ジガバチソウ
ジガバチソウは北海道、本州、四国、九州の林下や苔むした岩上に生える多年草で、5月から7月に花をつける。花茎は直立し15cm前後で10~20個ほどの花を総状につける。
花は下から上へと順次咲いていく。唇弁1個、側萼片2個、側花弁2個、背萼片1個からなる。唇弁は紫条が入る場合が多くいったん前方に伸びだしてすぐに下方へ90°以上屈曲する。側面は後方へ湾曲し側萼片を抱き込む。側萼片は細長く唇弁の下からとび出す。側花弁は非常に細長く横後方向へ伸びる。背萼片も細長く前方に湾曲する。細くて長い側花弁と側萼片を足に見立てるとジガバチに似ている。花弁が緑色のものをアオジガバチソウと呼ぶ。
葉は広卵形で2個付き縁は波打っている。
















阿蘇で見たものは野焼き後の茂り始めた草やネザサに隠れるようにひっそりと咲いていた。


環境省の絶滅危惧の記載はないが、九州では大分県、鹿児島県の絶滅危惧II類以外4県は絶滅危惧I類としている。
三郡山系と阿蘇外輪山で撮影。
ラン科 クモキリソウ属
ジガバチソウ Liparis krameri var. krameri
