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ねえ、きみに謝りたいことあるんだよ【短歌】【愛犬命日に】

2026年2月26日。先代犬の6回目の命日です。

対岸の火事だった新型コロナ(COVID-19)が 
いよいよ日本にも上陸し、日々のニュースをにぎわし始めていたあの頃。
新型コロナで車が少ないだけでなく
記録的暖冬で、いつもなら凍結している道路に雪がぜんぜんなくて
獣医さんへ足しげく通う道がとてもスムーズだった冬。

彼女は13歳半の生涯を終えました。

7歳の時に、血小板減少症と診断され 
免疫抑制剤を飲みながら過ごした6年半でした。

ねえ、きみに謝りたいことあるんだよ 
でも「ありがと」って、もっと言いたい


フードとかおやつとか、もっと気を付けてあげてたら良かったのかなとか
小さいころに避妊手術をしておけば良かったなとか
薬ばっかり飲ませて嫌だったよねとか
心配そうな顔ばっかり見せちゃったなとか
後悔は尽きないけれど
それ以上にたくさん、ありがとうって言いたいな。

かわいくて かっこよくて いたずら常習犯で
それでいて繊細で 強くて賢い犬でした。

苦しみも痛みもすべて焼き尽くし白く美しき骨になる犬


愛された記憶だけ持ち空へゆけ肉体のないきみは自由だ


まだガラケー時代でした。
柴系の原種だという和犬の一種で、これは8歳くらいかな。獲物(夫の靴下)を守ってます

↓ 愛犬短歌はこちらにも ↓

この先は 忘れたくない 忘れられない
看取りの様子を書いておこうと思いますので
内容的に読むのがつらい方は どうぞここで、そっと戻ってくださいね。
ここまで読んでくださってありがとう。



さよならと幾度も撫でたひたいから
熱失われゆく夜の悲しき

夕方に 夫とふたりで彼女(先代犬)を看取ったあと
いつも寝ていたおふとんに寝かせたまま
私たちも彼女の横にふとんを並べて眠りました。

嘔吐と消化器からの出血と下痢が続いていた2カ月
それでも自力でトイレに行きたい彼女をサポートするために
少しの気配で起きられるように並んで寝ていたように。

夜中にハッと目を覚まして隣を見ると
昨日までと同じように 
おふとんで丸い頭が寝ている
だけど、いつものようにそっと額に手を当てても
もう、あの、ほのかな温かさはなくなっていて
ああ、亡くなったのは夢じゃなかったんだなって。

*  *  *

あの日の夕方、5分ほど続いた痙攣けいれんが治まった最期の瞬間に、ふっと意識が戻り、身体が楽になったみたいで
眼の前にいた大好きな夫(と私)のほうを見て
頭と前足を持ち上げてくれて
まるで「じゃあね」って言ってくれたみたいでした。

その日は朝からぐったりとして
頭を持ち上げる力もなかったはずなのに。


でもそれはほんの数秒のことで
そこからゆっくりと頭がふとんに下りていき
目は開いていたけれど、瞳に膜がかかるように光が消え
私たちが名前を呼びながら握った前足からは力が抜け
鼓動が間遠まどおになり
やがて止まりました。

まるで
パソコン画面いっぱいに開いた、いくつものウインドウが、ぱたぱたと勝手に閉じて暗転していくのを
なすすべもなく見ているような

すくってもすくっても
手のひらからこぼれ落ちる水をながめているような気持ち

どんな薬も治療も 
あくまでも治ろうとする身体の力を助けるものでしかなくて
万能な薬も万能な治療もない ということを
飼い主が受け入れるまで時間がかかってしまって
必要以上にがんばらせてしまったかもしれないけれど
彼女はほんとうに偉かった。
精一杯がんばってくれました。

お別れはほんとうに悲しくて
6年たった今でも 思い出すと何度でも涙がこぼれてくるけれど
その悲しみを上回ってあり余る
毎日のしあわせがあることも教えていってくれました。

今 うちに赤柴さんがいるのは
犬と暮らす素晴らしさを教えてくれた 
彼女のおかげです。 
ありがとう。
ずっと大好きだし とても尊敬しているよ。

彼女に似せて作ったフェルトのわんこに
ちゅ〜るをお供えしました
小さい方のオーブン粘土のほうは中が空洞になっていて
犬歯と背骨のかけらが入っています


最後までお読みいただきありがとうございます。
犬に限らず ともに暮らすペットの力ってすごいですよね。

人ではなく犬でもいいのかな…と迷いつつ
#いまあなたに伝えたいこと
の企画に応募してみます。

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