【薬学博士の本気おふざけ①】OTC鎮痛薬三国志 ~三国創国譚 【物語のみバージョン】
また、誰が読むんだ?的な馬鹿なネタを思いついてしまいました。
OTCで購入可能な鎮痛薬のロキソニン、イブプロフェン、アセトアミノフェンの使い分けを、三国志風に表現したら面白いんじゃないかなと思っていろいろと調べていたら、その手前の物語も書いたら面白いかも?と。
途中の経緯は、OTC限定の話ではないですが、その辺はご容赦を。
なお、この物語は、鎮痛薬の歴史や薬の特徴をもとにしたフィクションです。歴史的な正確性はあまり求めておりませんので、ご了承下さい。
~三国創国譚
すべては、一本の柳の木からはじまった。

その柳を求めるものが自然と集まり、その土地も柳(りゅう)と呼ばれるようになった。

柳の勢力はどんどん拡大していき、サリチル酸の活躍によるものであることが明らかとなり、地域の王へと推す声も上がりはじめた。

しかし、サリチル酸の攻撃的な人柄によって民の心は離れていき、戴冠するには至らなかった。

その後サリチル酸の息子アスピリンが誕生。「半分がやさしさでできている」と後世に語られる人柄が民の心をわしづかみにしたことで戴冠。単なる地域名であった「柳」を「淡(たん)」と改め国となった。

アスピリンに続いて数々の英雄たちが台頭し淡はますます繁栄していき、天下統一を果たしたかにみえたが、その裏でナフタレンと間違えられたアセトアニリドがひそかに大陸に渡った。

アセトアニリドは淡の南部で徐々に勢力を伸ばしていったが、きわめて暴力的な人柄だったため、暴君の戴冠を阻止すべく側近たちが暗躍。ついにアセトアニリドの血縁者の中から、アセトアミノフェンが見出された。


アセトアミノフェンは、慈愛にあふれる人柄とその美貌により人々を魅了していき、淡の英雄たちの支持さえも得たことで無血で独立を果たして「静(じょう)」を興した。

その後、淡に強い英雄が次々と出現。力不足を感じたアスピリンは王の座をイブプロフェンに譲った。
(淡の辺境で隠居しているかに見えたアスピリンは他国に侵攻して別の成功を収めたが、それはまた別の物語。)

淡でイブプロフェンが覇権を握っている中、その甥であるロキソプロフェンが東側の諸公をひそかにまとめ上げはじめた。

東側の実力は大きなものであり、諸外国からは一つの国として認識されるようになってきていた。戦争を好まないイブプロフェンは東側勢力の自治を認め、淡の独立自治区として「隠(いん)」が誕生した。

「民を救いたい」
その熱き想いは変わらぬまま、些細なすれちがいや側近たちの陰謀により、三者の溝が深まってしまった。
今まさに、淡、静、隠の三国による、熾烈な覇権争いが行われている最中である。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
詳細説明バージョンは、後日。
【薬学博士の本気おふざけ】シリーズ
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