「いま、ここ」に強烈スポットライトを当てる │『幸せになる勇気』100万部ポップアップ #2
こんにちは!ダイヤモンド社、新入社員の I です🐣
前回の記事では、現在、1階エントランスで開催中のポップアップイベントをご紹介しました。
なぜ、いま『幸せになる勇気』なのか。
なぜ、ダイヤモンド社のエントランスだったのか。
そして、なぜ、あれほどまでに真っ赤な空間になったのか――。
今回は、『幸せになる勇気』のポップアップの担当者Oさん(この衝撃的な空間の黒幕…ではなく、仕掛け人!)に、企画の舞台裏をたっぷり聞いてきました!
100万部の節目に『幸せになる勇気』を主役にしたい
──早速ですが、なぜ今回、会社のエントランスをあそこまで大胆に使って、ポップアップを作ろうと思ったのでしょうか?
一番大きいのは、『幸せになる勇気』が100万部を突破したことです。これまで『勇気の二部作』の施策は、どうしても『嫌われる勇気』を中心にしたものが多かったんですよね。一作目ですし、部数も大きいので(なんと、『嫌われる勇気』は国内で345万部突破!)。
でも、100万部って、普通に考えたらとんでもない記録なんです。ビジネス・実用書でミリオンセラーが出るのは、数年に1冊あるかないかの大快挙です。
──東京ドームが20回満席になる人数ですもんね。それだけの方が手にとってくださっていると思うと改めて凄まじい本なんだなと思います。
だからこそ、この大きな節目に、今回ばかりは『幸せになる勇気』を前面に押し出した企画をやりたいと思いました。
──満を持しての主役大抜擢ですね!ちなみに今回のキャンペーン、特に「23歳」という年齢にスポットを当てていると伺いました。
そうなんです。『幸せになる勇気』の発売から10年間の購入者データを見ると、最も多かった年齢は23歳でした。(※2016年2月~2026年3月/CDP CANTERA調べ/『幸せになる勇気』購入者分析より)

23歳は、多くの人にとって、学生から社会人へと移り、自分の人生を自分で選びはじめる時期でもあります。そんな迷いや希望が交錯する世代に、今もなお響き続けているのは本当に感慨深いですね。
──23歳、ちょうど今の私と同じ世代です。人生の転機に、この本に背中を押されている方が多いのは、よくわかる気がします。
「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てる
──そこで、あのポップアップというわけなんですね。
そうですね。100万部記念キャンペーンを実施することになり、せっかくならお祭り感があって、物理的にもインパクトのある施策にしたいと思いました。「とにかく目立つことをやろう」と考えたんです。だから、装飾デザインも『幸せになる勇気』の象徴である「赤」と「名言」を全面に押し出しました。
──たしかに、圧倒的な存在感を放っていますよね(笑)
でも、あえて自社のエントランスという場所を選んだのはなぜですか?
既に公にも発表されましたが、今年8月に、本社が移転します。ダイヤモンド社は1999年に渋谷区神宮前へ移転して以来、約30年この場所で過ごしてきました。そこを離れることは、社内的にも大きな出来事です。だからこそ、この場所でしかできないこと、今しかできないことをやりたいと強く思いました。
──本社の移転は私もびっくりのニュースでした。長年過ごしたこの場所に、最後に盛大に花を添えるような企画でもありますよね。
そうですね。二部作の一作目『嫌われる勇気』の中に、こんな言葉があります。
「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ
今回の「今しかできないことに全力を注ぐ」企画は、この言葉とも重なる部分があると思っています。本の中では「強烈なスポットライトが当たっていれば、客席の奥(過去や未来)は見えなくなる」と例えられています。30年の歴史への名残惜しさ(過去)や、移転(未来)に引っ張られるのではなく、いま目の前のポップアップに全力を尽くす。それこそが「いま、ここ」を生きるということだと思うんです。
──なるほど! 過去や未来にとらわれず、「いま、この瞬間」にエネルギーを凝縮させる。あの真っ赤な空間は、アドラーの思想そのものが形になったものでもあるんですね。
そうかもしれません。上手いことが言えたかどうか不安ですが(笑)。また、明治通りにある本社の前は、若い世代の方も、海外からの観光客の方もたくさん通ります。『幸せになる勇気』の100万部突破をアピールする場として、これ以上ふさわしい場所はありません。街を歩く人に、ふらっと吸い寄せられるように入ってきてほしいという狙いも大きいです。
──通りすがりの方が「おや?」と足を止めて見入っている姿を何度も見かけます。より多くの方の目に入るといいなと思います。
最初で最後の挑戦
──このエントランスでポップアップを行うというのは、珍しいことなのでしょうか。
確認したところ、こういった施策を実施するのは初めてのようです。社内の総務担当者や、ビルを管理する関連会社の担当者とも連携しましたし、どのイベント施工会社にお願いするかも含めて、すべて一から進めました。そこは大変でしたね。
──本当にゼロからの挑戦だったんですね。企画を通すうえで、社内から反対はありませんでしたか。
反対は全くなかったです。みんな共通して、「面白いね!最初で最後になるし、やってみよう!」という前向きなスタンスで一緒に取り組んでくれました。本当にありがたかったですね。
──素敵です!月曜日に出社したら、全く景色が変わっていたので、すごく衝撃を受けました。設営は、週末の2日間で行われたのでしょうか。
僕も一部立ち会ったのですが、土曜日の朝9時に作業が始まって、13時ごろにはエントランス内の装飾は完成に近い状態になっていました。想像以上に早く、さすがプロの仕事!と思いましたね。壁面はシールを貼っているんですが、壁がどんどん赤くなっていく様子は圧巻でした。
外側の装飾や音の出る内装の工事など、周囲への配慮が必要な作業は、深夜に行ってもらい、日曜日に最終調整をして完成しました。

──写真で見比べてみると、本当に別の場所みたいです!
最後に、今回のポップアップを通して、どんな人に『幸せになる勇気』を届けたいですか。
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』を読んだことがある人はもちろん、まだ読んでいない人にも、この機会に興味を持ってもらえたら嬉しいです。生きていく上での不変のテーマ、「対人関係の悩み」を取り扱っているこの本は、きっと多くの人の「人生を変える1冊」になると思っています。
今回のポップアップも、そんな本書の魅力を楽しんでもらえるような工夫をたくさん凝らしているので、ぜひ楽しんでいただければと思います!
──展示のこだわり、ぜひ詳しく知りたいです!……ということで次回以降は、気になる「具体的な展示内容の工夫」について、さらに深くOさんに突撃したいと思います!本日は貴重なお話をありがとうございました。
『嫌われる勇気』という大きすぎる存在の陰で、これまで取り上げられる機会が少なかった『幸せになる勇気』に、100万部突破という節目で光を当てること。
そして、移転を前にした神宮前本社のエントランスで、「この場所でしかできないこと」をやること。
その2つが重なって生まれたのが、今回のポップアップでした。
今回、Oさんに企画の背景を聞いて、より多くの方に、「いま、ここ」のこの熱量を体感していただけるといいなと感じました。
『幸せになる勇気』100万部突破記念ポップアップイベント
開催場所:ダイヤモンド社 本社1階エントランス
(東京都渋谷区神宮前6-12-17)
開催期間:2026年4月27日(月)~7月31日(金)
開場時間:平日 08:00~19:00 ※土日祝は開催しておりません
入場料 :無料
次回以降は、各コーナーについて引き続きOさんへのインタビューと共にご紹介していきます!お楽しみに✨
以上、新入社員 I がお送りしました📮
