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処遇改善

 自衛隊のなり手が減少している。少子化の影響も少なからずあるだろうが、処遇改善を進めて選ばれやすい仕事にしていくことも大切だと考えている。

 現役で働いている方々に対する処遇改善ももちろん大切だが、退職後の処遇改善も重要である。自衛隊員はその職業の特性上、退職年齢が55歳頃と早く、再就職先での給与は、自衛隊で務めていた時と比べてかなり低くなる。

その差を補うために、若年退職者給付金という制度がある。従来の制度では、再就職先の賃金に上乗せする形で、自衛隊退職時の給料の70%程度を保障していた。今回、財務省と話をして、これをほぼ100%保障まで引き上げることができた。

 また、医療費に関する補助制度の周知徹底も進めている。自衛隊員には、この仕事ならではの職業病がある。例えば難聴である。演習で大砲を撃つとき、耳を守るために耳栓をすることになっているのだが、それでは隊長の声が聞こえないので、各々の判断で耳栓を外し、そのまま撃っているという実態がある。演習のたびに耳元で大きな音を聞くために、難聴になってしまうのである。

 こうした職務由来の病気に対しては、現役の時だけでなく、退役後も無料で治療が受けられる。私も最初、そのような制度があると知らなかったのだが、地元の自衛隊員や隊友会の方々もほとんど知らなかった。良い制度なのだから、周知徹底するように防衛省にお願いし、対策が進んでいる。

 退役後の処遇改善を通じ、安心して働ける環境を作っていきたいと考えている。

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