芋出し画像

🍚 食費が家蚈をのみ蟌む物䟡・賃金・゚ンゲル係数で読み解く

みなさんも統蚈・デヌタ分析で日垞を描いおみたせんか

むントロ


日垞ず統蚈を結ぶ 統蚈小話シリヌズ の第話は 暮らしず物䟡 ã§ã™ã€‚
最近の物䟡䞊昇から生掻のゆずりを取り戻したいものです 


トピック


1. 暮らしの䜓感

「たた高くなっおる 」
スヌパヌでの買い物は、ここ数幎で誰もがそう感じるようになりたした。

でも絊料はその実感ほど増えおいない。
そのズレが「暮らしにくさ」の背景になっおいるのかもしれたせん。

🍚🍚🍚

2. 物䟡の長期トレンド

総務省「消費者物䟡指数」を芋るず、2000幎代は暪ばいが続きたした。
しかし2010幎代埌半から総合指数がじわじわ䞊がり、盎近では食料CPIが総合を倧きく䞊回っお䞊昇しおいたす。

👉 「食料」の急激な物䟡䞊昇が、暮らしにくさに盎撃しおいるようです。

図1消費者物䟡指数の掚移。2000–2024幎、2020幎=100%

🍚🍚🍚

3. 名目賃金は䞊がっおも、実質は䌞びない

厚生劎働省「毎月勀劎統蚈調査」によるず、名目賃金指数は緩やかに䞊昇しおいたす。
しかし物䟡の䌞びを差し匕いた å®Ÿè³ªè³ƒé‡‘指数は䜎䞋ず暪ばい が継続しおいたす。

👉 グラフにCPIを重ねるず、「名目は䞊昇、実質は停滞」ずいう乖離が䞀目で分かりたす。

暮らしの実感ず賃䞊げの数字が噛み合わない理由です。

図2名目・実質賃金指数の掚移。2000–2024幎、2020幎=100%

🍚🍚🍚

4. ゚ンゲル係数が再び䞊昇

家蚈調査から算出した゚ンゲル係数食費の割合は、2000幎代にいったん䞋がった埌、2010幎代以降に再び䞊昇しおいたす。
食料CPIを重ねるず、食費割合の䞊昇ず食料䟡栌の高たりが䞊行しお進んでいるこずが芋えたす。

👉 豊かさの垞識を逆転させる「゚ンゲル係数の再䞊昇」が、デヌタで裏付けられおいたす。

図3゚ンゲル係数の掚移。2000–2024幎、二人以䞊の䞖垯

統蚈的な指暙で深掘り
さらに、゚ンゲル係数を「食料CPI」ず「実質賃金指数」で説明する回垰分析を行いたした。

  • 食料CPIが高いほど゚ンゲル係数は䞊昇回垰係数 = 0.16

  • 実質賃金指数が高いほど゚ンゲル係数は䜎䞋回垰係数 = -0.09

ずいう盎感的な関係が統蚈的にも有意に確認されたした。

👉 可芖化の印象を、数倀の分析でも裏づけられたず蚀えるでしょう。

🍚🍚🍚

5. 囜際比范で芋える日本の特異性

OECDの䞻芁7カ囜日本・米囜・ドむツ・英囜・フランス・むタリア・カナダを比べるず 
倚くの囜では食費シェアが暪ばいか䜎䞋。
日本だけが䞊昇し、盎近はむタリアを䞊回っおトップ ã«ãªã£ãŠã„たす。

👉 「食費が増える囜日本」ずいう異質な構図が浮き圫りです。

図4䞻芁7カ囜の食料支出比率。2000–2023幎

🍚🍚🍚

6. ニュヌスずの関連

ニュヌスでは「食品メヌカヌの倀䞊げ」や「実質賃金のマむナス」が繰り返し報じられおいたす。
䞀方で政府は「賃䞊げ促進皎制」や「物䟡高察策」で家蚈を支揎しようずしおいたす。

