糖を食べないから低血糖になる?
いつも長い記事だと読むのがしんどい方もいらっしゃると思うので、たまには短めの記事も書きます。
「低血糖は危険!だからきちんと糖を摂取しましょう!」
お菓子メーカーのサイトや砂糖関係のサイトで何度か見かけました。「低血糖は危険」はその通りなのですが、低血糖になるのは糖質の摂取量が足りないからなのでしょうか?
旧石器時代までのヒトは大量の糖を食べていなくても問題なく生き、妊娠出産授乳をして命をつないできました。
また近年まで思うように食事が出来ないことなど珍しくありませんでした。食事も江戸時代中期までは1日2食が基本でした。
本来、糖を大量に食べなくても体内で「糖新生」で正常血糖値を維持できるのが健康な状態です。
私は数日断食しても低血糖にはならないぐらいです。糖質を制限していても糖新生の材料となる脂質やたんぱく質をきちんと摂取していればまったく問題はないです。もう11年以上やってますしね。

もちろん生まれつきの病気などが原因で糖新生や脂質代謝がうまくいかない方もいらっしゃいます。
しかしそれだけではなく、たとえば糖尿病が進行すると低血糖になりやすくなります。腎機能の低下によっても低血糖が起こりやすくなります。現代の生活によって「正常血糖値を維持できない状態」の方は増えているのでは?
対症療法として低血糖にならないように糖を摂取する必要がある方は居らっしゃいます。でも糖を食べないことが低血糖の本質ではないということです。
糖は大事なものだからこそ、自然界では非常に不安定な経口摂取に頼らずとも体内で作れるように進化してきたのでしょう。
私が通っている病院の糖質制限推しではない糖尿病専門医でさえ公開糖尿病教室で「低血糖の原因のほとんどは薬かインスリン。食事の内容で低血糖になることはほとんどない(食事の糖質に見合った量のインスリンを使用する限りは)」と仰っていましたよ!
糖新生に問題のない方にまで「糖をたくさん食べないと低血糖になりますよ!」と言われると困るのでこの記事を書いてみました。こまめに糖を食べる必要がある方は主治医の指示に従ってくださいね。
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