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さみしい夜にはペンを持て【全noterに!】

皆さんは”書くこと”が好きですか?

私も含め、noterの中には文章を書くことが好きな方が多いと思います。

そんな皆さんはきっと、文章の書き方やテクニック、書くことのメリットなども既にご存知かもしれませんね。

今回ご紹介する『さみしい夜にはペンを持て』は、”書くこと”について書かれた本です。

文章を普段あまり書かない人は、何か書いてみたくなりますし、
日常でよく書く人も、新たな気づきを得たり、書くことがもっと好きになります。

私も本書を読んで、書いてみたいアイデアがたくさん出てきました😁

それではさっそく見ていきましょう!



○著者

古賀 史健
・ベストセラー『嫌われる勇気』の著者(共著・岸見一郎)

○ジャンル

・物語形式のハウツー本

○あらすじ

うみのなか中学校に通うタコジローは、学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。

ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローは、”書くこと”について教えてもらう。
怪しさを感じながらも、おじさんの言うとおりに文章を書き始めたタコジロー。

すると、彼のなかで少しずつ変化が訪れていく…


○こんな方はぜひ読んで!🙏

・書くことが好きな方
・何か書きたいけど、なかなか継続できない方
・文章を書く時の、メソッドを知りたい方
・「自分って何がしたいんだろう」、「自分って面倒くさいな…」というように自分についてグルグル、モヤモヤ考えることがある方


○感想

本書の特徴は何と言っても、”豊かな比喩表現”にある。

内容は、普段書かない人にとってはそれだけでも十分新鮮に感じられるが、普段noteを書いたり、書くことが好きな人からすると、一度は考えたことがあるようなことも多い。

しかし、本書ではそれらが、とても"しっくり"くる非常に豊かな比喩によって、表現されている。

そのため、既に考えたことがあったとしても、その表現のされ方が違うだけで、こんなにも受け取る時の印象や、沁みてくる感じが変わってくるのかと思わされる。


○印象に残った文章

『さみしい夜にはペンを持て』では、心に残る文章やセリフが多く登場します。
一部をご紹介します。

「筆算するように・・・・・・文章を書く? なにか特別な書きかたがあるの?」

「いや、ふつうに書けばいいさ。筆算するとき、つまり計算式を解くとき、ぼくたちは 答えもなにもわからないまま書きはじめるよね? それと同じで、まずは書いてみる。書きながら考えていく。そうすればいつか、自分だけの答えにたどり着くんだ」

「書けない時には、とりあえず書き始めてみる」
という言葉は、聞いたことがある方が多いと思います。

でも、この”筆算”による例えは、おそらくほとんどの方が初めてで、かつ、結構しっくりく来る感じがしませんか?

そして、しっくり来る例えがあると、本来の言葉(今回だと「とりあえず書き始めてみる」)への理解がさらに深まるし、何よりも忘れないですよね。

本書では、このような比喩がたくさん登場する、というか物語全体が比喩でできているので、既に聞いたことがある言葉であっても、新鮮な気持ちで受け取ることができます。


「見分けかたは簡単さ。『いまの自分にできること』がひとつでもあるのなら、 その悩みは『考えごと』の箱に入れる。もっと深く考える価値がある。一方、『いまの自分にできること』がひとつもないのなら、その悩みは『心配ごと』の箱に入れてクローゼットにしまう。考えても仕方がない。自分にできることは、なにもないんだからね」

これは”悩み事”に関するアプローチを述べた箇所になります。

「どこかで聞いたことがあるかも?」と思った方は、もしかしたらベストセラー『嫌われる勇気』を読んだことがあるのかもしれませんね。


本作の著者は『嫌われる勇気』も執筆しており、そこで述べられている

・課題の分離
・変えられるものだけに集中する
・他者と過去は変えられない

という主張が、ここでは2つの箱、「考えごと」の箱と「心配ごと」の箱に例えられています。


『嫌われる勇気』でも、対人形式で例えが多く登場していたので、著者は色々な例えを考えるのが得意なのかもしれませんね。


「ところが、ていねいに説明するのが面倒くさい。論理的に説明するのも面倒くさい。反論されたら面倒くさい。自分の気持ちをことばにすること自体、 面倒くさい。そこに時間や手間をかけることも面倒くさい――。そういうさまざまな面倒くささにぶつかったとき、『暴力』という一発逆転の手段が浮かんでくる。暴力に訴 えてしまえば、それだけで相手を屈服させることができるからね」

ここでいう”暴力”とは主に言葉の暴力(=暴言)をさします。
引用箇所の前の部分で、言葉の暴力が生まれる原因として、過去の経験から、その効果や効き目を知っているからというのが1つ挙げられています。

そして、もう1つの原因が「言葉を用いて丁寧に説明することが面倒くさいから」ということであると、述べられています。

これはナルホドでした。
自分もこれまで、たくさんの言葉に傷つき、また、他者を傷つけてきましたが、それは言葉で説明することを放棄してしまっていたからなのかもしれません。

これを知っているだけで、いざ自分が暴言を吐きそうになっても、「今、自分は説明することを放棄しようとしてしまっているぞ」と冷静になることができるかもしれませんよね。


以上です。
他にもたくさんの印象深い言葉や、しっくりくる例えが多く登場しますので、ぜひ味わってみてください!

きっと、読み終わった後は「書くぞ~」と書きたい欲が爆上がりしています😁



【投稿日】
毎週土曜 AM9:00更新、たまに平日 PM8:00も!
次回もぜひ遊びに来てください😁


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