自身の人生や色んな経験を通して、
少しずつ形を変えていくことになります。

そして私は、やがて「予防」という言葉を、
もっと深く考えるようになっていきました。

(次に続く)

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