東京科学大、医学部医学科への「進振り」始めるってよ?!
医学部受験「界隈」(そんなものが存在するのかは不明だが)で、今ある発表が波紋を広げている。
【東京科学大】
— 個別指導塾プライム (@KobetsuPrime) December 16, 2025
東京科学大(旧医科歯科)でも2028年から、医学部医学科の後期試験が廃止になりました。
国公立医学部後期試験の廃止は止まりません😢 pic.twitter.com/F6SfTVLVC4
東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)医学部の後期日程廃止。
— アオシマ@医学部受験の青島塾 (@aoshimajuku) December 17, 2025
これにより
・前期理三→医科歯科(科学大)の流れがなくなる
・理三を避けて医科歯科(科学大)前期を受ける受験生が増える
ことが考えられます。…
東京科学大の医学部が後期試験を廃止するという。公式ページはこちら。
令和 10(2028)年度東京科学大学入学者選抜における変更について(予告) (第3報)
東大理3に落ちた受験生が殺到することで知られる難関の後期試験。この廃止は上の投稿にあるように、超上位の受験者層の動向に影響を与えるだろう。
ただ、今回のテーマはそれではない。これと同時に発表された情報が、おや、これは!と思わされたからだ。
医学科では、 2026年度に理工学系へ入学する学士課程学生を対象に、
「医工連携人材養成コース」を設置します。
本コースでは、本学の理工学系のいずれかの学院を3年間で早期卒業し、選抜された学生が医学科の2年次に編入します。
「理学または工学」と「医学」の2つの学位を合計8年間の学士課程で取得し、医工連携のリーダーを目指します。
実はこの情報、山内太地氏の動画で知った。
山内氏が言われているように、4年次で卒業後ならば、名古屋大医学部の学士編入でも、名古屋大の理学部の修了者を2名、学部長推薦で受け入れいている。
科学大は定員10名と無視できない数だ。三年で早期終了だから、学士号を持つ。
さらに公式プレスリリースからの引用を続けよう。
【設置目的】
・今後社会に新たな価値を創出する医工連携人材を養成する。
・基礎研究と臨床への橋渡し研究や理工学との学際的教育プログラムを目指す。
【コース概要】
募集人員:医学部医学科:10名
対象者 :東京科学大学理工学系の対象の学院に在籍している学生から選抜する。
対象学院:全学院(理学院、工学院、物質理工学院、情報理工学院、生命理工学院、環境・社会理工学院)
開始時期:2026年度入学生から対象とする。
・3年次早期卒業後、医学部医学科の2年次に編入学する。(理工学系3年間、医学科5年間の計8年間(最短)在籍することとなる)
・3年次早期卒業の見込みがあることが出願の条件となる。本学在籍中の学業成績、面接等によって選抜を行う。
・「理学または工学」と「医学」の2つの学位が取得できる。
理3落ちが集う後期試験を廃止し、その定員をこのあらたなコースに回す意味は何か。
一つは、後期試験組はいわゆる「理3病」を発症しやすく、仮面浪人をしてしまったり、コンプレックスを抱いてしまったりと、大学にとってプラスになっていないという認識があったのかもしれない。
もう一つは、医師免許を持った医学研究者、いわゆるMD-PhDの減少をなんとかしたいという思いがあるからだろう。
ここ四半世紀、各大学は「絶滅危惧種」と呼ばれるMD-PhDをなんとかしようといろいろな手を打ってきた。
私が学士編入で入ったのも、研究歴のある人たちを対象にした学士編入コースだった。
しかし、結局研究者になったのはわずか。私も含めてかもしれないが、歳をとってから成功確率が千三つと呼ばれる専業の研究者で生きていくのは辛いとなってしまうのは分かる。朝ドラのテーマソングではないが、「生活しなきゃと座ったり」するし。
これはあまり効果がないと、多くの大学では、医学生を途中で大学院に入れて研究させ、学位を取らせたのちに医学部に戻し医師免許を取る、いわゆるPhD-MDコースを設けるようになった。東京科学大にもある。
とはいえ、このコースも、定員割れに苦しんでいると聞く。
専門医制度のなかにも、研究医コースがある。

だが、残念ながらこのコースも参加者が少ないことが問題となっている。
まあ、八方塞がりだ。
こうしたなかの東京科学大の新たなコース誕生。果たしてこれはあらたなスタイルの研究医養成コースとなるのか。または医学部以外から医師になる新たな道となるのか。
おりしも国際卓越大に認定されることが決まった東京科学大。
有料部分では、深堀りしてみたい。一つのヒントになるのは、東大の進学振り分けだ。
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