👉 統蚈ずニュヌスを重ねるず、「暮らしにくさ」の実感は偶然ではなく、数字で裏づけられおいるこずが分かりたす。

🍚🍚🍚

7. 結論ず䜙癜

  • 食料の物䟡䞊昇が家蚈を盎撃しおいる

  • 名目賃金は䌞びおも実質は䌞びない

  • その結果、゚ンゲル係数が逆転䞊昇

  • 囜際比范でも日本だけが異質に「食費が重い囜」

倕食の食卓で「最近なんでこんなに食費がかかるんだろう」ず感じたら、この蚘事のグラフを思い出しおみおください😊

🍚🍚🍚

情報源

2025幎9月8日取埗

🍚🍚🍚

脚泚技術補足

回垰結果には「説明倉数が䌌すぎおいる可胜性倚重共線性」を瀺す譊告が出おいたす。
食料CPIず実質賃金が匷い盞関関係にあるためです。
係数の倧きさや暙準誀差の解釈に泚意が必芁な堎合がありたす。

おわり

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目次

🍀🍀🍀

Python コヌド

蚘事の図衚・統蚈数倀を䜜成した Python コヌドです。

🖥 ãƒ‡ãƒŒã‚¿ã®æº–å‚™

# デヌタの登録

# むンポヌト
import pandas as pd
import numpy as np

# 幎
years = range(2000, 2025)

# 消費者物䟡指数デヌタフレヌム 2020幎基準
df_cpi = pd.DataFrame({
    '総合CPI': [97.3, 96.7, 95.8, 95.5, 95.5, 95.2, 95.5, 95.5, 96.8, 95.5,
               94.8, 94.5, 94.5, 94.9, 97.5, 98.2, 98.1, 98.6, 99.5, 100.0,
               100.0, 99.8, 102.3, 105.6, 108.5],
    '食料CPI': [87.3, 86.8, 86.1, 85.9, 86.7, 85.9, 86.3, 86.6, 88.8, 89.0,
               88.7, 88.4, 88.5, 88.4, 91.7, 94.6, 96.2, 96.8, 98.2, 98.7,
               100.0, 100.0, 104.5, 112.9, 117.8]
}, index=years)

# 名目・実質賃金デヌタフレヌム 2020幎基準
df_wage = pd.DataFrame({
    '名目賃金指数': [109.8, 108.1, 104.9, 104.1, 103.6, 104.3, 104.5, 103.5,
                   103.3, 99.3, 99.9, 99.7, 98.8, 98.5, 99.0, 99.1, 99.7,
                   100.2, 101.6, 101.2, 100.0, 100.3, 102.3, 103.5, 109.2],
    '実質賃金指数': [112.8, 111.8, 109.5, 109.0, 108.5, 109.6, 109.4, 108.4,
                   106.7, 104.0, 105.4, 105.5, 104.6, 103.8, 101.5, 100.9,
                   101.6, 101.6, 102.1, 101.2, 100.0, 100.5, 100.0, 98.0, 100.6]
}, index=years)

# ゚ンゲル係数デヌタフレヌム (%)
df_engel = pd.DataFrame({
    '゚ンゲル係数': [23.31, 23.22, 23.27, 23.16, 22.99, 22.86, 23.09, 23.02,
                   23.24, 23.42, 23.28, 23.64, 23.51, 23.62, 24.01, 25.0,
                   25.85, 25.75, 25.75, 25.65, 27.5, 27.15, 26.64, 27.8, 28.32]
}, index=years)

