旅行記が闘病記になりました。|京都・ひとり修学旅行vol.5
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
あーるです。
2月2日に更新をスタートさせた「京都・ひとり修学旅行」も、今回でいよいよラストです!
(【vol.4】については、以下の記事をご覧ください)
かな〜り充実した2泊3日となりまして……
5部作でお届けしております🎵
それでは【vol.5】、最終日(2026年1月22日)の15時からスタートです!
私は無事に帰れるのか…!?
1.キャリーケース走法、再開
野宮神社で「無事に家に帰れますように」と真剣に祈った私は、なんとか嵯峨嵐山駅に辿り着き、京都駅まで戻ることができました。

素敵だったな〜
でも、この時、足が限界突破していて、とにかくどこかに座りたかった。
ロッカーからキャリーケースを取り出し、「キャリーケース走法」で、座れる場所を探す旅へ……。
時刻は15時40分。
ちょうどおやつ時で、平日なのにカフェが激混み。
抹茶屋さんとかイノダコーヒーとか、京都ならではのカフェを見て回るのですが、とても入れそうにない。
並ばないといけない。
でも、並ぶのはしんどい。
そんな私を救ったのが、「ぎをん為治郎 八条口店」でした!
2.八ツ橋屋の裏側
ここは、ロッカーのあるASTY京都の中のお店。
⭐️写真を撮ってなかったので、食べログのリンクで失礼します
ぱっと見は「本家西尾八ツ橋」の八ツ橋屋さんに見える。
ショーケースがあって、お店の人が立っている、あのデパ地下スタイルです。
でも、端っこに「ラーメン」とか「そば」とかのメニューがあって。「??」って。
引率時代、ここの「アスティーロード」は何度も通っています。
ここの目と鼻の先にあるホテルに泊まったこともあった。
・・・でも、こんなところに飲食スペースなんかあったっけ?
興味本位で、店頭に立つスタッフの方に聞いてみます。
「ここでラーメンとか、食べられるんですか?」
「はい。お席空いてますので、どうぞ」
暖簾の先には、カウンター席がいくつかと、テーブル席が2つほど。
合計20席にも満たない、小さなカフェスペースがありました。
多分、みんなここがカフェだって気づいてないんだと思います。
私以外、女性4人組が1組だけ。
そちらの方々は女子会に花が咲き、空になったパフェのグラスとお抹茶で、宴もたけなわ状態です。
3.甘いとしょっぱいは正義
「京風ラーメン」にするか「そば」にするか迷いましたが、ここで2日目の記憶が蘇りました。
あの祇園の高級ラーメンの思い出が。
⭐️「あの祇園の高級ラーメン」については、こちら
・・・そばの方が安全な気がする。
そばに決めたものの、今度は「にしんそば」か「鴨南蛮そば」か「茶そば」か迷います。
どれも京都っぽくて捨て難い。
でも、私は人生初挑戦の「にしんそば」にしました。
1020円。やっぱりちょっとお高めです。

・・・こりゃ、正解ですわ。
雪の中を歩いて冷え切った体に、優しいお出汁が染み渡ります。
甘辛く煮たにしんは、骨がちゃんと除かれていて、皮も柔らかくて食べられちゃう。「甘い」と「しょっぱい」を繰り返すのは正義です。
正直、私は長ネギが苦手なのですが(ラーメンやそばに入っていると友達にあげるレベル)、九条ネギって普通の長ネギと違うんですね。
そこまで臭みがないから、この私でも気にせず食べてました。
で、あっという間に完食。
そして気づく。
「完食したら、長居できないじゃん」と(笑)
新幹線発車ギリギリまでくつろいでいたいのに、20分くらいで完食してしまった。まだ残り1時間半もあります💦
4.京都のカフェで、神奈川の病院を予約する
お出汁をちびちび飲む作戦で、滞在時間を引っ張る私。
甘味を食べてもよかったのですが、さすがにそこまでお腹は空いていない。ちびちび飲みながら、足のことについて検索しまくります。
検索した結果、「腓骨筋腱炎(ヒコツキンケンエン)」の症状に一番近いことがわかりました。
・足首の外側、特に外くるぶしの後ろや下に痛みや腫れが出る。
・歩く時、地面を蹴り出す瞬間に強い痛みが出る。
・長時間の歩行や過度な運動による「使いすぎ」が原因。
・不適切な靴の使用も要因になる。
・・・全部当てはまってる。
ここで私はようやく「自分が病人なんだ」ということを自覚し、慌てて整形外科を予約します。
教員時代、私は学校のロッカーから転落して、尾てい骨にヒビが入ったことがあります。
⭐️尾てい骨を折ったのに西表島でトレッキングした話は、こちら
その時に大変お世話になった、自宅から徒歩5分の「例の」整形外科。
あそこを予約してみよう!
