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デグー|お迎えから手乗りになるまでの【➆STEP】徹底解説


「デグーの手乗りって簡単?」
──そう思っているあなたへ、
まずは、“そっと側にいることから"



◇ はじめに──


─お迎え後は "安心させること" が最優先─

デグーが手乗りになるまでの道のり。
そこには、「懐かせよう」 「芸を覚えさせよう」
といった飼い主の気持ちだけではなく、まず、
"安心できる環境" が整っているかが大きな鍵を
握っています。

大切なのは、
「この人は怖くない」
「この場所は安全だ」

と、デグーが安心を感じられること。
──そこからすべてが始まります。

実際手乗りといっても様々。今回はすくい上げるでもなく、デグーが自らの意思で手に「ピョンッ」と乗ってくる。そんな手乗りになって貰うための『7つのSTEP』を私の経験を元に詳しく解説していきます。ぜひ最後までお付き合いください。



STEP① 

“あなが居て当たり前”の存在に──

お迎え直後は、とにかく構いすぎないこと!
これが最初に言いたいことです。私たち人間も、まったく知らない異性からグイグイと来られ、
毎日しつこく干渉されたとしたら… 

ちょっと引いてしまいますよね 笑

同じことがデグーにも言えると思います。
大切なのは“側にいるけど干渉し過ぎないこと”
気を使い過ぎず、ある程度日常の音を聞かせて、
まずは、普段通りに過ごしましょう。

構いたい気持ちを"グッと押さえる"ことも必要だということです。

安心を覚えると、最初は隠れて動かなかった子
も気が付けば勝手にケージの中で遊ぶようにな
ります。

ケージの前を通ってみて、
「構ってちゃんアピール」が出たなら、少しだけ
コミュニケーションを取ってあげる。そのくら
いの距離感でいると、お互いに気持ちに余裕が
出ます。

気持ちが前に行きすぎてしまうと、
「こんなに愛情を注いでるのにどうして…?」
と、ただ焦りにつながってしまうので、あまり
いいことはないんですよね。


STEP② 

─“おやつ”で距離を縮める─

お迎え後、最初にやりがちなこととして、
ペレットの手渡しチャレンジです。

コミュニケーションの一つとして、ペレットを
手渡ししたくなる気持ち、よくわかります。
ですが、ペレットはデグーにとってメイン食
安心して食べられるということが何より重要と
いうことですね。

飼い主の手が "食の権利" を支配しないよう、
ご飯の合図として、ペレットは最初の1粒を手渡しする程度にとどめて、適量をまとめて器ごと与えることをおすすめします。

スキンシップには、特別感のある「おやつ」を使います。与えすぎには注意が必要ですが、先ほどの「構いすぎない」というスタンスがここでも活きてきます。

タイミングを見て少しだけコミュニケーションを
取る。そうすれば、おやつも少量で済みますし、
何より"おやつの特別感"が増します。
この特別感が、今後手乗りや芸などを教える上で活きてくるということですね。


▼ こちらも合わせてご覧ください


STEP③ 

─「この手は怖くない」=「この人は良い人」 ─

デグーにとって、まだよくわからない人の“手”は未知の存在。いちばん大切なのは、デグーにとってあなたが「安心できる人」になることです。

また、少しの気配りが大きな信頼につながります。たとえば、冬場の冷たい手。人間でも、恋人が冷たい手足で布団に入ってきたら「ヒャッ」ってなりますよね 笑。

デグーも同じです。そんな時は手を温めてから
スキンシップするのがおすすめです。

寒い日に湯たんぽのように温かい手に包まれたな
ら、デグーにとってそこはとても居心地の良い場
所。ほんの小さなことですが、そうした心遣いで
「手の上の心地良さ」も変わってきます。