# 7カ囜の食料支出比率デヌタフレヌム (%)
df_intl = pd.DataFrame({
    '日本': [14.13, 14.14, 14.11, 13.93, 14.01, 13.43, 13.2, 13.24, 13.59,
            14.13, 14.32, 14.43, 14.66, 14.6, 14.57, 15.15, 15.47, 15.47,
            15.42, 15.45, 16.39, 16.21, 15.92, 16.1],
    'むタリア': [15.06, 14.99, 15.05, 15.06, 14.94, 14.72, 14.61, 14.49, 14.39,
                14.72, 14.38, 14.2, 14.19, 14.36, 14.27, 14.27, 14.25, 14.31,
                14.21, 14.27, 16.46, 15.44, 14.36, 14.7],
    'フランス': [13.46, 13.66, 13.75, 13.84, 13.44, 13.09, 12.82, 12.62, 12.8,
                13.04, 13.1, 13.12, 13.4, 13.56, 13.44, 13.38, 13.42, 13.29,
                13.1, 13.1, 14.88, 13.88, 13.21, np.nan],
    'ドむツ': [10.87, 10.97, 10.92, 10.53, 10.89, 10.94, 10.7, 10.82, 10.8,
              10.68, 10.35, 10.03, 10.01, 10.15, 10.45, 10.6, 10.6, 10.62,
              10.73, 10.77, 11.86, 11.73, 11.53, np.nan],
    'カナダ': [9.57, 9.69, 9.53, 9.51, 9.42, 9.26, 9.16, 9.03, 9.15, 9.68,
              9.44, 9.35, 9.33, 9.24, 9.21, 9.27, 9.2, 9.08, 9.04, 9.08,
              10.52, 9.81, 9.44, 9.61],
    'むギリス': [8.15, 8.15, 8.06, 8.15, 8.04, 7.87, 7.84, 7.81, 8.06, 8.47,
                8.35, 8.64, 8.57, 8.44, 8.22, 7.86, 7.95, 8.09, 8.12, 8.07,
                9.65, 8.88, 8.37, 8.84],
    'アメリカ': [6.99, 6.99, 6.86, 6.82, 6.77, 6.73, 6.67, 6.69, 6.82, 6.97,
                6.8, 6.82, 6.82, 6.8, 6.8, 6.76, 6.7, 6.67, 6.57, 6.56,
                7.35, 6.95, 6.91, 6.71],
}, index=years[:-1])  # 2000-2023

【実行結果】なし

🖥 消費者物䟡指数の掚移

# むンポヌト
import matplotlib.pyplot as plt
import japanize_matplotlib

# このPC甚の蚭定
plt.rcParams['figure.dpi'] = 100

# 図1消費者物䟡指数総合・食料、2000–2024

# 描画領域の蚭定
plt.figure(figsize=(8, 4.5))
# 総合CPIの折れ線グラフの描画
plt.plot(df_cpi['総合CPI'], color='tab:blue', label='総合CPI')
# 食料CPIの折れ線グラフの描画
plt.plot(df_cpi['食料CPI'], color='tab:orange', label='食料CPI')
# 基準線2020幎=100%
plt.axhline(100, color='gray', lw=1)
# 修食
plt.title('消費者物䟡指数の掚移幎平均、2020幎=100%', fontsize=16)
plt.xlabel('幎', fontsize=14)
plt.ylabel('消費者物䟡指数 [%]', fontsize=14)
plt.legend()
plt.show()

【実行結果】

🖥 åç›®ãƒ»å®Ÿè³ªè³ƒé‡‘指数の掚移

# 図2名目・実質賃金指数2000–2024

# 描画領域の蚭定
plt.figure(figsize=(8, 4.5))
# 名目賃金指数の折れ線グラフの描画
plt.plot(df_wage['名目賃金指数'], color='tab:blue', label='名目賃金指数')
# 実質賃金指数の折れ線グラフの描画
plt.plot(df_wage['実質賃金指数'], color='tab:orange', label='実質賃金指数')
# 総合CPIの折れ線グラフの描画
plt.plot(df_cpi['総合CPI'], color='tab:red', label='総合CPI', ls='--')
# 基準線2020幎=100%
plt.axhline(100, color='gray', lw=1)
# 修食
plt.title('賃金指数の掚移幎平均、2020幎=100%', fontsize=16)
plt.xlabel('幎', fontsize=14)
plt.ylabel('賃金指数 [%], 消費者物䟡指数 [%]', fontsize=14)
plt.ylim(90, 117)
plt.legend()
plt.show()

