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noteを始めたら、信じられない出会いと経験が待っていた

このたび、月と文社さんより出版される予定の本に、インタビューの形で携わらせていただきました。人生でこんなことが起こるとは。noteを始めた頃は想像すらしていませんでした。


夏の初め頃、note事務局から届いた一通のお問い合わせメール。月と文社の藤川さんからだった。私の書いたnote記事のいくつかを読んで興味を持ってくださったとのこと。「演じる」というテーマのインタビュー集に協力してもらえないかとの依頼。


▼きっかけとなった記事はこちら


私は家族というものに対してコンプレックスを抱え続けている。今も払拭できない思いを抱えて毎日を生きるためには、演じずにはいられない。そんな葛藤を言葉にした。

これはとある宗教を信じる母に育てられたことが大きく影響している。noteを始めてからずっと自分と向き合いながら思いを言葉にしてきた。切っても切り離せないその過去については、経験のひとつとして所々で触れてきた。藤川さんはそれを拾ってくださったのだった。

掘り下げて書いてこなかったこの経験。正直、お話させていただくかものすごく迷った。今の自分にとっては深掘りしたいテーマではないと思っていたからだ。

人の数だけ家族があって、皆さんさまざまな思いを抱えて生きてきたはずで。自分の環境もその数あるストーリーのひとつでしかない。

大事なのは今私がつまずいていること。過去の自分が選んできた今の自分を好きになれないこと。それをどうにかしてほどきたい。ならば、やっぱり過去を受け入れるしかないのか。

私、自分の過去や家族について、誰にも本音で話さないんですね。恥ずかしいと今でも思ってるし、毎日何食わぬ顔して生きてる。だから苦しくなるんだと思う。その顔も生きていくためのものだけど、本当はちゃんと心から肯定できるようになりたい。せめて否定せずに生きていきたい。


今回「演じる」というテーマに沿ったインタビューの形でなら、言葉として残せるかもしれないとお受けすることを決めた。

それに、”普通の人の普遍的な感覚を届けたい”という思いで、日常に寄り添う本づくりをしている藤川さんだからこそと思ったのも大きい。

実際にインタビュー当日にお会いしたときも、日経WOMAN編集長をやられていたというすごい方なのに飾らない雰囲気の素敵な人であった。穏やかに話を聞いてくださり、終始落ち着いて話すことができた。(到着まではドッキリだったらどうしようとか色々妄想して死ぬほど緊張したけど)

働く女子?としては毎月必ず目を通している日経WOMAN!しかも以前買った同誌のムック本の背表紙にも藤川さんの名前が!こここのようなお方と、地方の片田舎に住む私が出会うことなんて、一生にあるかないかだろう。

インタビューから数ヶ月。原稿を目にしてやっとあれは夢ではなかったのだなと実感した。しかし活字となった過去と現在に向き合い心の内を言葉にするのは想像以上にむずかしく、何度も修正をお願いした。それでも真摯に対応してくださったこと。本当に貴重な経験をさせていただいたこと。藤川さんには感謝しかない。

と同時にこうも思っている。良いことばかりではないだろうと。自分の人生をさらすことを良く思わない人もいるだろうし、(私の場合)すべての人に受け入れられる内容でもない。なんせ、重い。これで良かったのかもわからない。こんな人なのかと、もしかしたら引かれてしまうかもしれない。そう思うとこわい。


ただただ私は自分の経験を世にさらした責任を忘れず、これからも自分の言葉で書いていくしかない。それでもあわよくば、親子関係、家族関係で悩んでいるどなたかの励みに1mmでもなれたら幸いだと思っているのです。


「ちゃんとした大人を演じる」「頼れる上司を演じる」「いい子を演じる」--私たちは日々、なんらかの役割やキャラクターを演じています。

本書は、「陰キャ」「良き母」「サラリーマン」「アイドル」「できる人」「道化」…などを演じてきたという自覚を持つ8人の人生を紐解くインタビュー集です。演じることで感じた違和感や苦しみ、得られたもの…。赤裸々な語りは、個人的な物語であり、今を生きる私たちが共有している物語でもあります。

何かを演じて生きることの意味を考えながら、「どんな自分でありたいか」を自問自答できる一冊。「今日も演じちゃったなあ」と感じた夜に、その苦みや甘さをかみしめながらページをめくってみてください。

今日も演じてます/商品説明文より


月と文社さん、今週末の文学フリマ東京にも出店されるとのことですので、行かれる方は是非。私も近かったら行きたかったです。









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