note大学が消えた日に何が起きていたか
昨日noteを開いたら、タイムラインがざわついていた。
「note大学」が消えた。
運営者のアカウントが利用規約違反で即BAN。1,000人規模のメンバーシップが丸ごと消滅した。フォロワー6万人。notePRO認証。ココナラでの販売実績1,680件。noteの中ではかなりの大手。
それが一夜で消えた。
今朝書いた記事で、情報商材がnoteの中で再生産される構造について触れた。あの記事の具体例が、まさに昨日起きた。
タイムラインの温度差
メンバーだった人たちが記事を上げていた。「胸にぽっかり穴が空いた」「感謝しかない」「卒業だと思って前を向く」。
そうでない人たちの反応はあっさりしている。「ついに来たか」。
温度差がそのまま、あのコミュニティの内と外の距離を示していると思う。
公式の声明
ほぼ同じタイミングで、note公式がこういう声明を出した。
機械的に大量の記事を投稿する行為やスパム投稿行為、その他これらの類似行為に対しては、被害に応じた適切な措置を行います。
外部サービスを利用した組織的な悪用行為、迷惑行為も確認されており、特に悪質なケースについては、法的措置を含むより厳格な対応も検討します。
「外部サービスを利用した組織的な悪用行為」。
この一文がすべてだと思う。
ココナラで売られていたもの
消えたアカウントのオーナーは、ココナラでこんなサービスを出品していた。
「noteのフォロワー増につながる運用支援」。1週間でフォロワー+200人。5,000円。
記事を書いてくれるわけではない。プロフィールを変えてくれるわけでもない。でもフォロワーが200人増える。
他にも「記事を拡散します」「PVを増やします」。数字そのものが商品だった。
notePROの月額8.8万円を払いながら、そのプラットフォームの指標を外部で売っていた。販売実績1,680件。小遣い稼ぎの規模ではない。
月額8.8万円の矛盾
ここで少し立ち止まる。
notePROは月額8.8万円。note社が提供する最上位プランで、法人向けの認証バッジがつく。note社はこの金を毎月受け取っていた。
ココナラの出品ページは誰でも見られる。「フォロワー増やします」と堂々と書いてある。販売実績1,680件も公開情報。note社が知らなかったとは考えにくい。
月額8.8万円を受け取りながら、そのアカウントが自社プラットフォームの指標を外部で切り売りしているのを放置していた。取り締まる側が、取り締まるべき相手から収益を得ていた。
ではなぜ今なのか。
株主総会の前日
2026年2月28日。今日。note株式会社の第14期定時株主総会。
BANと公式声明は、その直前に行われている。
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