【心震える本】東野圭吾『白夜行』を薦めるか、薦めないかーそれが問題だ
※作者名は敬称略とさせていただきます
※核心的なネタバレは避けますが、『白夜行』の内容にかなり触れますので、未読の方はご注意ください
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辛いかもしれない、でも感動するかもしれない
東野圭吾『白夜行』を人に薦めるか、薦めないか――それが問題だ。
なんて、笑われそうだけど。
秋になるとこの小説を思い出し、そんなことを考えます。
日に日に雪の気配が近づくからなのか。
東野圭吾がいつもどこかで話題になっているからなのか。
聞かれてもいないのに悩んでしまう。私にとって最高の東野作品――『白夜行』を気軽に人に薦めるか、薦めないか。
読んだら辛いかもしれない。
でもすごく感動するかもしれない。
両方の理由を書いてみたいと思う。
秋の夜長にかまけてじっくりと。
今日は小説の世界に深く潜ります。

『白夜行』は深度がありすぎて少なくとも東野圭吾1冊目にはお勧めしない。溺れずに読めそうなものは他にいくらでもあるわけで…
暗い目をした少年と美しい少女
『白夜行』はこんな話。
1973年、大阪の廃墟ビルで殺人事件が起こります。
被害者は質屋を営む中年男性・桐原洋介。
鋭い刃物で刺されていました。
容疑者は次々に浮かぶものの、結局事件は迷宮入りに。
刑事の笹垣潤三は、捜査の過程で出会った2人の小学5年生のことが気にかかります。
――被害者の息子・桐原亮司。手先の器用な、暗い目をした少年。
――容疑者の娘・西本雪穂。並外れて美しく、思慮深そうな少女。
大人に心を開かない、この2人の子どもが事件の「いち関係者」として存在していました。けれどこの時はそこまで。
笹垣は捜査を続けますが、「誰が質屋を殺したのか」「あの時なにがあったのか」の深部にはたどり着けないまま。
そうして小説はこの先、雪穂の中学時代、亮司の高校時代、雪穂の大学時代、亮司が始めた怪しげなビジネス、雪穂の結婚――などそれぞれの人生を追いかけていきます。
いくのですが――。
2人の周辺では、不可解な事件が次々と起こります。
これ、まさかーー?

(イメージ)
雪穂は何を思い、亮司は何をしていたのか
この小説の最大の特徴。
それは雪穂と亮司という「主人公2人の内面」が一切書かれないところです。
彼らはどの章でも登場人物のひとりとして淡々と描写されます。
周囲の人間の目線で「雪穂はこんな人」とか「亮司がこう言った」とつづられるのみ。
けれど読み手は、だんだん背筋が寒くなっていくのです。
この時、雪穂はどう思ってたんだろう?
これ、亮司が関係してる?
もしかして2人、どこかのタイミングで会っているんじゃない?
だとしたら、この事件は――。
こうした想像が働くようになると、ページをめくる手がもう止まりません。
「読んでみて!」と気軽には言えない重量感
なんと言ってもこの小説は長いです。
手元の文庫で854ページ。厚みを計ったら約3.5センチ。
うちのキッチンスケールで量ったら、重さ448g(笑)。
上下巻に分冊もできたろうけど、していないのがむしろいい。どっしり、どっぷり一気に読むのがこの内容には合っています。
で、さっきも書いたようにすごいのはこの話、「2人は何を考え、どう行動していたか」を読み手に徹底的に想像させるんです。というか、せずにはいられない。
だから「書かれていない部分」を想像すると(読み手の頭の中で)たっぷりもう1冊分の小説ができあがるような感覚です。
だから思う。854ページの小説だけど、1700ページ分あるんじゃないかーーい、と。そのくらい濃密な内容です。
もしや「失われた対の1冊」がどこかにあるのでは?と思うくらい。
どこかにありそうな「対の1冊」とはーー
たとえるなら江國香織・辻仁成 著の恋愛小説『冷静と情熱のあいだ』のRossoと Blu 。
あるいは阿部智里の八咫烏シリーズ第1巻『烏に単は似合わない』と2巻『烏は主を選ばない』の関係。
そんなふうに 「同時進行/別視点」の物語が、この世のどこかに存在するのではないかと。
そんなことまで考えて(妄想して)しまうくらい奥行きのある世界観なんです。
読書慣れしてないと「どこに着地する話?」となるかも
でもすごいのはそれだけじゃない。
だって内面が描かれないにも関わらず、全編を通して2人の冷徹さと青い炎を常に感じるんです。なんかずっと、いないのに、いる2人ーーみたいな。今そこにある冷徹。
だから最高にサスペンスフル。でもいろんなタイプの小説を読み慣れていない人は「誰に感情移入したらいい?」「どこに着地する話?」となりかねないわけで。
そこで、「重めの小説を読み慣れていない友人に薦めるとしたら、事前にこう伝えるぞ!」というのを考えてみたんです(誰にも聞かれてないけど)。
これくらいは前置きで言っておこう!
たとえばこんな感じです。
「まず、サスペンスミステリは好き? 重厚な人間ドラマは大丈夫?
上下巻くらいのボリュームあるやつ平気?
これ主人公2人の感情がまったく描かれなくて――うんうん最後までね。周囲の人や刑事・笹垣さんの内面はよく書かれてるけど、2人については想像するだけなの。
いやそこが面白いのさ。
で、後半から笹垣さんの捜査でだんだん事件の全貌が明かになっていくわけ――そこが山場なんだけどそこまで読める? 読んでほしいなぁ。
もうね、いろいろ繋がるとウワーーッ!ってなるから。
あとけっこう性描写があるから、苦手だったら難しいかも。それは言っておく。あと、けっこう残酷な犯罪も描かれる。
――後味? 良くはない。はっきり言って辛いかも。これ結局、ある人間が歩んだ壮絶な人生の話だからね・・・」
うん、このくらいは前置きで言っておこう。それが大丈夫な人のための小説だと思うから。