さて、次に手乗りの解説に入るのですが、
今回お話する手乗りは、デグーが自らの意思で「ピョンッ」と手の上に乗ってきてくれる。そんな手乗りの形。

最終的にはおやつ無しでも合図のみでデグーが手に乗ってきてくれること。それが私の中での手乗りの理想系です。

その前にまず、手乗りになることの重要性や手乗りの前にまずやるべきことについて書いた記事があります。是非こちらも合わせてご覧ください。

▼  その記事がこちら──


──ここからが手乗り解説の本番です。

STEP④

─手の上で食べる“成功体験”を─

まずは手のひらにおやつを乗せてみましょう。
ポイントは「小さ目のオヤツ」 = 「すぐに食べきれるオヤツ」です。これには、えん麦や大麦アッペンなどが最適。

一口ですぐに食べ終わってしまう為、デグーが近くに留まり、「次もちょうだい!」と続けて催促してきます。※大きいオヤツは持ち逃げされます 笑

少し慣れて来たら次は左手を上に向け、右手にはおやつを準備。デグーが手に乗らなければおやつを取れないといった絶妙な状況をつくります。

このとき、「手を叩く」や「名前を呼ぶ」など
同時に合図をクセ付けておくと良いです。

将来的に “呼べば駆け寄って来る” そんなデグーにも育っていきます。


また、ここが一つの分岐点でもあります。
警戒心の薄い子は差ほど怖がらずに最初からスンナリ手に乗ることも。ですが、臆病な子つまずくポイントでもあります。

前足のみ手に掛けて、後ろ足は頑なに乗せない、
そんな子も多いのではないでしょうか?

これは、いつでも逃げられる"引きの体勢"です。
それ程に手に乗るという行為はデグーにとって
怖いことなんですよね。

手に乗る = "その人を信頼しているということ"


頑張り過ぎないことが大事─

たとえば、手に乗るのを嫌がって、そのせいで
おやつも食べられない…。そんなもどかしさが
続いた時、あなたならどうでしょう?

私なら嫌いになってしまいます。
無理はさせず少しずつ「明日またチャレンジだね」と言って大好きなおやつをあげて下さい。

ペットと飼い主の間に上下関係はないと、私は
思っています。支配するのではなく、お互いの
意思を尊重する。

本来はデグーは群れで暮らす動物。
研究者の間では、飼い主である人間のことを
"実際仲間だと思っている" とも言われています。

──デグーと友達になる。
そんな気持ちで接することが、デグーと暮らす上でとても大事なことなんだと思います。


 



STEP⑤

─手の高さはすぐに降りられる場所に─

ペレットの時と同様に、支配は不安に繋がります。まだ慣れないうちは、手に乗ったとしても
"いつでもデグーが降りられる" そんな手の高さ
をキープしてあげてください。

悪い例としてあげるなら、初めて手に乗ってくれた喜びを感じて、持ち上げて抱き寄せる。

もし、私がデグーの立場なら
「乗ったら捕まる」
「手の上は怖い場所」
そんな風に学習してしまうと思います。

「乗るも降りるも好きにしていいんだよ」
とデグーの意思を尊重してあげる。
それが、本当の信頼関係に結び付きます。


STEP⑥

─手乗りが自然になるまで、焦らずに反復─

おやつで手乗りができるようになってきたら、
次は「手の上はマッサージしてもらえる場所」
として認識してもらいましょう。

普段はあえて顎や首元のマッサージを控えめに
して、手の上に乗ったときだけ「褒美マッサージ」
をいっぱいしてあげるのも効果的です。

「手に乗る=嬉しいことがある」ということを
記憶としてすり込むのがポイント。

安心を覚えてないうちは、すぐ降りたがります。何事も時間を掛けて繰り返し反復です。

抱っこについても同じことが言えます。
自分の意思で手の上に長時間乗り続けてくれる
ようになったなら、ゆっくりと引き寄せて抱っ
こにアップグレード。

降りたがる素振りを見せたならすぐに降ろして
あげる。また手を出してすぐに乗るようであればまた抱っこしてあげる。この繰り返しです。




STEP⑦

「いい人」 →「大好きな人」に変わる瞬間

手の上って温かい… 。
おやつも貰えるし、マッサージも気持ちいい、
抱っこも嬉しい。

そんなあなたに名前を呼ばれて、
──合図だけで手に乗ってくる。

それはきっと、あなたがデグーにとって、ただの良い人から「大好きな人」に変わった瞬間です。

最初は怖がっていた子が、自分の意思で
ピョンと手に乗ってきてくれる。

その瞬間、その感動は、
きっと生涯忘れられないものになるはずです。


◇ まとめ──


1. 構い過ぎず “側にいて当たり前”の存在に
2. ペレットではなく“おやつ”で距離を縮める
3. 「この手は怖くない」と覚えてもらう
4. 手の上で“成功体験”を積ませる
5. 降りたくなったら降りられる位置をキープ
6. 焦らず繰り返し“嬉しい記憶”をすり込む
7. 「いい人」→「大好きな人」に変わる瞬間



◇ 最後に──


信頼は “奪う”ものではなく“育てる”もの。


デグーはとても賢く、そして繊細な動物です。
良いことも記憶すれば、嫌なこともまた記憶
します。

私は手乗りを"最高の芸"だと思ってます。
それは、"お互いの信頼関係"を育てた結果でのみ生まれる芸だということ。

あなたの手の中が、デグーにとって
「一番安心できる場所」 になるといいですね。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
これからも、どうぞ素敵なデグーライフを。




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