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失恋カルタ第1話|言ってくれたら直せたよ、そのくらいのことなら

前回の記事では、食卓を彩る「お花」の変化を中心に、二人の関係の終焉を読み解きました。


今回は、考察よりも、楽に。

劇中にセリフになって散りばめられたカルタの句に注目して、好き勝手に書いてみようと思います。

期間限定配信なので、ぜひ、お早めに見てみてください。
※TVerの配信期限が過ぎると動画は視聴できなくなります。


1話を見終わって一番印象に残った言葉。

「言ってくれたら直せたよ、そのくらいのことなら」

千波

彼(野崎)が別れを告げて出ていった直後。
少し視線を下に落とした千波のカットに、彼女自身の静かな声が重なる。

彼に向けた対話の言葉ではなく、自分自身の心の中で詠み上げられた「失恋の句」なのだと思う。

喉元まで出かかったけれど、千波は言葉にしなかった。後悔を含んでいるような句。
口に出していたら、二人の未来は変わっていたのだろうか。

私は、変わらなかったと思う。

野崎が千波を振った理由が

「察しろ」って、エスパーじゃないんだから

野崎

だからだ。
このセリフに、表情に、視線に、戻れない全てが詰まっていたように感じたから。

どちらの想いも分かる。

特に、女性は察してほしいもの。
言葉にはしないその裏の気遣いに気づいてほしい。察した言動があるか、ないか。それを意識的にも無意識的にも、物差しとしている女性も多いのではないか。
千波もその一人だ。

一方で、察することの難しさと正直に向き合っている男性も多いと思う。野崎のように、相手に寄り添いたいからこそ、どう察すればいいか悩んでいる人もいるだろう。

でも、この別れ話のシーンを遠くから客観的に見たとき、私には、
しっかり伝えることの大切さが浮かび上がってきた。

私も、「察してほしい」と期待してしまうことは恋愛だけでなく、様々な人間関係でもあった。

今も、意識してないけれど、「察してほしい」言動を取っていることがあると思う。 

このセリフ(句)で、自分のことを思い出した。

遠距離恋愛でのLine。
どうしたら私の今をそのまま受け取ってもらえるか、時間をかけて文字を打つ。
この言葉の裏の意味に気づいて、なんて願ってメッセージを送ったこともあったけれど、文字だけだから余計に伝わらない。

寄り道しないで彼と向き合えていた時間には、伝えたいことをまっすぐに伝えていた私がいた。
恥ずかしいくらいに。
そうでもしないと、私が先に彼から心が離れそうだった。私の独りよがりで、まっすぐ寄り添ってくれる彼の時間を無駄にしたくなかった。


もう一つの句

「仕事のせいにして別れるのが特技ですか?」

千波

千波が、新しい彼氏に振られるシーン。
ここには、この年代のならではのキャリアと恋愛がリアルに描かれている。

でも、正直、国内の転勤くらいで千波を置いていかないでほしいと思った(推し補正、全開です)。
せめて少し相談してほしかっただろうな、と。

千波に相談なしで、彼の意志だけで別れが決まるところが、この恋愛に本当の愛はなかったと感じてしまって突き刺さった。

仕事という正当な理由があるゆえに
踏み込めない寂しさ、もどかしさ。

恋愛は、全てを投げ出しても一緒にいたいと想うから成り立つのか。
キャリアと恋愛は両立できるのか。
自分のキャリアも相手のキャリアも失いたくない。その上で一緒にいたい。
これは贅沢なことなのか。

この問いに、私はまだ答えを持っていない。

ただ1つ知っていることは、お互いへの尊敬と信頼関係の強さ。これがないと乗り越えられないと思う。
でも、それだけで十分なのかも、正直まだ分からない。

皆さんは、仕事と恋愛の天秤、どう折り合いをつけていますか?



ここまで読んでいただき、
ありがとうございました🌷

もっと好き勝手に。
本当は梅澤さんの演技の凄さや、千波という役に込めた熱量を語り尽くしたい。
けれど、今の私にはそれを表現する適切な言葉が見つかりません。
それくらい、彼女の姿に圧倒されてしまいました。
いつか書けるといいです。

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