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ダンジョン第48階層【実録】『王都の黙認と魔導女師の涙!絶望の東都校で誓う魂の浄化宣言』

前回の物語はこちら👇️👇️👇️

01:シャドウ・パペット・セオリー〈操り人形の仮説〉



大魔女(現場責任者)の絶対的で冷酷な追及により、没落貴族(過去にすがる上司)の黒金はついに観念した。



この東都校に隠された悪夢のシステムについて白状した。


黒金の額から大量の冷や汗が流れ落ちる。

大魔女(現場責任者)の眼光は氷の刃のように鋭い。

黒金のちっぽけな虚栄の重鎧(プライド)を無残に貫いていた。

5年もの歳月。

黒金はその長い期間。


脈々と信徒(生徒)たちをエターナル・エクスプロイテーション(永遠の搾取連鎖)の泥沼へと引き込んでいたのだ。

そして………

その大した額でもない横領によって宝物庫(売上)のバランスが崩れた。



ついにシステムは破綻を迎え、すべてを崩壊へと導いていた。

その悪魔的錬金術(搾取のビジネスモデル)の片棒を担いでいたのは、魔女(女性リーダー)の増田だ。

このシステムにおいては彼女も被害者のひとりでもある。


しかし………

俺の脳内である拭いきれない疑念が渦巻いていた。

本当に…………

王都の中枢(本部)は5年もの間。

この巨大な不正を知らないまま隠し通すことができたのだろうか。

俺は一つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!



「発動せよ……! 」



シャドウ・パペット・セオリー〈操り人形の仮説(本部黙認の疑念)〉 ッ!!


むしろ、王都の中枢(本部)はこのシステムを上手く利用していたのではないか。



奉納の招陣(営業)の純粋な技術ではない。

悪意のメリットによって簡単に高額な修練会(講座)を申し込ませるシステムができあがっているのだ。

「正しい」という一言で直すほどの健全な魔導指導学校(資格学校)ではない。

これまでも悪に手を染めた仕組みは数えるほどあった。


俺は恐ろしい推測に辿り着く____


王都の中枢(本部)も大魔女(現場責任者)も、すべて分かった上で、トカゲのしっぽ切りとして黒金を利用したのではないだろうか。

通常、厳しい監査が入る中。

本当に5年もそれをくぐり抜けることができるのだろうか。

いくら悪徳な魔導指導学校(資格学校)だとしても、逆に金にはとことんうるさいはずだ。

俺が着任する前の西都校の没落貴族(過去にすがる上司)も着服していた事実がある。

もしくはそれは、暗黙の了解として黙認された事実としてまかり通っていたのではないだろうか。

都合が悪くなるとそうやって責任者を変えていく。



ある意味、黒金も巨大な組織の歯車として利用されていたのかもしれない。

俺はこのタイミングで、ピエロのように粛清を執行した気になっているだけの操り人形に過ぎないのではないか。

であれば、この不都合な真実(隠蔽された失敗の原因)の証拠を見つけることはできないだろうか。


俺の担当範囲は修練の差配(講座運営)だが、真の改革はその上に成り立った再スタートでなければならない。


これを絶対に闇に葬ってはいけないのだ。


絶望的……………………………!!




02:ミッション・クルー・リクルート〈改革要員の徴兵〉



大魔女(現場責任者)が執務の間(執務室)から出てくる前に、俺はそっと重い扉から離れた。

薄暗い廊下を抜け、修練場(教室)へと歩を進める。

そこには、先ほどの俺の宣言により、魔導女師(女性講師)たちの戸惑いも消えぬままの重苦しい空気が漂っていた。

俺は立ち止まっている暇はない。


一刻も早く改革に向けた準備を進めなければならない。


そのためには、魔導女師(女性講師)たちにも現場の協力を求めていく。

今すぐ協力してくれる存在は誰なのか。


俺は、魔女(女性リーダー)の増田にそっと近づき、周囲に聞こえないように静かに語りかけた。

俺は二つ目の物理刃(自分軸)を心の中で高らかに詠唱した!


「いでよ……!」


 ミッション・クルー・リクルート〈改革要員の徴兵(協力者の選定)〉 ッ!!


「増田さん」

「これから東都校の改革において、実働部隊となる人員が必要になります」

「急な変化で戸惑いがある方もいらっしゃると思います」

「協力的な魔導女師(女性講師)を2名ほど、お貸しいただくことはできないでしょうか」


増田は少し考え込むような表情を見せた後、静かに口を開いた。


「平野さんと山口さんなら若手の魔導女師(女性講師)です」

「柔軟に協力いただけると思います」

「私も彼女たちをサポートします」


増田の目には、以前のような強固な反発の光はない。

自らが担ってしまった過去の罪を清算しようとする、かすかな意志が宿っているように見えた。


この理不尽なクソゲー(会社組織)において、共に泥を被り戦ってくれる信頼できる仲間を集めることは何よりも困難なクエストである。


だが、彼女たちを巻き込まなければ、この腐りきった組織で真の生還の地平(目標達成)は決して描けないのだ。


決断的……………………………!!




