見出し画像

体育会系合気道⑯ーもののふの集まりー

前回こちら↓

 先日、平木先生のご厚情をちゃんと気づいてキャッチしたわたしは、それをしっかり受け取って、合気道演武会の横浜エリアの会に参加した。

 同じく合気道を習っている主人は、ここのところの参加がスムーズにいっていないのもあり、様子をみて不参加ということにした。

 前回も、主人は(級査定・昇段テストのときも)さんざん参加不参加でまわりを振り回してしまったのだから、これ以上は、あまりよいことではない。

 現在、仕事でまったく合気道のことに頭がまわらないような主人だが、しっかり予定通り出られるときに出たほうがいいと判断した。今度、ドタキャンしたら、もう面目立たない。

 横浜のなかほどにある住宅街の真んなかの中学校の演武会会場に向かうと、古風な格闘技場の入り口で、去年顔見知りになった同じ合気道の流派の方々に会う。
「あ、こんにちは!」
「こんにちはぁ!」
合気道の方々は、どこかフレンドリーだ。

 わたしは、動画で見直した帯の締め方をしっかりとし、準備運動をした。
 演武はしないが、最後に皆んなで練習会がある。
 面倒見のいい赤井さんが、早速いう。
「首回り、柔軟体操したほうがいいてすよ?」
 赤井さんは、なにか強いクスリを飲んでいるようで、ろれつは回らないが、三段の腕前。合気道の腕が物凄くいい。
 教え方もポイントを掴んでいて覚えやすい。普段は、細かいところにこだわるが、教えるときにそれが活きるのだろう。そのこだわりが、周りにうるさいときもあるが、いいほうに働くときもある。天才なのか、そうでないのか。

 上川さんと藤川さんが、組み練習をしている。

 我らが平木先生は、演武披露の大トリを務める。どんな演武になるか、わたしは早くみたかった。

 合気道養神館の開祖である塩田剛三先生のご子息、塩田泰久先生が、現れた。
 落ち着いた、堂々たる佇まいで、小柄で痩せ身な老体ながらスキがない。

 典型的な武道士にみえるカトウさん(このひとは、級査定のときにわたしの腕をポキっとやった……骨は折れてないが)、そして、以前懇親会のときに席の前に座られて、いろいろ話してくださったカナダさん。皆さんすごいひと(師範代)なのに、偉ぶっていない。どこか、物腰柔らかで腰が低い。ふんぞり返っていない。

 そして、演武会が、始まった。


©️2026.6.17.山田えみこ

つづき↓


いいなと思ったら応援しよう!