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【英語教育】キング牧師の授業指導案②(中学校) 幼少期と青年期

 前回に続き、キング牧師を扱った第2時の授業についてまとめます。

 今回は、キング牧師の「子ども時代」と「青年期」の話を題材としています。この話は教科書には載っていないのですが、先の先輩から譲り受けたワークシートです。




導入:前時のつながりを大切に

 まずは、前回使用したスライドや本文を使って簡単に復習します。内容の再確認というよりも、「あの人の話だよね」と思い出すための時間ですね。

その流れで、こんな問いを投げかけました。

・ Do you think he played with white children when he was a child?
・ How about when he became a little older?

 やり取りは、できるだけシンプルに行なって、読む前に想像させる程度で動機づけます。



幼少期と青年期 ― ジグソーで出会う二つの物語

ここから、ジグソー活動に入ります。

用意したのは、

  • 幼少期についての原稿

  • 青年期についての原稿

 例えば4人班の場合は2人ずつ別の原稿を配付し、「今はペアには見せないよ」と伝えます。この後、同じ原稿を読むペア同士では助け合う必要があるので、バランスよく組んで渡してあげると良いと思います。私はさも機能的に配ったかのように見せながら意図的に配っています。うまく機能しない場合は、班構成を左右で入れ替えるなどして調整しています。

 ワークシートが渡れば、まずは個人で読み取り。約4分間取り、最後の1分だけ紙辞書の使用を許可しました。

ハンドアウト1
ハンドアウト2


エキスパートグループで意味を確認

 次に、同じ原稿を持った者同士でエキスパートグループを作ります。1班と2班で一部席を交替してもらい、同じ色のグループになってもらいます。ここでは、「内容の確認」を行いながら、自分が読みにくく感じた部分を交流します。英語って、自分にとって「読みにくいな」「苦手だな」と思う文はありませんか?私はあります。「あ、これ苦手なやつやな」と感覚的に思う英文です。どうやっても読めない文は、まずは自分で意味の取り方を伝えて、それに対して周りの人に助言してもらう方法が、個人的にですが割としっくりきています。



漫画を使ったリテリング準備

 次に配付したのが、コマ割りの漫画です。先の原稿に合わせて、なるべく幼少期・青年期それぞれの内容に対応したものをAIさんが作りました。プロンプトがまだまだ下手な私ですので、もう間違いまくっています。でも、読んだ後にこの間違えた絵を見せると「ここが違う」「ここも違う」と気づくことができるので、あえてエラーを残すのもありかもと思いました(私のエラーは、どうにも修正できなかったエラーですが)。結果的に、「読む→気づく→修正する」という視点を育てる材料にもなりました。

 ルールとして、各コマにつき3語程度までの単語記入はOKとしました。文章を書くのではなく、「思い出すためのメモ」程度です。エキスパートグループで、「これを見せながら、どう説明するか」を考えます。今までよくしてきた活動なので、「あ〜あれか」という感じで取り組んでいました。3年間指導できる良さを感じます。

幼少期のコマ割り
青年期のコマ割り


班に戻って、英語だけで伝える

元の班に戻り、リテリングの時間。

・原稿は相手に見せない
・日本語は使わない
・伝えるのは「自分の言葉」で

 「完璧な英語で」なんて私もできないので言ったことはないですが、とにかく「相手に分かってもらおう」とする姿勢を大切にしたいですね。



最後に:全体像とつながる瞬間

 活動の最後に、両方のストーリーが載ったワークシートとコマ割りの漫画を配付します。すると食い入るように読み出します。多分生徒達の頭の中は

・「さっき友達が言っていたのは、多分こうだけど・・・合ってるかな?」
・「さっき言ってた単語、どういう意味やっけ?」
・「聞き取れなかったところ、どこだっけ?」

読みたいと思わせられると、生徒は自然に読むんだなと感じます。私もなかなか上手くそういう設定ができないことも多いですが、生徒たちが沈黙して読み出した時に、答え合わせができますね。



この時間を通して

 この授業で伝えたかったのは、キング牧師も最初から特別な存在だったわけではないということ。環境が変わり、理不尽に直面し、少しずつ「何かおかしい」と気づいていった。小さな頃、仲の良かった友達と突然遊べなくなった経験から、「いつか一緒に生きられる社会を」と願うようになった。その原点に触れる時間は教科書にはないけれど、英語の授業だからこそ扱いたい大切な部分だと感じています。


余談(プロンプトは、本当に難しい・・・)

 幼少期のコマ割り漫画、生徒はもう間違い探しに夢中。特に"BANG!"のコマの「手」は、もはやオカルト。閉められた次のコマではドアノブの位置が一緒だったり、一番左下の絵は一体誰が悲しんでいるのか?その次のコマに出てくるオレンジ色の服を着た服は誰か?など、間違い探しが結果的に英文を何度も読む動機づけになりましたが・・・笑

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