多様性教育|「みんな違っていい」の次に来るもの
職員室で聞こえる言葉
「あの子、そういう子だから」
職員室で、何気なく交わされる会話。
ちょっと嫌ですよね。
その子の可能性を消しているみたいで。
「多様性を大切にしよう」
「違いを認め合おう」
そんな言葉が、教育現場でも当たり前になりました。
でも、私は気づいています!
「多様性」という言葉が、新しいレッテルを生んでいることに。
「そういう子だから」で片付けられる子どもたち
「あの子、発達障害だから仕方ないよね」
「外国籍の子だから、日本語が難しいんだよ」
「不登校傾向があるから、無理させられないし」
多様性を認める
その言葉は、たしかに優しく聞こえます。
でも、
本当にその子を見ているでしょうか。
「そういう子だから」という言葉の裏には、
👉だから特別扱い
👉だから仕方ない
という諦めが隠れていませんか?
多様性を大切にするはずが、
かえって子どもにレッテルを貼ってしまう。
「違いを認める」ことが、
「違いで区別する」ことになってしまっている。
私は、職員室でそんな会話を聞くたびに、
許せない気持ちを抱いてきました。
多様性は「当たり前」その先は?
「いろんな子がいていい」
「みんな違って、みんないい」
こうした言葉は、たしかに大切です。
違いがあるのは当たり前。
国が違う。障害がある。考え方が違う。
それは「問題」ではなく、ただの「事実」です。
「違う」ことを認めただけで終わっていないですか?
多様性だけでは、
「あなたはあなた、私は私」で止まります。
ときには、
「自分の価値観が一番」という自己中心的な考えを生みます。
そして何より、
「そういう子」というレッテルが残ったままです。
私は、
多様性の一歩先は、調和性!だと思います。
⭐️調和性とは何か
ー ちょうど良いバランスをつくる ー
調和とは、
全体が程よくつり合い、矛盾や衝突がなく、まとまっていること。
言い換えれば、ちょうど良いバランス。
多様性
「いろんな価値観がある」
→ 違いを認める
調和性
「価値観がつり合い、まとまる」
→ 違いを活かし合う
多様性が、スタート地点とすると、
調和性は、その先のゴールです。
違う考えや個性が、
お互いにつり合いながら、
ひとつの空間でまとまっていく
そんな状態を目指すのです。
「普通」で区切らない教室へ
今の教育現場には、
どこか「普通」という基準が残っています。
・「普通の子」と「支援が必要な子」
・「できる子」と「できない子」
・「他のクラスに合わせなきゃ」
・「足を引っ張らないように」
こうした見えない線引きが、
インクルーシブ教育を妨げていると思います。
調和性の視点で考えると、こう変わります。
・「普通/普通じゃない」ではなく、
→ それぞれの個性がつり合う場所へ
・「合わせる」ではなく、
→ 一緒にいられる空間をつくる
・「そういう子だから」ではなく、
→ 今、この子に必要なことは何か
たとえば、ある子が教室を飛び出してしまう。
それを「問題行動」と捉えるのではなく、
「その子にとって必要な表現」として受け止める。
そして、その子も安心していられる空間を、みんなで考える。
レッテルを貼るのではなく、
その子の個性が、教室全体とどうつり合うかを考える。
それが、調和性のある教室で、私が望む教室です。
違っているから、人生は楽しい
人と違っていたら負け。
そんな空気を感じることがたまにあります。
違っているからこそ、
ヒーローになれる。
無理に合わせなくてもいいから、
自分らしくいられる。
違う個性が集まると豊かな学びが生まれる。
教育も同じです。
「他のクラスに合わせなきゃ」
「やりたいことを諦めて、周りに合わせなきゃ」
そんな考え必要ないです。
違いを認めるだけでなく、
違いがつり合い、まとまり、
共に生きる場所をつくる。
それが、これからの教育に必要なことだと、
私は思います。
ダイバーシティから、ハーモナイズへ
これからの時代は、
多様性(ダイバーシティ)から、
調和性(ハーモナイズ)へ。
違いを認めるだけでなく、
違いがちょうど良くつり合い、
まとまり、共に生きる場所をつくる。
そのために、
「普通/普通じゃない」
「そういう子だから」
という区別を、手放していく。
すべての子が、
同じ空間で、自分らしく学べる環境へ。
あなたの教室は、認め合っているだけですか?
それとも、調和していますか?
小さな一歩でまずは、
「そういう子だから」という言葉を、使うのをやめてみる。
それだけでも、教室の空気は変わるかもしれません。
多様性の一歩先
調和性の時代を
一緒につくりましょう
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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