見出し画像

環境問題と土地活用の両方にアプローチ。事業開発担当が語る「地域密着の再エネ開発」とは?

2025年1月末、アスソラが手掛ける第一号発電所が東北エリアに完成しました。

そこで生まれる再生可能エネルギーは、なんと年間10GWh以上。これは一般家庭約2,300世帯分の年間電力に相当し、CO₂排出量の削減効果は約4,740トンにも及びます。
大きなインパクトをもつ再エネ発電所ですが、完成までの道のりは決して平坦ではありません。アスソラの発電所づくりは、事業開発担当者が地権者一人ひとりを訪ね、土地に対する想いや課題をじっくり聞くことから始まります。

今回は、再エネ業界未経験でアスソラに入社し、現在は東北エリアの開発を担う南 香織(みなみ・かおり)さんにインタビュー。青森県出身の彼女がなぜ再エネ事業に挑戦しようと思ったのか。太陽光発電所づくりの魅力と現場のリアル、今後の目標について語ってもらいました。

事業開発部マネージャー(東北エリア担当) 南香織
青森県在住。農業協同組合で経理業務や就農サポートなど多岐にわたる業務を長年担当。その後、消費者問題に取り組むNPO法人に転職し、イベントの企画運営、派遣講座の講師、SNS運営などに従事。
2024年にアスソラに入社し、現在は事業担当として東北エリアでの発電所管理などに携わる。


環境問題と遊休地活用、両方に向き合うために

ーこれまで、農業協同組合やNPO法人で経験を積まれてきた南さん。どういった経緯から「再エネ領域」に興味をもったのでしょうか?

地元・青森で暮らしながら、自分の力を最大限に活かしたい――。

そんな想いから、農協でキャリアをスタートしました。記帳代行や人事労務管理、就農サポートなど、地域の農家さんを支える仕事にはやりがいがありました。けれど、長く働くなかで「もっと一人ひとりの暮らしに貢献できたら」という気持ちが強くなっていったんです。

そこで、消費者問題に取り組むNPOへ転職。個別相談の対応に加えて、学校や福祉団体での啓発活動、さらにはSDGsに関連するイベントの企画・運営にも携わっていました。その中のひとつ「温暖化対策」をテーマにした講演会で、ある研究者のお話を聞く機会があったんです。

とてもわかりやすい内容に、環境問題が急に身近に感じられて。いち消費者として自分にもできることがあるかもしれない。そんな気づきが、再エネへの関心につながりました。

東京本社へ出張した時

ー環境問題の“自分ごと化”が、再エネ事業への興味のはじまりだったのですね。

それに加えて、農協時代の実体験も影響していますね。当時は、高齢化や担い手不足の影響で、使われなくなった農地が次々に荒れていく様子を見ていたんです。「こうした土地を、何か意味のある形で活かせないだろうか」と、常々考えていました。

地方における遊休地の活用と環境問題。その両方を解決している企業を探すなか、出会ったのがアスソラでした。

未経験から挑戦した、東北エリアの再エネ開発

ー現在はどのような業務に従事しているのでしょうか?

東北エリアの事業開発担当として、太陽光発電所の建設から運用まで、プロジェクトの実行フェーズ全体を一貫して担っています。

具体的には、発電所の候補地を選定。そのうえで地権者のもとを訪ね、土地の利用についてご理解いただけるよう、交渉を重ねます。許可が得られたあとは、発電所の建設に向けた準備へ。自治体や電力会社、施工会社など、複数の関係者と調整しながら、必要な許認可の取得や工期管理を進めていきます。

もちろん、許認可に必要な各種書類の作成といった事務的な業務も欠かせません。こうした地道な工程の積み重ねがあってはじめて、発電所から再エネを届けられるのです。

ー再エネ分野未経験から、これだけの幅広い業務をこなすのは大変だったのではないでしょうか?

正直、最初は戸惑うことの連続でした。直近で運転開始した発電所は、入社した時点で候補地の選定は終わっていたものの、プロジェクト全体の流れやスケジュール感をつかむまでに時間がかかってしまって。もっと地権者さんの要望にスピーディーに応えられたら…ともどかしかったですね。

施工前の手続きにも苦労しました。地権者との交渉がまとまり「いよいよ着工!」という段階に入っても、行政に提出するための確認事項が20以上もあるんです。直前になって必要な書類が判明し、青ざめる場面もありました。

それでも、なんとかプロジェクトを前に進められたのは、周囲に相談できる方々がいたから。社内はもちろん、施工業者の方々をはじめ、社外でも多くの関係者がフォローしてくださり「チーム・アスソラ」の温かさを日々感じていました。

