貴様は何を差し出して そう言っているのか
「こうしたらいいと思うんです」
この仕事をしていると、
本当にたくさん言われる。
でも、そのたびに思う。
じゃあ、
あなたは何を差し出すの、と。
牛を飼うというのは、
きれいなアイデアで動く仕事じゃない。
お金も、
時間も、
労力も、
人も、
そして責任も、
ぜんぶ、こちらが背負う。
うまくいかなかった時に
「やっぱりね~」と言われるのも、
最後に矢面に立つのも、
こちら側の人間だ。
「それ、私もいいと思ってました」
「それ、そうなるって予想してました」
っていう言葉は、
やったあとなら、いくらでも言える。
でも、
思いつくことと、
形にすることのあいだには、
天と地ほどの差がある。
形にするっていうのは、
差し出すっていうことだ。
自分の時間を。
自分のお金を。
自分の評判を。
自分の失敗の責任を。
口だけの「想い」は、
現場では、何も生まない。
だから私は、
いつも自分にも問い続けている。
「私は、何を差し出しているか?」
「まだ、差し出せるものはないか?」
道は、
こういう人間の足跡でしか
できないのだと思う。
道がないなら、作れ。
足跡が道になるまで。
もしこの文章を読んでいる方で何かに挑戦しようとしている人がいたら
大きな声で言いたい
何も差し出さない外野の声は無視すればいい
自分が何かを差し出して手に入れたものは、例え失敗しても財産だ
胸を張って進め!!!
—— 遠藤 恭子(獣医師/いただきますコンシェルジュ)
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