03:ダーク・コンプリシティ・エスケープ〈闇の共犯からの逃避〉



増田は俺の依頼を受け、プリズン・ブレイクルーム(講師控え室)へと向かう。


二人の魔導女師(女性講師)に声をかけていた。

俺はその控え室の扉のすぐ横。


息を殺して壁に背を預ける。


三つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!


「発動せよ……! 」


イーグル・イア・インターセプト〈遠隔探知(聞き耳)〉 ッ!!


薄い扉越しに、増田の真剣な声が聞こえてくる。

「二人とも、少し良いかしら」

「先ほど異次元おじさんからも説明があったように、今のままの体制ではもう東都校は成り立たないの」

「新しい改革に向けて、二人の協力が必要だわ」

「協力してくれないかしら」


突然の指名…………


二人は不安げな顔を見せながらそれに答える。

山口が震える声で尋ねた。



「私たち……」

「これからどうなっちゃうんですか」

「強制ログアウト(失業)になっちゃうんですか?」


増田は苦渋の表情で言葉を返す。



「それを私には分からないわ」

「これから魔導指導学校(資格学校)の方針がどのように決まるかも分からない」

「どんな体制でやっていくかも分からない」

「ただし、協力しなければ、今後の良い魂の裁定(ジャッジ)を得ることはできないでしょうね」


重苦しい空気が流れる中。


もう一人の魔導女師(女性講師)である平野が、絞り出すように言った。


「私は………」

「もうここから抜け出したいんです」

「このタイミングじゃなきゃ」

「きっと辞められないかもしれません」

「ですから……………」

「私抜きで考えてもらえますでしょうか」


それは…………


悲痛な ダーク・コンプリシティ・エスケープ〈闇の共犯からの逃避(平野の拒絶)〉 だった。


エターナル・エクスプロイテーション(永遠の搾取連鎖)の歯車として、何も知らない信徒(生徒)たちを長年犠牲にしてきた自責の念が、彼女の精神を限界まで追い詰めていたのだ。


戦慄的……………………………!!



04:ホーリー・リビジョン・プロミス〈聖なる改革の誓約〉



極度の緊張。

俺は無意識に存在しない前髪を豪快にかきあげる。

痛々しいルーティンに走った。

汗で滑った手が勢い余って己の頭頂部を鋭く引っ掻いた。

数少ない毛根を容赦なく抉(えぐ)り取ってしまう。

目から火花を散らして涙目で必死に痛みを堪える。

『おい、おっさん!』

『無い前髪をかきあげて自らの貴重な毛根を根こそぎ刈り取るとか』

『ただの自爆テロだ ワン!』

『頭皮から流血しながらプルプル震える姿が、完全に廊下の空気を絶対零度にしている ワン!』


魔犬ツンの冷酷無比な言語刃が、俺の心臓を鋭く抉(えぐ)る!


痛恨的……………………………!!


俺は頭皮の激痛に耐えながら我に返る。

決意を固めてノックする。


プリズン・ブレイクルーム(講師控え室)へと足を踏み入れた。

突然現れた俺に驚く三人に対し、俺もその会話に静かに参加する。


「平野さん」

「あなたはなぜ、ここから抜け出したいのですか」


平野は不意の問いかけに涙をこらえきれずにいた。


震える声で真っ直ぐに訴えかけた。



「悪いことへの加担を………」


「もうこれ以上積み重ねたくないんです!」


信徒(生徒)を騙し、食い物にするシステム。


それに加担させられ続けてきた彼女の魂は、悲鳴を上げ、限界を迎えていた。


俺は四つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!


「発動せよ……! 」


ホーリー・リビジョン・プロミス〈聖なる改革の誓約(信徒のための浄化宣言)〉 ッ!!




「わかりました」

「心配しないでください」

「もう一切、このようなことは起こさせません」


俺は彼女の涙に濡れた目を見て、魂の奥底から言葉を紡いだ。


「信徒(生徒)から心から喜ばれる魔導指導学校(資格学校)を目指すのです」

「感謝されてできる仕事に変えるんです」


平野は驚いたように俺を見つめ返した。


「そんなこと……」


「本当にできるんですか?」


深い不安と、わずかな希望が入り混じった中で振り絞って出た言葉だった。

その問いに対し、俺はすぐには答ええなかった。


しばらく、重い沈黙を落とした。


俺の胸の奥……………


強烈な暗黒の炎(強い怒り)が静かに燃え盛っている。


このクソゲー(会社組織)の理不尽をすべてぶっ壊すために…………………


俺は絶対に引くわけにはいかないのだ。



【次回予告:ダンジョン第49階層】


ついに明らかになった本部黙認の疑念!

黒金は巨大な組織の歯車に過ぎなかったのか!?

絶望の東都校で、罪の意識に苛まれる魔導女師が涙の拒絶を見せる!

俺が放った魂の浄化宣言は、彼女たちの凍りついた心を溶かすことができるのか!?

しかし、本部の闇に触れようとする俺に、見えない巨大な敵の圧力が迫り来る!

綺麗事だけでは済まされない。

血みどろの改革が幕を開ける!

次なる死闘が今、始まる!

次階層を見逃すな!

最後までお付き合いありがとうございます。

一気にこれまでの概要を知りたい方はこちら👇️👇️


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