京都のカフェで、神奈川の整形外科を必死で予約する私。
今誰かにスマホの画面を覗かれたら、「何してんの?」という様子です。
でも、本人はかなり必死。
明日の午前中に受診できるように祈って……
でも、結果は惨敗💦
明日の午前中どころか、明後日の午後まで「満員御礼」です。
冬って、怪我とか筋肉の不調が出やすいんでしょうか?
明らかに以前通っていた時(春・夏)よりも予約が埋まっています。
平日なのに〜!
・・・マジで、どうしよう?
5.「にしんそば」以降、データ無し
そばで温まったからなのか、足が痛すぎるからなのか、絶望の感情からなのか、さっきから"謎の汗"が止まりません。
このままではマズいので、思い切って新規の病院を開拓することにしました。
新幹線の時間なんてどこへやら、病院検索に血眼になる私。
すると、ラッキーなことに、自宅の最寄駅付近に、この間の12月に新しくメディカルビルができていたことがわかりました!
でも、駅を挟んで逆側。
(仮に)私の家が西口だとしたら、そのビルがあるのは東口。
家から徒歩10分の距離。
その距離がどうしてもひっかかりましたが、悩みに悩んで、そこの整形外科を予約しました。
明日の午前中に診てもらえるそうです。
・・・もう、ぐちゃぐちゃ言っていられない!
予約ができたところで気づくと、あの女子会チームもいなくなり、いよいよ私一人に。
さすがにお出汁もなくなり、これ以上の長居は厳しそうだったので、お会計をして出ました。
でも、急に立ち上がったので、足に衝撃が。
・・・い、痛すぎる〜!!!
悶&絶。
もう、3歩歩いて休憩しないと進めないレベル。
本当にまずい。
今までで一番まずい。
本当は、お土産とか、帰りの新幹線のお弁当とか買いたかった。
でも、無理。
これ以上荷物を増やしたら、本当に帰れなくなる。
お土産屋の人混みをうまく歩ける自信もなし。
あえなく挫折し、改札内の待合室へ。
激混みですが、なんとか1席確保!
頭を空っぽにして、とにかく耐え忍びます。
そこからは、正直、記憶がありません。
写真データも「にしんそば」で終わっています。
よっぽど辛かったのでしょう。
次の写真は、自宅で撮った、腫れた足の写真でした……。
(足の写真は、ちょっと痛々しすぎるので載せません💦)
6.ラストミッション
唯一覚えているのは、帰宅時の問題です。
私の住むマンションは、今時珍しくエレベーターがない。
私の家は2階にあるのですが、階段下で絶望しました。
・・・これ、どうやって上がるねん。
つい関西弁でツッコミが入ります。
そういえば、ひとり暮らし初期の頃、冷蔵庫と洗濯機を買ったんです。
電気屋さんが来て運んでくれることになって。
傷つかないようにマットを敷いてくれて、レッドカーペットのようにマンションの入り口から私の家のドアまで敷いてくれて。
その階段を、2人の屈強なおじ様が一生懸命運んでくれた。
もう、あの要領しかないなと思いました。
まず、夜の9時で泥棒は来ないだろうと見越して、一度キャリーケースは下に置いたまま、私だけがなんとか上がって家に入ります。
リュックを置き、上着を脱ぎ、靴も履いていると痛いので脱いで、身軽になります。
で、もう1度下に降りて、キャリーケースを冷蔵庫を持ち上げるように下から抱え、右足を浮かせてケンケンしながら上がりました。
左足への負担はエグいですが、おかげでなんとか帰宅完了。
その晩は疲れて、シャワーだけして寝ました。
7.翌朝、絶望
翌朝、布団から足を出して、びっくり。
まるで骨折かのように、右足の甲の半分が赤く腫れ上がり、足のサイズが1.5倍に増しています。
「整形外科に行かなきゃ!」ですが、タクシー?バス?
迷ったけれど、ここで私の悪い癖が出ました。
「歩いて行った方が早いし、節約になる。負けてられるか!(←何に?)」。
結局、徒歩10分のところを徒歩20分かけて行きました。
いつものスニーカーは、足が腫れていて履けません。
クロックスやサンダルなら色々ありますが、流石に寒い……。
仕方なく、冬の韓国旅行に履いて行った、ワークマンで買った「上からスポッと履けるブーツ」を履いて行きました。
・・・ブーツが家にあってよかった〜!
