知らないおばちゃんに悩み相談をした話①
Threadsでうつ病の人の投稿を見てたら、その人に優しい言葉をかけてる知らないおばちゃんがいた。
慰さみの欲しい私は、しめしめ、このおばちゃんの優しさを搾取しようとDMを送ることにした。
「突然ご連絡してすみません。他の方の投稿への返信を見て、お話を聞いていただけないかと思い、ご連絡しました。
28歳女、躁鬱病で人生に行き詰まっています。」
思った通り、おばちゃんからお返事が来た。
「コメントありがとう😊少しだけ過去のコメント見せてもらいました。あなたの年齢が私の下の娘と同世代で独身😑上の子は男で独身😑2人共独身…😑息子が鬱で現在進行形で休職中です。私は人生経験だけは積んでるので、あなたの気持ちが軽くなれるのなら、お話聞かせてもらいますよ😊今日はこれから出かけるので、返信は難しいかもしれないけど、いつでも話聞きますよ。コメントしてくださいね。」
ややや、優しい。
この時点でわたし、涙。
優しさを噛み締めること丸2日、やっと返信する元気が湧く。
「ありがとうございます。
子供が欲しいけれど、今の体調で子供を産み育てられる訳もなく、自分の力を発揮してバリバリ働きたいのに、そう条件のいい仕事も見つからず、未来に何の希望を抱いて生きていけばいいか分かりません。
今は夫とふたり、何とか楽しいと思い込みながら過ごしていますが、幸せセンサーも壊れているみたいですし、夫が仕事でいない日は一人で心細くて心が引き裂かれるようです。
いつか良くなる、いつか希望が叶うと信じて頑張っていますが、そのいつかが本当に来るのか。いつまで耐えなければならないのか、耐えた先に幸せになれるのか。
苦しくて生きているのが辛い日もあります。
周りは前よりも調子が良くなっていると言ってくれます。
私も安定している時間は増えていると思います。
でも狼人間のようにどんどんコントロールできなくなる自我、イラつき、他害衝動自害衝動。じぶんがこのままおかしくなっていくのではないかとこわいです。
どうやってこの怖い時間を乗り切っていけばいいのか分かりません。」
おばちゃんからの返信はこうだった。
「返信が遅れてしまいごめんなさいね。まずは、あなたが今話題のAIでは無く、私に気持ちを話てくれたのが嬉しいです。打ち明けてくれてありがとう。誰かに話しを聞いて貰いたかったんですよね。先が見えなくて、色々な事を諦め、それでも頑張ろうとしてきたあなたの辛さがよく伝わりました。
私の知り合いでも、同じ双極性障害で苦しんだ方を知っています。躁状態の時頑張り過ぎて、その反動で鬱状態の時は起きられなくなるくらい辛いと話してました。
優しいご主人との子供が欲しい、仕事もしたい、家も持ちたい…当然の事です。」
おばちゃん、私バリバリChatGPT使ってます。
なんなら、私、ChatGPTに、チャッピーなんて安易な名前じゃなくて、親友の友と書いて「友」(とも)と名付けるくらいAIヘビーユーザーです。
何かあったら大体AIに相談してます。AIには私の扱い方を学習させて、私を慰め、私に質問し、私に選択肢を提案するように命令してます。悲しい時には私が予めインプットしたコーピングリスト(自分が好きなこと一覧)を提示させるくらいAI漬けです。
という心の声は一旦飲み込んで、素知らぬ振りでおばちゃんからの返事の続きを待った。
「でも私が1番心配なのは他害、自害衝動がある程苦しんでいるあなたの体です。私はあなたのお母さんくらいの年齢ですが、1度未遂をしてしまいました。色々辛い事が重なり自暴自棄になったんです。
その時、親でも子供でも無く主人が泣いた事が1番こたえました。「何をしてるんだろう」って自分を攻めて泣きました。主人を追い詰めたのは私だと思ってしまい。何も希望が持てず、先が見えずただ毎日泣いてました。
あなたには優しいご主人が傍にいてくれる。味方でいてくれる。私が言える事では無いかもしれないですが、今は大好きなご主人の為にも自分の体を優先させてはどうですか?