亮司も同じ本を読んでいたことが後でわかります。
好きな人と同じ本を読みたい気持ちは分かるなぁ
どうしようもなく、こうにしかならなかった人間の話
かなり重い話。なのになぜそんなに薦めたいのか、と問われれば。
ーー感動したから。
という以外にはなく。
初読から20年以上、心から離れない。東野圭吾ほどのベストセラー作家において、最高傑作だと個人的には思うから。
心を壊された人間と、暗い迷路に追いやられた人間の話。
それが『白夜行』。
その悲しみを、小説の構造として「突き放して」書くことで際立たせている。そこに鳥肌が立つから。
起こった出来事だけを見れば、雪穂は稀代の悪女で、亮司は凶悪犯かもしれない。もちろん許されないことをしている。でも。
幸せになりたかっただけなんだろうな。
子ども時代に奪われたものを取り戻したかっただけなんだろうなーーと感じてしまう。
どうしようもなく、こうにしかならなかった人間の話です。
さて、2人にどんな結末が訪れるのでしょう。

だから寒くなると思い出してしまうのかも
すごい余韻が続くよどこまでも
最後の場面をこのところ毎晩のように読み返している。そのたびに「あぁ!」とため息をつきながら本を抱きしめ「・・・すごい」と余韻に浸る。横で見ている娘は「またか」と苦笑いする(大人になったら読んでね)。
ちなみに私のなかで「ラスト3行の余韻が凄いミステリベスト3」は、この『白夜行』、島田荘司『異邦の騎士』、宮部みゆき『火車』なのだけど、順位はつけられない。
どれも再読のたびに「あぁ!」となる。そのくらい(ちょい重めの)ミステリ好きの心をくすぐるラストなのです。
壮絶な人生に小説が寄り添ってくれる気がするから
話を戻して。
悲しいのに感動するのは、「小説が悲しみに寄り添ってくれる」からなんだろうと最近は思います。この世の理不尽を一緒に嘆いてくれるから。
『白夜行』に限らずですね。
この発想は本当にいろんな本で読みました。
特に「小説とは何か」みたいなものに言及している文章を読むと、けっこうこの話は出てきます(今度ゆっくり書けたらいいな)。
そしてまた、『白夜行』の本質はラブストーリーだと感じています。だから好きなのかもしれない。こんな苦しい愛し方をほかに知らないから。
「お互いしかいなかった」2人の話なんですよね。
愛しているのに太陽の下では会えなかった。
降っても降っても地面で消える都会の雪みたいに、一瞬は美しいけど命を燃やすタイミングすら失った2人の話です。