8.「歩きすぎただけで、こうなるかな?」
12月開業のその病院は、高齢者の患者さんで埋まっていました。
みんなリハビリ目的のようです。
もしくは、若者は風邪やインフルエンザの患者さん。
私のように「30代」「怪我人」は、私以外誰も見あたりません。
初対面のお医者さんは、私の腫れた右足を見てびっくり。
「転んだり、捻ったりしてませんか?」
「スポーツとか運動で負荷をかけていませんか?」
ここまで来たら隠すことはできません。
私は、超恥ずかしくて情けなかったけれど、正直に言いました。
「昨日まで旅行に行っていたんですが、そこでたくさん歩いたからこうなりました……」
そして、必死に訴えました。
「京都は寒かった」
「雪もすごかった」
「石畳とか階段が多かった」
「サイズの合わないスリッパもいろんなところで履いた」と。
イケオジなお医者さんは、また驚いて「歩きすぎただけで、こうなるかな?」と呟きつつも、「レントゲンを撮りましょう」と。
すぐさまレントゲン室へ案内されます。
台に上がるのも足が痛すぎて一苦労。
いろんな角度で足首の写真を撮って、また診察室へカムバック。
でも、骨折はしていないし、捻挫じゃなさそう。
そこで、エコーで見てみようということに。
なんと、診察室でやったんです!
機械を持ち出してきて、靴下を脱がされ、ジェルのようなひんやりしたものを塗られ、慎重にバーコードリーダーみたいなやつをあてがわれました。
イケオジドクターと看護師さんが、その機械の画面を見て「う〜ん」とか「これは」とか言うんです。
私も負けじと一緒に覗くのですが…
・・・なんもわからん。
私だけが取り残された3分間でした💦
9.「治るといいですね」の重み
結果、エコーで筋肉の一部が炎症を起こしていることが発覚。
「これは、足の腱鞘炎ですね」
あながち、私の「腓骨筋腱炎」のセルフ診断は間違っていなかった。
処方されたのは、また「ロキソニン」。
そして湿布を渡されました。
私が心配だったのは、ここから歩いて帰れるのか。
ドクターは「1週間は安静にしてください。無闇に歩かないで。走るのと運動は絶対にダメです」とのことなのですが、私の心配はそんな未来じゃない。今この時なんです!
察したのか、ドクターが直々にサポーターを巻いてくれました。
足首を固定するやつ。
「これをつけた方がちょっとは歩きやすくなるのでは?」と。
おかげさまで、無事に薬局も行けたし、家にも帰ることができました!

薬局は、いつも風邪を引いた時に行く、家から徒歩1分のところ。
ここもまだできたばかりで、お客さんが少なく、いつも大体私一人しかいない。
でも、お姉さんたちがいつもめっちゃ優しい。お気に入りの薬局です。
今回も、処方内容を見て「怪我ですか!?」と驚かれました。
諸々事情を言ったら、「歩きすぎて、歩けなくなることって本当にあるんですね……」と驚かれました。
いつも笑顔で「お大事に!」と言われるのに、
今回の別れの挨拶は「治るといいですね……」でした。
10.「安静」とは?
家に帰って、自分のスケジュールを見て絶望しました。
⭐️この時の私のスケジュール
1月20日〜22日:京都ひとり修学旅行
1月23日:整形外科受診 (←今ここ)
1月24日:耳鼻科・デザイナーの友人と打ち合わせ
1月25日:整体
1月26日:K君とK君の弟と打ち合わせ
1月27日:免許更新
1月29日:整形外科再診
1月30日:(同期の先生と)名古屋のレゴランド日帰り
1月31日:(同僚の先生と)三軒茶屋でアクセサリー作り
2月1日:(先輩の先生と)上野の東京藝大の卒業展示
耳鼻科も、整体も、免許更新も、電車で行かなきゃいけない用事だらけ。
さらには予約済みで「キャンセル不可」の用事が、詰まりに詰まっていたんです!
