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事故直前の音声が示すもの 辺野古転覆事故・第17稿

辺野古転覆事故〜止まらなかった船〜

5月8日、事故直前の音声が公開された。


音声が明かしたこと

@hirose_kiKO は過去にも「生徒が自ら118番通報した」という事実をいち早く把握していた投稿者で、後に産経新聞とNHKが確認した情報と一致していた。その同じアカウントが5月8日、2026年3月16日、大浦湾へ向かう平和丸の船上で録音された音声を公開した。

生徒が多数映っているため映像は非公開とし、音声に字幕を付けた形での投稿だ。

音声の後半、不屈に乗った生徒たちの悲鳴が平和丸まで聞こえてくる。「え!うそやん」「あっヤバい」という声。不屈がスピードを出し過ぎており、生徒たちが悲鳴を上げていた。その声が、隣を走る別の船まで届いていた。

投稿者は「知華さんの肉声も含む。遺族了承済み」と説明している。

元読売新聞記者で報道アナリストの新田哲史氏(サキシル)が5月9日4時34分、「これ本物っす。ご遺族にも確認取りました」とXに投稿した。新田氏はご遺族と直接面会した経緯を持つ(2026年5月2日に公表)。

船長は何番に電話したか

同じ9日、元産経新聞記者の三枝玄太郎氏が別の情報を公開した。乗船していた生徒の保護者への取材から得た証言だ。

転覆の際、諸喜田タケル船長が「携帯ある?」「何番だっけ?117番に電話して」と周囲に声をかけた。生徒が117番に発信すると、時報が流れた。その直後に転覆した。

海上の緊急通報番号は118番だ。117番は時報だ。

船長はこれまで「海でスマホをなくし、通報できなかった」と説明してきた(沖縄タイムス)。この証言が事実であれば、「スマホをなくした」という説明の前提から疑問が生じる。なぜ生徒の携帯を借りようとしたのか。なぜ117番を指示したのか。いずれも一次確認できていない証言だが、記録として残しておく。

救命胴衣の説明はどこで止まったか

同じく三枝氏の取材で、救命胴衣の説明の詳細が判明した。

不屈の金井創船長は、生徒への説明をしなかった。平和丸の諸喜田船長は、先に乗った男子生徒には説明をしたが、後から乗った女子生徒には説明をしなかった。

産経新聞(2026年4月8日)が報じた「着け方は教えた」という船長の説明は、この証言と食い違う。知華さんは後から乗った女子生徒の一人だった可能性がある。

乗船時、船長・乗組員の誘導はなかった。生徒同士で声をかけ合って船に乗り込んでいた。三枝氏が入手した映像でも確認されており、自民党県議団の現地視察結果と一致している。

この記録が示すこと

これまでの報道で判明していた事実がある。

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