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HSPの私が作業療法士について語る。

次は何を投稿しようかと、考えていた時に、
ふと、思いついたのが、自分の本業の事についてでした。

私はリハビリの作業療法士を20年弱させて頂いています。


作業療法士・・・・


歌手=歌を歌う仕事
事務=お金の管理をする仕事
看護師=患者の病気を治すお手伝いをする人

上記の職業は、説明がなくても、イメージだけでこんな仕事なんだと
分かりますよね。

では、作業療法士ってどんな仕事なの?
と尋ねられると、分かりやすく説明できるかなー??(汗)


作業療法士の定義というものはもちろん、あります。

作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。

日本作業療法士協会 

どうでしょうか?この定義だけでは理解する事は難しくないでしょうか??

作業療法の目的は、健康と幸福になる為のお手伝いをする事

作業療法の作業とは。その人にとって目的や価値がある事を指します


まとめると、、、

その人にとって目的や価値がある生き方が、病気等の理由で
遂行する事が難しくなった方々を

もう一度、目的や価値がある生き方に戻れるようなお手伝いを
させて頂き、

そして、「あー。病気になって色々大変だったけど
なんだかんだ言っても幸せな人生だな」と
感じてもらう事が私達のゴールになります。


詳しく説明ても、え??それって、難しくない??とやっぱり感じますよね((笑))


その人の目的や価値は人それぞれですよね。

むしろ、自分の生きる目的や価値観なんて考えた事ない方の方が
多いのではないのでしょうか?

何も考えていない。という訳ではないのです。

日々無意識に、自分にとって必要な作業を行っており、
好きな事・嫌いな事。
やるべき事・しなくていい事。

を無意識に私達は取捨選択しています。


「今日は、朝から天気が良いから、洗濯しようかな」
「その後は、子供と散歩して、シャボン玉であそうぼう」
「夕食作るのはめんどうだから、夜は外食かな」

このような考えは、あたりまえのように日々考えていますよね。

しかし、ある日を境にして病気になり、今まであたりまえのように送っていた日常が、急に出来なくなったらどうですか??

かなり、混乱してしまいまうと思いませんか?

私の人生終わってしまった。お終いだ。と感じてしまうかもしれません。

手も足も動いて、日々の生活を満足に過ごせている私達でも、
気持ちが落ち込み、辛い・悲しいという気持ちになりますよね。

それが、病気で体も思うように動かなくなった時の絶望は
想像を絶すると思います。


そのような方々に対して、
無意識下にある、元気だった頃の価値観や目的を会話を通して
聞かせて頂き、

「私は、こんな生活をしていたんだ」
「私は、こういった楽しみがまたやりたいんだ」
という風に一緒に思い出して、その人自身の生活を
最初から組み立てていく作業を共同して行っていきます。

そして、今の身体の状態に合わせて、その価値観や目的の
本質は変えず。形を変えていくことで、どうすれば、実現可能になるのか、
考えていきます。


例えば、、、

不慮の事故で、自分で歩く事ができなくなった女性がいるとします。

そういう方が、リハビリに来て最初に言われるのが、
「元気な頃のように歩けるようになりたいです」

しかし、歩けるようになりたいの先には
何があるのでしょうか??

価値観(かちかん、: sense of values[1])とは、何に価値があると認めるかに関する考え方[2]。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方[2]。ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断[3]

ウィキペディア

目的(もくてき、: τέλος, テロス、: goal)とは、成し遂げようとすることがら[1]。行為の目指すところ[1]

ウィキペディア

〇歩けるようになる
まず、歩けるようになる・・・は手段となります。

目的:歩けるようになって何がしたいか??
価値観:何をするかは、あなたにとってどのような価値がありますか?

私は、知識があるので、同じような歩けない状態になったら、
「歩けるようになったら、まず子供と一緒に公園に遊びに行きたい」
→目的
「子供と一緒に過ごす時間は私にとってほっとする安らぎの時間だから」
→価値観

とスムーズに答える事が出来ると思います。
それは、作業療法士といった職業で知識がある為、言える事です。

歩けるようになったらどうしたいですか?

と尋ねると、障害を受容しきれてない場合は、
「そういう事は、歩けるようになってから考える。」

障害をある程度受け入れて、一人では何も出来ない状態が
続くと、
「私は何も出来ないから、このままでいいわ」

と言われる事があります。

しかし、病気の内容にもよりますが、年齢を重ねる毎に以前と同じように
戻る人は、少ない印象があります。

ここだけを聞くと、悲しい印象になりますが、

歩行器や杖等の補助具を使って歩けるようになる事も出来ますし、
車椅子に乗れば行きたいやりたい事も人の助けは居る場面もある
かもしれませんが、少しでも出来る事は増えてきます。


環境を変えたり、整えたりする事で、以前の行っていた事に
より近い形になるかもしれませんし、大きな病気を乗り越えた先には
以前よりも違った幸せの形があるかもしれません。


環境を変える手段はたくさんありますが、根本的にそこには、
その歩けなくなった人の目的や価値観が大前提となってきます。


では、再度尋ねますが、

この女性は歩けるようになる事によって
どういった生活を過ごしたいのでしょうか??


その人らしい生活を送れるように支援する為に、
私達、作業療法士が知っておくべき事は、

〇人には、多種多様な生活があり、文化や年齢・性別等色々な場面で
 生活様式は変わってきて、それに合わせて目的や価値観も
 変化する事を知る必要がある。

〇どういう風に話を傾聴する事で、その人自身の価値観や
 目的を引き出しやすいのかを知る必要がある。

〇聞き出した価値観や目的をクライアントの身体状態に合わせて
 遂行しやすいように環境面で調整する必要がある。
 どのような環境面を調整する手段があるか知っておく。

以上に書いたような事にたいして、行う事が
作業療法士としての仕事だと、個人的には考えています。

しかし、
急性期・回復期・維持期・終末期・・・
小児・精神・高齢者・・・
等関わる人により、少し関わり方は変わってくるとは思います。


今は、私は、高齢者の方(終末期に近い)に対してリハビリを行っており、
100歳を超える方もいらっしゃいます。

その方々に対する作業療法の在り方は、今回説明した内容とは
また、考え方が変わってくるのかなと感じています。

それは、次の機会にお話しできればと思います。

今回は、HSPではなく、私個人の作業療法士とは・・・
についてお話させて頂きました。

作業療法士は人がどうやって日々その人らしく過ごしていくのか
を追求していく仕事だと思っています。

今回は、病気の人について書きましたが、
体が元気で障害がない、私達でも、日々自分らしく心地よく生きれて
いるのか?と言われると、疑念を抱きます。

特に、HSPさんは、素晴らしい能力を持っているにも関わらず、
生きずらさを感じやすいと思います。

私自身のスローガン的なものは。。。
HSPの方が心地よい日々をご自身の力で創り上げていけるように。

です。

これらは、作業療法士の考えととても共通している部分が多いと感じて
います。

作業療法士の考え方を活かして、HSP・繊細さんの方々のお役に立てればと
考えています。


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