太陽光発電所の現場で

ーそんななか、2025年1月に念願の太陽光発電所第一号が完成しましたね。

これまで積み重ねてきたことがようやく形になった達成感はありました。ただ、運転開始と聞いても、「動いた」という実感があまり湧いてこなかったんです。

そんなとき、地権者の方が「完成して本当によかったね」「あそこ、もう動き始めたんだね」と声をかけてくださって。そうした言葉から、ようやくプロジェクトがひと区切りついたんだと感じました。

地権者さんの「あの荒れた状態から、こんな綺麗に設置されるんだねー。」という言葉に、心からホッとしましたね。

第一号発電所ができるまでの過程はこちらから。

「南さん」にお願いしたい。地権者からの信頼がやりがいに

ー“現場との窓口”である事業開発担当者の大きな役割のひとつに、地権者とのコミュニケーションがあります。南さんが心がけていることはありますか?

「誠実に向き合うこと」は常に意識しています。

太陽光発電所の建設に際して、「見慣れた景観が変わってしまうのでは」「パネルはちゃんと撤去されるのか」といったご不安を抱かれる方は少なくありません。私たちは、そうした不安を「どうすれば解消できるか」を常に議論し、具体的な対応策を考えるようにしています。

たとえば、自然環境や景観に対する懸念があれば「そもそも私たちは山を切り崩す開発は行いません」という基本方針をお伝えしたり、パネルの高さや設置位置を工夫したり。また、パネル撤去に関しては、国のガイドラインに基づいて責任をもって対応する旨をご説明しています。

地域の方にきちんと向き合う姿勢は「アスソラの約束」に基づいたものであり、メンバー全員が大切にしていることですね。

ー南さんは、どのような時に仕事のやりがいを感じますか?

最初は太陽光発電に後ろ向きだった方が、少しずつ耳を傾けてくれたり「難しそうだな」と感じた方が信頼関係を重ねるなかで「やってみよう」と決断してくださる瞬間は、うれしいですね。

特に印象深いのは、初めて主導した案件で出会った地権者さんとのやりとりです。不動産にも詳しく、他の発電事業者ともやり取りされている、経験豊富な方でした。面談当日は、「私のような素人の話、聞いてもらえるだろうか」と緊張していたうえ、太陽光発電の話はほとんどする間がなくて……。

ただただ楽しくお話したことに「これで良かったのかな」と不安を感じながら帰宅しました。ところが後日「南さんは一方的にビジネスの話をするのではなく、こちらの話をきちんと聴いてくれる」と、発電所建設を任せてもらえることになって。

「信用できる人にお願いしたい」と言ってもらえるのはありがたいですし、プロジェクト終了後も人間関係が続いていくのが、この仕事のおもしろさだと感じています。

地権者さんと打合せ中です

「チームアスソラ」で地域に根ざした再エネ開発を

――普段はリモートでメンバーとやり取りしている南さん。アスソラはどのような会社だと感じますか?

再エネ開発は、正直、困難の連続です。それでもアスソラには「チームで前向きに取り組む」という姿勢がしっかり根づいていると感じます。

入社当初は知識も経験も足りず、不安でネガティブな発言をしてしまう場面もありました。そんなとき、代表が「もし上手くいかなければ私が責任を取ればいい。命を落とすわけじゃないし、南さんなら大丈夫」と声をかけてくれて。それ以来「失敗してもいいからまずは挑戦してみよう」と前向きな気持ちになれました。

それに、アスソラには、再エネ業界で豊富な経験を持つメンバーが多数在籍しています。月に一度、事業開発メンバー同士がオンラインでつながり、それぞれが抱える課題に知恵を出し合う場も。リモートワークであっても、チームの一体感をしっかり感じられる。そんな環境がアスソラにはありますね。

ー最後に、南さんの今後の目標を教えてください。

農協時代から一貫して「地域に根ざし、暮らしに寄り添う仕事がしたい」という想いを持ち続けてきました。それは、今の仕事にも確かにつながっていると感じています。

これからの目標は、発電所の建設から運用開始までを、自分ひとりで完結できるようになること。入社から2年目を迎えた今、候補地の選定から本格的に携わるようになり、ようやく全体像が見えてきました。今後は、関係者との調整やフォローも含めて、プロジェクトを自ら主導していく力をつけたいと考えています。

「アスソラに任せておけば大丈夫」と言ってもらえるような信頼を築きながら、ゆくゆくは東北だけでなく、全国の地域課題に向き合い、再エネの可能性を広げていけたらうれしいですね。

***


アスソラでは、「再生可能エネルギーのフル活用」に向けて、ともに挑戦する仲間を求めています。様々な課題に挑戦しながら脱炭素社会の実現に貢献しませんか?

株式会社アスソラへの応募はこちら ↓ ↓ ↓



いいなと思ったら応援しよう!