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ダンジョン第50階層【実録】『王都の高位貴族が放つ偽りの刷新幻影!絶望の響く悪魔の乾杯』

前回の物語はこちら👇️👇️👇️

01:シャドウ・パトロン・サモン〈影のパトロン召喚〉



俺は東都校において、魔女(女性リーダー)である増田をはじめとする信頼できる仲間を手に入れた。

長年組織に蔓延っていた悪魔的錬金術(搾取のビジネスモデル)を解体する。

健全な環境へと浄化するホワイトニングプロジェクトは、一見すると順調に進んでいるかのように思えた。


魔王ツン

ここで解説だ ワン。
ホワイトニングプロジェクトとは生徒、従業員の信頼を獲得し、やる気を創出する場所を作る ワン。
エンゲージメントが高い環境だ ワン。

魔王ツン調べ

しかし、このクソゲー(会社組織)において、平穏などというものは束の間の幻に過ぎない。

この時、すでに新たな暗雲が立ち込めているとは、俺には知る由もなかったのだ。

ある日のことである。


突然、王都の中枢(本部)から一人の男が、この東都校へと訪問してきた。

俺はその存在をまだ知らなかった。

執務の間(執務室)でその男の顔を見るなり、大魔女(現場責任者)である梅木が驚きの表情を浮かべて声をかけた。


「急にどうされたんですか」


驚愕的……………………………!!


その男は、身長160cmほどのずんぐりむっくりとした小太りの体型をしていた。

太い眉毛の下に丸い魔導眼鏡(メガネ)をかけ、いかにも成金といった風貌。

腕にはギラギラと輝く金の時計、そして胸元からは太い金のネックレスがチラリと見えている。


専務の大野


ここで専務大野について解説する ワン。
魔道指導学校の本部のナンバー2。
兄弟で学校経営している。兄が社長。
業務全般の最終決定者。実質的支配者。
金に強欲で問答無用な剛腕経営。
金のネックレスと指輪。黒皮セカンドバッグという格好で一見、ヤ◯ザの方に見えてしまう ワン。

魔王ツン調べ


専務は、にこやかながらも底知れぬ目を細めて答えた。

「いや、梅木くん」

「君の活躍が見たくてね」

「思わず東都まで来てしまったよ」

「どうかな」

「順調ですか」

「改革は?」


梅木は、自らのアブソリュート・テリトリー(絶対不可侵領域)を崩すことなく、淡々と答える。


「もちろんです」

「この段階で、組織の膿は全て出し尽くしました」

「あとは、再生するだけです」


圧倒的……………………………!!



02:ダーク・インテンション・オーダー〈暗黒の意図の指令〉



すると専務の視線が、梅木の隣に立っていた俺へと向けられた。



「その彼は、誰かね」

梅木は静かに俺を紹介する。


「専務」

「彼が、あの異次元おじさんです」

専務はそれを聞くや否や、ニヤッと皮肉めいた薄ら笑いを浮かべて口を開いた。

「ほう」

「君があの、異次元おじさんかね」


「君の活躍は、梅木くんからよく聞いているよ」


「今回の奉納の招陣(営業)と修練の差配(講座運営)の一体感、君にかかっているからね」


「頼んだよ」


打算的…………………………!!


俺は極度の緊張から、無意識に己の体臭を気にして、時折ワキのニオイを深く嗅ぎ込むという痛々しいルーティンに走った。




古の魔導師の残り香(加齢臭)の奥に潜むかすかな酸っぱい匂いを、強大な魔力だと勘違いする。

勢いよく肺の奥深くまで吸い込んだ結果。

自家製の猛毒ガスに気管を焼かれ、涙目で激しく咽び泣きながらむせ返る。



『おい、おっさん!』

『自らの悪臭を肺の奥深くまで吸い込んで気管を破壊するとか、ただのバイオテロだ ワン!』

『一人で勝手に酸欠になって、完全に執務室の空気を腐海に変えてる ワン!』


魔犬ツンの冷酷無比な言語刃が、俺の心臓を容赦なく抉(えぐ)る!


痛恨的…………………………!!


俺はむせ返りながらも何とか我に返る。


一つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!


「発動せよ……!」


 ダーク・インテンション・オーダー〈暗黒の意図の指令(期待と本音)〉 ッ!!


「はい、もちろんです」


「つい最近まで最下層の時給傭兵の血盟(派遣契約)であったにもかかわらず」

「拾っていただき、こんな大役まで頂いて」

「そのご恩に報いるよう頑張ります」

俺はその言葉の端々に、専務が考えている宝物庫(売上)のさらなる向上への強烈な期待をひしひしと感じていた。

本来、私が目指す「生還の地平(目標達成)に寄り添う教育」とは乖離がある。

しかし、表向きには利害の一致がある以上、ここは毒を飲んでいくしかない。


俺の最終的目標は、最強ギルドの長(社長)をこの世から抹殺する。

復讐を果たすことである。


そのためには、この魔導指導学校(資格学校)を指揮する確固たる立場にならなければならない。

どんな泥臭い仕事もこなしてやる。


しかし、俺の脳裏にある疑念がよぎった。

なぜ、この絶妙なタイミングで専務が現れたのか。

もしかしたら、これも初めから梅木の狡猾な演出によって仕組まれていたのではないだろうか。

ほどなくして、没落貴族(過去にすがる上司)である黒金は、専務からの辞令。


強制ログアウト(失業)に等しい懲戒免職と即時損害金に対する全額返金を要求される。

姿を消した。



03:フェイク・リニューアル・イリュージョン〈偽りの刷新幻影〉



同日の午後。


専務は東都校の全てのスタッフを大広間に集合させる。

厳かな声で挨拶を始めた。


「皆さん、お疲れ様です」

「専務の大野です」

「今回、皆さんには多くの激しい変化を許容していただき、王都の中枢(本部)としましても大変ありがたく思っております」


欺瞞的…………………………!!


