出版社新卒1年目がインタビュー!「暴言アクスタ」誕生の裏側
みなさんこんにちは、ダイヤモンド社新入社員のSです!
前回の記事では、私のデスクに突如現れた「暴言アクスタ」をご紹介しました。
机上の「暴言アクスタ」とともに仕事をして一週間が経とうとしていますが、いつ見てもその迫力に背筋が伸びます。
真面目な自己啓発書としてのイメージが強い『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』の限定購入特典が、なぜこんなにも尖ったアクスタになったのでしょうか……?
そこで今回はこの「暴言アクスタ」の生みの親であるM室長を直撃し、企画の裏側をインタビューしていきます!
始まりは「言葉の力」へのリスペクトだった
S:ズバリ聞きます!この「暴言アクスタ」というパンチの効いた企画を思いついた、最初のキッカケは何だったんですか?
M室長:ふふ、直球ですね。『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』の「言葉の力」を形にしたい。企画意図はこれに尽きます。 “勇気の二部作” は、時代に左右されない普遍的な言葉で書かれていて、いつまでも読み継がれる古典を目指している作品です。だからこそ、その圧倒的な「言葉」を軸にした企画にしたい、という想いが根底にありました。
S:確かに、言葉の重みがすごいですよね。私も『嫌われる勇気』を初めて読んだとき、ビジネス書というより、文芸作品を読んでいるかのような気持ちになりました。でも、作中にはたくさんの素晴らしい名言があるなかで、どうしてあえて「暴言」にスポットを当てたんですか?
M室長:X(旧Twitter)や読者の方々の反応を見ていると、人生の座右の銘にしたいような名言を引用している人もたくさんいるのですが、実は「青年の言葉の鋭さ」に言及している人も意外と多かったんです。“勇気の二部作” を読んだことがある方ならわかると思うんですけど……あの青年、キャラクターがめちゃくちゃ強烈じゃないですか?
S:たしかに……!青年って、哲人が何を言ってもなかなか納得せず、果敢に突っかかっていきますよね(笑)
M室長:そうそう!でも、青年がそれだけ激しく噛みついて、さらにそれに哲人が丁寧に答えていく対話篇というスタイルだからこそ、単に一方的に話を聞くよりも内容に圧倒的な説得力が生まれるんですよね。
S:なるほど……!かつて反抗期MAXだった高校生の私がこの本を最後まで読めたのは、私の代わりに青年がガシガシ噛みついてくれていたからなのか。合点がいきました。
100万部突破のめでたい節目に、あえて「尖らせた」理由
S:とはいえ、『幸せになる勇気』100万部突破という、とてもおめでたい節目です。もっと無難でお祝い感のあるノベルティにもできたはずですが、あえてこの尖った特典にしようと決断した理由はどこにあるんでしょう?
M室長:一番は、「まだ『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』を読んだことがない人にも刺さってほしい」と思ったからです。この「暴言アクスタ」が、もし誰かのデスクに置いてあったら、“勇気の二部作” を読んだことがない人でも「えっ、何それ!?」って興味をもってもらえそうじゃないですか。
S:たしかに気になります。私も自分のデスクで見つけたとき、二度見どころか三度見しました。

企画書を出したとき、社内は「笑い」に包まれた
S:ちなみにこの企画を通すとき、社内の反応はどうだったんですか? すんなりGOが出たのか、新入社員としてはとても気になります。
M室長:……みんな半笑いでしたね(笑)
S:半笑い(笑)
M室長:元々、私のチーム内でも「青年、なかなかひどいこと言ってるよね」って時折話題にはなっていたんです。でも、チーム外の人に見せてもやっぱりみんなクスッと笑ってしまう。「言葉の力」で感情が動く。まさにこの企画で仕掛けたかった「狙い」そのものだったんですよ。
S:じゃあ、まさかの反対意見は……?
M室長:なかったです。みんな出来上がるのを楽しみにしていてくれました。
S:(なんだか、すごい会社に入社したのかもしれない……)
ガチすぎる選考プロセスと、泣く泣くボツになった暴言
S:「暴言アクスタ」制作の裏話をもっと聞いてみたいです。数々の暴言(!)のなかから、どうやって台詞を選んだのでしょうか?
M室長:まずは私が『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』の中から「これは」と思うセリフをピックアップしました。そこから社内で「アクスタにしたい暴言」を選ぶアンケートを実施して、上位各5点を絞り込んだんです。そして最終的なラインナップは、著者の岸見一郎さん・古賀史健さんに選んでいただきました。
S:著者公認のガチ選考だったんですね!結果は予想通りでした?
M室長:大体予想通りでしたね。今回アクスタになった「相変わらず人のことをボロ雑巾のように扱うのですね。」や、Sさんのデスクにあった「できれば金輪際、口をつぐんでいただきたい」あたりは、票を集めるだろうなと思っていました。

M室長:ただ、個人的にはすごく気に入っていたのに、生憎ボツになってしまった暴言もありました。
S:えっ、例えばどんなセリフですか?
M室長:「人間の感情を完全に無視しています」とか。
S:強すぎる(笑)。それもちょっと欲しかったです。
企画者が提案する「暴言アクスタ活用法」
S:今、SNSでも「暴言アクスタ」が気になるとの声が相次いでいますよね。このアクスタを手に入れた読者の方々には、どんな風に楽しんでほしいですか?
M室長:やっぱり、職場のデスクに置いてほしいですね。たとえば部下の方は、「相変わらず人のことをボロ雑巾のように扱うのですね。」をデスクにそっと立てておく。逆に上司の方は、「できれば金輪際、口をつぐんでいただきたい」を置いておくのがおすすめです(笑)。
S:(先輩のデスクを想像しながら)……実際に置かれていたら、職場の緊張感がすごそうですが、コミュニケーションのきっかけには最高ですね!
二冊を読むと見えてくる世界
S:それでは最後に、『幸せになる勇気』が100万部を突破した今、読者のみなさんへメッセージをお願いします!
M室長:『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』は、それぞれが完成された作品ですが、二冊を読むことによってその世界観がより鮮明に見えてきます。『嫌われる勇気』だけを読んで止まっている方は、ぜひ『幸せになる勇気』も読んで、アドラー心理学の本質を真に掴んでいただきたいです。もちろん、これから初めて読むという方も、これを機に二冊合わせて楽しんでみてください。
S:「暴言アクスタ」が、みなさんと “勇気の二部作” を繋ぐきっかけになれば嬉しいですね! 本日は貴重なお話をありがとうございました!

全国の一部対象書店様にて、『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』をセットで購入するとゲットできる「暴言アクスタ」。
企画の裏側を知ると、鋭い暴言の数々も段々愛おしく見えてくる気が……。
みなさんもぜひお気に入りの「暴言アクスタ」をお迎えして、日々のアクセント、あるいは職場での無言の抵抗に活用してみてくださいね!
以上、新入社員Sがお送りしました📮
