サナエトークン第10報 25万と2億5000万〜炎上したのは小さい穴だった〜
6月24日から、一人の被害者が運営を追い詰めていた。無料配布されたウォレットからの売却を見つけ、これは売り抜けだと迫った。指摘されたアドレスは実在した。送られた数量も、売られた額も、ほぼ本人の言う通りだった。
だが、そこで燃えていた穴は、第8報で私が見ていた穴ではなかった。桁が、三つ違った。
二つのアドレス
被害者が指摘したのは、5by5で始まるアドレスだ。
運営ウォレットから、ここへ25万トークンが送られていた。チェーンを叩くと、確かにあった。2月25日、ローンチ当日。受け取った5by5は、その日のうちに大半を売った。売却は三回。同じ日の夜に7万3784トークン、続けて7万2265トークン。翌26日の朝に3万7205トークン。半日あまりで売り切る動きだ。手にしたのはSOLとUSDCで、概算3,382ドル。本人が言う「約3,500ドル分」と、桁が合う。
送金も、売却も、数量も、指摘の通りだった。ここまでは、被害者の見立てが当たっている。
問題は、このアドレスがどこにいたか、だ。
3月に松井氏が公開した配布リスト。被害者が「アルファベットだらけで誰も読めない」と批判した、あのリストだ。5by5は、その中に載っていた。外部コントリビューター枠の一つとして、最初から一覧にある。運営が「KOLであって運営関係者ではない」と答えたのも、リスト上はその通りだった。
リストに載った配布先が、ローンチ当日に売った。売却制限なしと運営が説明していた枠で。これを売り抜けと呼べるかどうかは、立場で割れる。だが少なくとも、隠されてはいなかった。
ここから先は、第8報の自前集計を前提にした分析になる。
第8報の穴は、別にあった
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