スケジュール帳を埋めていた「過去の自分」が楽しみにしていた用事も、今の自分が見ると過酷すぎる💦
「1週間安静に」どころか、ハードスケジュールウィークだったんです。
11.自暴自棄、そして禁断のSwitch
この中で一番ハードそうなのは「名古屋のレゴランド日帰り」でした。
私がチケットを予約をしたので、「これはキャンセルかな」とサイトにアクセス。公式サイトから予約したのですが、確認してみると「キャンセル不可」だと。
「オーマイガー」
思わず声が出ました。
もうこれは、一週間後の自分の足が治っていると願って、行くしかありません。
そして、ちょっとこの辺から自暴自棄になってしまい、さすがのメンタルも落ち込みました。
足の痛みも旅行中より増していて、家の中はいつもパソコン作業をやる時に座っているキャスター付きの椅子に乗って移動。
もしくは、つかまり立ちかケンケンで移動するのですが、動きづらいので、ついついベッドにゴロンしてしまいます。
全部、自分が蒔いた種。
だからこそ、なんか納得がいかずモヤモヤ。
・・・で、とうとうストレス発散のために、
禁断のNintendo Switchに手を伸ばしてしまいました。
休職してから、「休職中にゲームなんか手を出したら、絶対に他のことができなくなる」と、ケースにしまって"封印"しておいたやつです。
わざわざ封印場所のベッド下の奥から取り出し、充電して、再起動。
最初はパズルゲームだったんですが、しまいには長めのRPGに手を出し、突然ゲーマー生活が始まりました。
「起業について考える」とか「京都の思い出をnoteに書く」とか、そういう真面目なことに対してのやる気が一切ダウンしてしまったんです。
お風呂に入るのも、スーパーに買い物に行くのも、
足が痛すぎてとにかく億劫。
一人暮らしライフが、どんどん荒んでいきました……。
12.私を救ってくれた人たち
でも、そんな自分を救ってくれたのが、この期間に出会ったたくさんの人たちでした。
まず、デザイナーの友人。
私のブランドのデザインの相談に乗ってくれただけでなく、病院から彼女の家まで、そして彼女の家から私の家まで車で送ってくれたんです。
お手製のピザまで食べさせてくれました。
息子さんも元気いっぱいで、話をしているだけで癒されました。
さらに、K君とK君の弟も、いろんな相談に乗ってくれました。
K君の弟がフリーの税理士さんで、お金の相談に乗ってくれたのがありがたかった。
私がお金に関して苦手意識を持っていることをわかってくれて、青色申告とか開業届とか、普段の帳簿のつけ方とか、めっちゃわかりやすく教えてくれたんです。
その出会いに支えられて…
ゲームはやめられませんでしたが、自暴自棄も落ち着いて、再診の時には「ロキソニンはもう飲まなくても大丈夫。湿布とサポーターで治りますよ」と言っていただけました。
・・・良かった〜(泣)
13.全治10日間
そして、レゴランド当日。
サポーターを巻き、例のブーツを履き、なんとか、無事に行けました。


やっぱり、レゴランドは最高でした!!
(後日、怪我人でも無理なく楽しめる方法を記事にする予定)
三茶のアクセサリー作りも、芸大の卒業展示もクリアし、今は何も痛くありません。


卒業展示の時には後半ちょっと痛かったのですが、あれ以来、そこまで痛くなることはなかったです。
(痛くても、しばらく休んだら元に戻りました)
・・・本当によかった。
野宮神社での祈りが届いたのかな?
全治10日間の闘病生活は、これにて幕を閉じました。
14.終わりに
ひとり修学旅行は、思った以上に波乱万丈でした。
仁和寺で「リアル仁和寺にある法師」に出会い、京博でトラりんと運命の出会いをし、おみくじで「凶」を引き、カードを80枚以上買い、丸善でレモンを食べ、そして歩きすぎて歩けなくなって、ゲーマーになった。
でも、後悔は何もしていません。
引率時代にゆっくり見られなかった場所を、自分の目で見ることができた。自分のペースで、自分の興味のままに、京都を歩けた。
それが、この旅の目的だったから。
旅行記のはずが闘病記になってしまいましたが、これもまた、私らしい「ひとり修学旅行」だったのかもしれません。
無事に家に帰るまでが、修学旅行です。
そして今回は、ちゃんと帰れました。
自己引率、完了!(笑)
めでたし、めでたし。
【京都・ひとり修学旅行シリーズ 完】
毎日、たくさんのスキ❤️、フォロー、本当にありがとうございます。
「京都・ひとり修学旅行」は、これにて完結しましたが、いかがでしたでしょうか?
「これにて、あーるさんの一人旅シリーズも終わりなのかな?」
と、思われた方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
私も、つい1週間前までは、そう思っていました。
3月で教員を退職し、4月から起業して新生活を送る予定の私。
足の怪我が再発したら怖いし、休職中の旅は「この京都がラストかな〜」と。
「一人旅総まとめ記事」でも書こうかと、計画を立てていたんです。
・・・でも、気が変わりました(笑)
なんと明日から、新たな試みで2泊3日してきます!!
noteの更新は一旦ストップしますが、必ず無事に帰ってきますね。
それまで、
次回も、お楽しみに〜
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