受賞を逃した理由ーーそれこそが
ところでこの『白夜行』は、直木賞にノミネートされたものの受賞を逃しています。
もちろん賞がすべてじゃないし、個人的にはそこまで興味がない。
けれど、ある時この作品の直木賞の選評(いわば落選理由)をたまたま読んだことがあり、ちょっとびっくりしたんです。
ものすごーーくざっくり言うと
(1)主人公の内面が描かれていない。もう少し内面に切り込んでほしい
(2)登場人物たちが物語にとって都合よく動かされ過ぎ
(3)後味が悪い
・・・みたいに言われてて。
そもそも直木賞ってミステリに特化した賞じゃないし、プロの選考委員の方々に文句を言うつもりはまったくありません。好みが分かれる作品なのも重々承知。ただ、いちファンとして感じたのは、
(1) はこの作品の魅力そのもの
(2) は、ミステリって大体そういうものじゃないかと
(3) は、だからいいのよ
――と(すみません)。あくまで素人の感想でございます。
(1)(3)についてはもう書いたのでいいとして、ここで触れたいのは(2)。
推理小説って、ある意味「犯罪者が犯罪にとりあえず成功(?)した件」ですよね。そういうエンタメなんで。
特に完全犯罪を書いたものって、「実際はそんな都合よくいかないけど100回やって99回は失敗し、奇跡的に破綻がなかった残りの1回」のケースを文章化したものーーーと私は思っていて。
クリスティーの名作も、『オリエント急行殺人事件』とか『ナイルに死す』とか、あんな綱渡りの犯罪はふつう無理です(笑)。
だから昔よく父が2時間ドラマを観て「そんなうまくいくわけねぇだろう、なぁ?」と話しかけてくるたびに「だ~か~ら~!」と上記のことを説明していたわけなんだけど。
(そういえば『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』でも、【完全犯罪成し遂げ中】の犯人が「やることが多すぎる!」と苦悩していますよね・・・ははは)。
――そんなわけで、別に賞にこだわるわけではないけれど、私は上記の理由こそが『白夜行』を傑作たらしめている柱の要素だと思っているのです。
(実は知らなかったのですが、いろいろ調べていると、この直木賞の話ってけっこう有名なんですね・・・)
あのドラマ凄かったよね…映像作品について
2006年TBSのテレビドラマ『白夜行』は私も大好きです。
かなりアレンジされているので原作のコアファンにとっては複雑な部分もあるかもしれないけれど、「もうひとつの白夜行」と私は思っています。
原作に反して「2人の内面」を徹底的に描いたのがドラマ版。
これって今にして思えば、さきほど書いた「失われたもう1冊の白夜行」をドラマ化したような感じかも。
ミステリというより人間ドラマとして濃厚でした。
役者さんたち皆よかったけれど、印象的だったのは武田鉄也さん演じる刑事・笹垣潤三。
この人に、最後は亮司に対する「情」をもたせたところが印象的で。最終回の亮司との対峙シーンは何度見てもグッとくる。
個人的には『金八先生』に次ぐ武田鉄也さんの代表作だと思っています。
韓国と日本の映画版がドラマに影響を受けたかも?な部分
で、興味深いのがこのあと製作された韓国版の映画『白夜行 ー白い闇の中を歩くー』(2009年)と日本版の映画『白夜行』(2011年)。
それぞれ特徴や良さがありますが、どちらも「刑事が亮司(にあたる人物)に対して父親的な情をかける」ことで感動が増しています。
これ、テレビドラマ版の影響もあるかもしれないなぁと(もちろん映像化するうえで珍しくない演出ではありますが)。
原作ではなく、「最初に映像化された作品」の良かった点が後の映像作品に影響を及ぼすーーこれ、個人的には「『砂の器』現象」と呼んでいます(笑)。
日本映画屈指の名作『砂の器』(1974年)は、ラストの約40分間がオーケストラのシーン。後の映像作品も当たり前のようにオーケストラの演奏が描かれますが、松本清張の原作にはまったくないシーンなんですよね。