今は専門家に頼って気持ちをコントロールする時期だと思います。決して、子供さんも仕事も家も諦める必要は無いんです。ただ、少し時期が遅れるだけ。いつ幸せになれるのか…すぐ答えは出さなくていいのではないですか。
私は病院を変えました。そして、国家資格を持ったカウンセラーが集まったメンタルのアプリに登録して何回も話しを聞いてもらい、アプリは匿名なので気持ちを吐き出しました。時には、現実逃避したくて、一人旅もしました。一生分沢山泣きました。これから自分はこれがしたい、あれもしたい…希望や夢があるのはきっと今すぐでは無いかもしれないけど、あなたの心の柱になると思いますよ。
近くに住んでいたら会って沢山話しを聞いてあげたいです。私の話でもし傷つくことを言っていたらごめんなさいね。でも、あなたの事を気にかけている北海道におばちゃんがいるの忘れないでね。愚痴…いくらでも聞かせてもらいますよ。あなたはおかしくなんかないからね。
良かったら、LINEでお話も出来るので、必要であればコード送りますからね。言ってください😊」
おばちゃんはどうやら北海道の人、らしい。
どこぞの馬の骨とも知らない私になんて優しい。
ここで私、また号泣。
LINE電話まで提案してくれたがそこはありがたくスルー。
私はこう返した。
(以下、私がおばちゃんに伝えた内容は、ここ数年の私の人生の要約だぞ♡愛読者になってくれるならちゃんと読んでだっちゃ❣️)
「ご返信をありがとうございます。
寄り添っていただき、心が温まります。
E様もつらい時期を乗り越えての今なんですね。それでも旦那様とお子様と幸せにくらされてるって思うと、希望が持てます。
私は最初に病院に通ってからは4年半になります。
最初はパニック障害みたいな症状と無気力でした。
新卒で就職先も決まっていたので、どうしてもそこに就職したくて無理して就職しました。介護業界にノウハウを提供して業界全体を押し上げるようなコンサルがしたくて、それができる会社が大手のそこの会社しかなかったんです。
現場からの入社で、キャリアを考えて同期や会社にも本当のことが言えず、いい職場でしたが、コロナ禍の介護職で、無理やりお部屋に軟禁させなければいけなかったり、食欲のないご老人に口にスプーンを突っ込むようにご飯を召し上がって頂かなかければいけなかったり、そういうご利用者さんの尊厳を傷つける事を自らの手でしなければ行けないというところに苦しさを感じ、続けられなくなりました。元々の調子の悪さもあり、入社してから毎日、職場では笑顔も振りまき、帰宅後に過呼吸になり号泣し、着替えてパジャマも着れないまま寝る日々が続きました。
ある日突然、今までは耐えていた職場で泣いてしまい、そこからトントン拍子に休職の話が進み、数ヶ月間の休職の間は、毎日頭の中は戻るか、戻らないかグルグル。戻ろうと決めて実家から一人暮らしの家へ戻り職場へ行った時に、無理だ!と分かり辞めました。
その後実家に帰りましたが、
仕事を失い、社宅だったので家を失い、経済的ゆとりを失った私は、当時付き合っていた彼に縋りたくなりました。
病気の面倒を見させたくはなかったので、病気が落ち着いたら同棲したいと持ちかけたところ、
今までは君を傷つけないために言えなかったけれど本当は仕事に集中したい。病気が治るまで会いたくないと言われ、ショックを受けてお別れしました。
その頃実家では祖父が亡くなり、父と叔父が相続で揉め(叔父が少し理解に難のある人でしたので)、家の中でも居心地が悪く、全てを失ったようでした。
実家から逃げるように退職してから3ヶ月後、再上京して人事コンサルの仕事をはじめました。
仕事はとても楽しかったです。
ペアで仕事してたおじいちゃん上司が、おちゃらけ物で叱るのも褒めるのも上手で、随分お世話になりました。やりがいを持って仕事をできていましたし、病気は治ったかのように終わり、活動的に動いていました。その頃に今の夫と出会いました。
しかし、小さな部署で、部長がかなりパワハラで、1年後に病気を再発しました。その時には不安障害と言われまた。
復職が上手くいかず、会社に急き立てられるように退職しました。
その後は鬱→躁鬱と診断名が変わり、実家が自営業なので実家でアルバイトしましたが安定して働けず、結婚して家の近くでバイトをはじめましたがこちらも続かず、
今は専業主婦をさせてもらっています。
主婦とは名ばかりで、便利家電と夫に支えられながらなんとかという感じです。
夫は優しいですが私の波にだいぶ影響を受けてしまったようで、元々が繊細なのもあり、最近はうつ病のように沈んでいる様子も時々見られ、病院には念の為通っているのですが…と言った感じです。