「数々の不正行為による運営で、魔導指導学校(資格学校)の信用が著しく低下している状況の中」

「新しく生まれ変わろうとする気運も高めていかなければなりません」


専務の言葉には、商いの理(ビジネススキル)の冷徹さが込められていた。


「その上で最も重要になるのが、奉納の招陣(営業)と修練の差配(講座運営)の一体運営です」

「信徒(生徒)がどのような状況にいるかを把握する」

「その上で将来の希望を叶えていくために、私たちの教育があるのです」

「その変化を今、起こしつつあるのが西都校での取り組みであります」

「この流れを、魔導指導学校(資格学校)の全体に広げていきたいと王都の中枢(本部)は考えています」

「そのために、これを自ら体現してきた異次元おじさんに、改革を依頼しているわけです」

「皆さんも、この取り組みにぜひご協力よろしくお願いします」


専務が視線を俺に向ける。


「異次元おじさんからも、一言ありますか」

そう促されると、私は一歩前に出て、集まった魔導女師(女性講師)たちやスタッフに向かって挨拶をした。



「ご紹介にあずかりました、異次元おじさんです」

「これから新しくしていく環境の中で、今までとは違うご負担を皆さんにおかけすると思います」

「しかし、新しい環境の中で、信徒(生徒)に心から喜んでいただける環境と教育を共に進めていきたいと思います」

「ご協力のほどよろしくお願いいたします」


決意表明的……………………………!!


その場で挨拶が終了すると、専務は私に歩み寄り、がっちりと握手を求めてきた。



大魔女(現場責任者)、専務、そして俺の3人で、固く手を結び合う。


その瞬間………………


傍らに控えていた巫女(事務員)が通信魔導具(携帯電話)を取り出し、我々の姿をパシャリと写真に収めたのだ。

俺は二つ目の物理刃(自分軸)を心の中で高らかに詠唱した!


「いでよ……! 」


フェイク・リニューアル・イリュージョン〈偽りの刷新幻影(写真撮影)〉
ッ!!


この時、俺は明確に悟った。

ああ、この写真が欲しかったのだ。


「新しい体制になりました」


刷新感をアピールする視覚的証拠の演出のために、すべてが周到に組まれていたのだ。



04:ロイヤル・バンケット・プロトコル〈王侯の饗宴作法〉



その日の夜。

専務の主催による、豪華な宴席が持たれた。

王都・王都の中枢(大都市・ビジネス街)の真ん中にある。

手入れの行き届いた美しい和の国の庭園を持つ高級な料理屋(料亭)。

その奥まった一室が予約されていた。


大魔女(現場責任者)と俺は、静寂に包まれた和室の中で、専務の到着を息を潜めて待っていた。


絶望的……………………………!!


廊下の向こうから、仲居の静かな足音が近づく。

襖の向こうで声が聞こえてきた。


「お連れ様のご到着でございます」


俺は三つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!



「発動せよ……! 」



ロイヤル・バンケット・プロトコル〈王侯の饗宴作法(料亭の接待)〉
ッ!!


その瞬間……………………


畳に頭を深く擦りつけて襖が開くのを必死に待つ。




襖が静かに開き、専務が悠然と姿を現した。


「いやいやいや、遅くなったね」


「すまないね」


専務は柔和な声を出す。


その奥には得体の知れない不可視重力(プレッシャー)が潜んでいる。


「頭を上げてもらっていいから」


屈辱的……………………………!!


専務が上座に席に着くなり、俺はすかさず銚子を手に取る。

日本酒を専務のお猪口へと丁寧に注ぎ込んだ。


トクトクと酒の注がれる音が、静かな和室に響き渡る。


「では、東都校の新たな門出に」


「乾杯」


空前絶後的………………………!!


専務の乾杯の音頭で、会席という名の重苦しい儀式が幕を開けた。

極上の料理が運ばれてくるが、味が全くしない。



大魔女(現場責任者)のオーラ(個人の放つ威圧感)と専務の放つ重圧に挟まれる。


俺のHP(肉体)とMP(精神力)は凄まじい勢いで削り取られていく。

酒が少し入り、場の空気がわずかに緩んだかのように見えたその時。

専務が、手元の猪口を静かに置く。


大魔女(現場責任者)と俺を交互に見据えた。

その声のトーンが一段低くなり、部屋の温度が急激に下がったように感じた。

専務の口から俺たちの想像を遥かに超えるとんでもない提案が語られ始めたのである。



【次回予告:ダンジョン第51階層】


専務の口から語られた、耳を疑うようなとんでもない提案!

刷新感を演出したはずの宴席は、一転して底知れぬ欲望の渦巻く修羅場へと変貌する!

大魔女の冷徹な沈黙と、俺の脳内を駆け巡る絶望のシグナル!

利害が一致したはずの同盟に、予期せぬ亀裂が走るのか!?

クソゲーの真の支配者たちが仕掛ける罠に、おじさんのMPは限界を突破する!

次なる死闘が今、幕を開ける!

次階層を見逃すな!

最後までお付き合いありがとうございます。

一気にこれまでの概要を知りたい方はこちら👇️👇️


【迷宮の深淵へようこそ】



この 「クソゲー(社会)」 から強制ログアウトさせられた、時給1,100円スタートの男の生存戦略。


覚悟がある奴だけ、次のページをめくれ。

まさにこのダンジョンへの現在の最下層までの探索が一気にしたい冒険者はこちら👇️👇️

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