ドラマでは司書役の余貴美子さんが印象的でしたね。あと、西田尚美さん演じる栗原典子の
「自分のことを知っていてくれる相手は殺せない」
みたいなセリフも良かった。いずれもドラマ版の魅力です
社会派ミステリ名作の共通点!世界一悲しい「知らない」を知っていますか?
ちょっと脱線しますが、そんなわけで最近は『白夜行』を再読しているとなぜか『砂の器』を思い出してしまいます。
ぜんぜん違う話ですけどね!
でも日本の優れた社会派ミステリが「松本清張っぽくなる」のはある意味当然かもしれません。
ちなみに私にとって東野作品のナンバー2は『祈りの幕が下りる時』なんですが、これも『砂の器』や『白夜行』と共通点があって、
・過去を隠して社会的成功をおさめようとする人物
・人間くさく善良な刑事の執念の捜査
・結局は悲しい親子の物語でもある
ーーという部分かと。
余談を重ねますが、
特に『白夜行』と映画『砂の器』には、ある人がある人のことを「知りません」みたいに言う場面があります。
どことは言いません。
でも、世界一悲しい「知りません」ですよね・・・。
わかる方は「わかるわかる!」と首をぶんぶん振ってくださいね(涙)。
ただやっぱり文章の謎解きが一番面白い!
それでもやっぱり小説がいちばん面白い。「謎解きに至った思考のプロセス」をじっくり読めるから。映像ではどうしても完全に掬い上げることのできない要素がこれです。
『白夜行』の謎は犯人探しでも、驚愕のトリックでもありません。
「犯人」はおおかた予想がつく。
最初の質屋殺しはともかく、その後の事件は「誰がどうやったか」も大体わかる。
でも、「なぜそこまでする必要があるのか」がわからない。
すべてにおいてぼんやりしていて、焦点が合わないんです。
パズルのピースが埋まる…後半のゾクゾク感
それが後半。抜け落ちていたパズルのピースがひょんなことから埋まり、笹垣の捜査と推理が実を結んでいくーー。
事件の真相を笹垣がある人物に語り始める後半の場面。ゾクゾクします。
「(前略)今日はすべてを話していただけるんでしょうね。その十九年の長い物語を」
「ええ、もちろん今日はそのために伺わせてもらったようなもんです」笹垣は煙草に火をつけた。(中略)
「・・・とまあ、ここまでが質屋殺しの概略です」笹垣はコーヒーを飲んだ。それはすっかりぬるくなっていた。
「そのまま迷宮入りしたわけですか」
「まあ、いきなりそこまでは行きませんけど(中略)迷宮入りも時間の問題という雰囲気はありました」
「でも笹垣さんは諦めなかった」
「いや、正直なところ、半分諦めてました」
コーヒーカップを置き、笹垣は話の続きを始めた。
――いやもうね! ここから先は秘密です。
文章で読むミステリは面白いです。
私が人に「これだ!」と思う本を薦めたい理由はそれに尽きます。
そしてラスト近くの笹垣の、このくだり本当に好きです。
その後二人の間にどういう取り決めがなされたかはわからない。おそらく取り決めらしいものはなかっただろうと笹垣は想像している。彼等は自分たちの魂を守ろうとしているだけなのだ。その結果、雪穂は本当の姿を誰にも見せず、寮司は今も暗いダクトの中を徘徊している。
考えてみれば、直木賞を受賞した『容疑者Xの献身』も私の好きな『祈りの幕が下りる時』も、謎の特徴は『白夜行』と少し似ているかもしれません。
犯人はほぼわかっているーーのだけど、全体像がぼんやりしていて、「その人は何を隠したかったのか」が最後にわかる、という仕組み。
どんな話でも読者が「読みたい」と思うポイントに感動の焦点をきっちり合わせてくるところが、東野作品の凄みかもしれません。

ただ、守ってあげたかった、太陽の下にいてほしかったんでしょうね
東野作品の「神がかったバランス」とは?
最後にもうひとつだけ。
東野作品の魅力ですが、端的に言うと「〝落としどころ〟を書き切る巧さ」かなと感じます。
読み手・・・少なくとも私なら何をもって「あぁ読んだ!」と満足するか。それを作品ごとに考えてみるとーー。
『白夜行』なら悲劇的な結末になるであろうことは予想がつく。だからそれは仕方ない。でも「2人の覚悟」 は読みたい。そこを外さない痛切なラスト。
『容疑者Xの献身』なら、あのトリックを途中で見抜ける読者はそういない。だからそこは「ただ驚愕」してもいい。犯人の「心」にこそたくさんの読者が共感できるーーそのカタルシス。
私が好きな『祈りの幕が下りる時』なら、加賀恭一郎シリーズのクライマックスとして、事件の真相と加賀本人が抱いてきた「母への想い」が絶妙にリンクする。これが読みたかった!という納得感。
ほかの作品もそう。叙述トリックのような「仕掛けがメイン」の本格ミステリならば徹底的にそのインパクトを提供しつつ、ドラマ部分はあくまでさらりと(でも不足なく)印象的に入れてくる。
この神がかったバランス!
なぜできるのかわかりませんがーーそれが東野圭吾なのだと言うしかないですね・・・感服です。

悲劇に潜るか、今日はやめておくかーーそれが問題だ
さて。東野圭吾『白夜行』を人に薦めるか、薦めないか――それが問題。
分厚くて、悲しくて、報われなくて。
そんな小説は読みたくない人にはお薦めしない『白夜行』。
でも重厚感のあるミステリに深く潜ってみたい人。
小説が悲しみに寄り添ってくれるのかもしれないと思う人。
東野圭吾は好きだけどたまたまこれは読んでないーーという人には、お薦めします。
読後、素晴らしいオーケストラを聴き終えた時のように、心が一瞬シーンとなり、数秒後に感情のうねりがやってくるかもしれません。・・・ブラヴォ! なんてね。


「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから(後略)」というセリフは映像作品でも印象的に使われてます。それにしても東野圭吾ってタイトル付けの名人ですよね。『白夜行』じゃなかったらこんなに惹かれなかったかも(笑)。『容疑者Xの献身』『祈りの幕が下りる時』もすごい本質をついたタイトルです
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
素晴らしい読書体験がたくさんの人に訪れますように
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〈本データ〉
『白夜行』(著者 東野圭吾)
・単行本発売日:1999年8月
・文庫本発売日:2002年5月
※手元にあるのは文庫です(集英社文庫/税別1000円)
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