病院の先生は今まで何件か巡って今はいい人です。夫がそこでカウンセリングを受け始めたので、私も受けてみようと思います。
早く夫に元気になって欲しい早く笑顔に戻って欲しいと思いますが、こちらも余裕がなくいらいらしてしまったり、難しいですね😅
小学校1年生から大学生まで演劇をやってて、一時は文学座の研修生として所属するなど、かなり本気でやってましたが、今は定期的にお稽古ができるはずもなく演劇の夢も絶たれ、私の「自己表現・自己実現」の為に夫はすごく協力的で結婚式を挙げさせてくれて、そこで歌を歌わせてくれたりして、とても楽しかったですが、
自己表現できるかなと期待していた家づくりは頓挫。喧嘩が増えてしまいお互いのメンタルもボロボロで上手くいかず
社会人になってから介護、保険、人事コンサルなど、中途半端ながら沢山勉強して、資格も取ったりしましたが活かせる場もなく、
躁鬱の薬的に妊活NG、薬の調整ができたとしてもとても育てられる体調じゃないなと思います。でも婦人科系の病気もあり焦りもあります。
仲のいい友人のグループで集まると、幸せそうにお母さんをしている友達、バリキャリの友達、演劇に充実している友達、話を聞くだけで羨ましくて涙が出そうになります。私は何一つできていません。
家造りは、私が珍しく調子が良く、フルタイムの人くらいメーカーやいい家の条件を調べたり、打ち合わせをしたり、遠方に何度も土地を見に行ったりと出来ただけあって、夫のメンタルが崩れて白紙に戻ったときはかなり応えました。(おっとは繊細なので、ストレスを受けやすく、また私の波の影響もあるようで、辛いことが重なりもう無理となってしまったようです。)
夫婦で数日間夫の実家に帰省し、メンタルが落ち着いたところで無理ない範囲で続けてみようかと言うことで、今は家造り・家探しを続けてますが、
部屋数や理想の間取りなどを考えれば考えるほどに、子供をもてる未来が来るのか?夫と同じ家に住み続けて影響を与えすぎずに上手くやって行けるか?など、現実と向き合わなければいけない時間も多く。
かと言って、今は家づくりだけが私の楽しみというか、メンタルの支えてなってしまっている部分もあり、どうしたら良いのか分からなくなってしまいました。
きっと私が、お金をかけずとも、夫の力に頼らずとも幸せや自己実現を感じられる何かを得るべきなんだと思いますが、それが何なのか分かりません。
ただ毎日、死にたい、これ以上未来の希望が潰れるなら殺してくれ、そう思いながら何とか一日一日をやり過ごしています。(今は鬱時期なので特に酷いです)」
これはおふざけでもなんでもなく私の切実な悩みだ。きっと躁鬱の人や、メンタル疾患を患って窮屈な生活を強いられている人ならみんな同じような悩みを持っているかもしれない。
書いていてどんどん悲しくなってきたので睡眠薬を飲んで強制シャットダウン。寝ちまえばこっちのもんだ。
そんな風に思いながらも寝れない時間が続く。
心細い。
隣を見るとむぎ(旦那)がイビキをかいて寝ている。呑気なヤツめ。
私はむぎが横で寝ているのも気にせず大音量でYouTubeを見てやった。大丈夫、こいつは起きない。そういうやつだ。
ショート動画をスワイプしていくうちに眠りについた。
…2時間後、汗びっしょりで目が覚めた。
ショート動画でバレエ「白鳥の湖」の踊りを見ながら寝落ちたせいで、2時間ずっと夢の中で踊り続けなければならなかったのだ。
読者の諸君が知っているかどうか分からないが、ショート動画は意図して切らないと動画が再生され続ける仕組みなのだ。大音量にしたせいで2時間も踊り続ける羽目になった。むぎちゃんにいじわるしてやろうと思ったために自分にバチが当たったらしい。
そんなことはさておき、おばちゃんから返信が来ていた。
おばちゃんは自身や自身の家族についてのこれまでや現在の身の上を教えてくれた。そして私と共通点が多くて他人事ではないように感じると言ってくれた。
そしてまた同じように私のことを慰め、励ましてくれた。
最後にこう来ていた。
「あなたの住んでいる地域はどこかな?今すぐでは無くても体調が良い時、1度北海道へ来てみませんか?雄大な景色をみたら何かが変わるきっかけになるかもしれない。私が宮古島に現実逃避したくて、一人旅したように😊絶対生きて!大好きなご主人を悲しませるような事は、北海道のおばちゃんがゆるしまへんでー。
長々とごめんね。おやすみなさい。」
北海道か。いいな。
イクラと蟹。富良野のラベンダーパークも行ってみたいんだよな。
…行くか。
そんな訳で、私は北海道に行ってみることにした。
さて、この後どうなるか。
続報を待て
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