【実行結果】

🖥 ã‚šãƒ³ã‚²ãƒ«ä¿‚数の掚移

# 図3゚ンゲル係数2000–2024

# 描画領域の蚭定
fig, ax = plt.subplots(figsize=(8.2, 4.5))
twinx = ax.twinx()  # 右偎のy軞を远加

# ゚ンゲル係数の折れ線グラフの描画
ax.plot(df_engel['゚ンゲル係数'], label='゚ンゲル係数')
# 食料CPIの折れ線グラフの描画砎線
twinx.plot(df_cpi['食料CPI'], color='tab:red', label='食料CPI', ls='--')
# 凡䟋の衚瀺
handles1, labels1 = ax.get_legend_handles_labels()
handles2, labels2 = twinx.get_legend_handles_labels()
ax.legend(handles1 + handles2, labels1 + labels2)
# 修食
ax.set_title('゚ンゲル係数の掚移', fontsize=16)
ax.set_xlabel('幎', fontsize=14)
ax.set_ylabel('゚ンゲル係数 [%]', fontsize=14)
twinx.set_ylabel('食料CPI [%]', fontsize=14)
plt.show()

【実行結果】

🖥 å›žåž°åˆ†æžïŒšã‚šãƒ³ã‚²ãƒ«ä¿‚æ•° = a + b × 食品CPI + c × 実質賃金指数

# 回垰分析の実行

# むンポヌト
import statsmodels.api as sm
import statsmodels.formula.api as smf

# 説明倉数ず目的倉数の䜜成
df_merge = pd.concat([df_engel, df_cpi, df_wage], axis=1)
X = df_merge[['食料CPI', '実質賃金指数']]
y = df_merge['゚ンゲル係数']

# 回垰分析の実行
model = smf.ols('゚ンゲル係数 ~ 食料CPI + 実質賃金指数', data=df_merge).fit()
model.summary()

【実行結果】

# 回垰分析の結果の脚泚[2]で倚重共線性のおそれ⇒説明倉数の盞関係数を確認
df_merge[['゚ンゲル係数', '食料CPI', '実質賃金指数']].corr().round(2)

【実行結果】

🖥 äž»èЁ7カ囜の食料支出比率の掚移

# 図4囜際比范7カ囜の食料支出比率、2000–2023

# むンポヌト
import seaborn as sns

# 描画領域の蚭定
plt.figure(figsize=(8.4, 4.5))
# 折れ線グラフの描画
sns.lineplot(data=df_intl)
# 修食
plt.title('䞻芁7カ囜の食料支出比率の掚移2000–2023幎', fontsize=16)
plt.xlabel('幎', fontsize=14)
plt.ylabel('食料支出比率 [%]', fontsize=14)
plt.ylim(6, 17)
plt.legend(bbox_to_anchor=(1, 1))
plt.show()

【実行結果】

🍀🍀🍀

ブログの玹介


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曞籍「たのしいベむズモデリング」・「たのしいベむズモデリング」の心理孊研究に甚いられたベむズモデルを PyMC Ver.5で描いお分析したす。
この曞籍をはじめ、倚くのベむズモデルは 蚀語Stanで曞かれおいたす。
PyMCの可胜性を探り出し、手軜にベむズモデリングを実践できるように努めたす。
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実隓岩波デヌタサむ゚ンス1のベむズモデリングをPyMC Ver.5で

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楜しい写経 ベむズ・Python等

ベむズ、Python、その他の「曞籍の写経掻動」の成果をブログにしたす。
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RずStanではじめる心理孊のための時系列分析入門 を PythonずPyMC Ver.5 で

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この曞籍には時系列分析のテヌマが盛りだくさん
時系列分析の懐の深さを実感いたしたした。
倧奜きなPythonで楜しく時系列分析を孊びたす。

デヌタサむ゚ンスっぜいこずを綎る

統蚈、デヌタ分析、AI、機械孊習、Pythonのコラムを䞍定期に綎っおいたす。
統蚈・デヌタサむ゚ンス曞籍にた぀わる蚘事が倚いです。
「統蚈」「Python」「数孊ずPython」「R」のシリヌズが生たれおいたす。

Python機械孊習プログラミング実践蚘

曞籍「Python機械孊習プログラミング PyTorch & scikit-learn線」を孊んだずきのさたざたな思いを蚘事にしたした。
この曞籍は、scikit-learnずPyTorchの教科曞です。
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