無事に家に帰るまでが、修学旅行です。|京都・ひとり修学旅行vol.4
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
あーるです。
今回も、引き続き「京都・ひとり修学旅行」を綴ります。
(【vol.3】については、以下の記事をご覧ください)
かな〜り充実した2泊3日となりまして……
5部作でお届けしております🎵
それでは【vol.4】、最終日(2026年1月22日)の朝からスタートです!
1.立てる。でも踏めない。
「京都・ひとり修学旅行」最終日の朝、アラームで目が覚めました。
・・・昨日と痛みが変わらない……いや、昨日より増して痛い💦
昨日よりも「痛みの輪郭」がハッキリした感じがありました。
メガネをかけて、足を布団から出して観察してみます。
左足より右足が明らかに大きい。
というか、足の甲が腫れている。
本来骨っぽい感じなはずなのに膨らんでいて、足だけ肉付きが良くなった人みたいになっている。
色が変わっているとか、あざになっているとかはないので、本人にしかわからないかもしれない。でも、間違い探しのようですが、特に右足のくるぶし付近が、明らかにおかしいんです!
両足の筋肉痛的なものは治っていて、だるさや疲れはすっかり取れていました。立ち上がるところまでは、何も痛くない。
でも、一歩が踏み出せない。
右足で地面を踏むことが、痛すぎてできない。
極端な話、「ケンケン」でなら移動できます。
靴を脱ぐとだいぶ楽になるけれど、靴を履くとそれだけで痛くなる。
・・・おかしいな〜、この靴、旅の時いっつも履いてるやつなのに。
仕方ないので、靴のかかとをこっそり踏んづけたまま、朝食会場に向かいました(注意:良い子は真似しないでください。転びやすくなります)。
2.ビュッフェ3周の女、敗北
昨日は、旅の計画を考えるのに必死で、味わえなかったビュッフェ。
でも今日は、足が痛すぎて1周するのがやっとです。
この私が。
いつも3周はするのに。
スマホでニュースを確認すると、京都は「雪」予報。
帰りの新幹線や電車が、遅れることもあるかもしれない……。
いろいろ不安になってきましたが、私にはうかうかしていられない用事がありました。
実は、この日の9時45分から、「よき窓メイト」の5人での初顔合わせがあったんです!
3.よき窓メイト、初顔合わせ
「よき窓メイト」とは、高校の同級生5人で作った起業家コミュニティ。
⭐️「よき窓メイト」については、こちら
詳しくは別の記事で書く予定ですが、この日がその記念すべき「第1回ミーティング」でした。
足が痛いことは、オンラインミーティングでなんとな〜く伝えました(笑)
座っている分には何も痛くないので、普通に楽しく、久しぶりの再会を喜んで1時間が経過。
終わったのが10時45分。
チェックアウトは11時まで。
慌てて着替えて、荷物をまとめて……
・・・い、痛い〜!!!!!
つい右足を浮かせるのを忘れて、いつも通り動いてしまい、顔をしかめる。でも、チェックアウトの時間が迫る。
謎の「江戸走り」のような姿勢で、フロントへ向かいます。
4.キャリーケース走法、爆誕
この辺から、私はだんだんと、キャリーケースのキャスターを活かしてシャーっと移動する術(以下、「キャリーケース走法」と呼びます)を身につけました。
小学校の給食当番の時、給食がたっぷり乗せられたワゴンでシャーっとやろうとして、先生に怒られていた子のことを思い出しました(私は一度もやったことありません)。
あれは遊びだったけれど、今の私にとっては移動手段。
周りに人がいないことを確認して、こっそり滑ります(注意:良い子は真似しないでください。うまくやらないと壁や人にぶつかります)。
なんとかチェックアウトして、ホテルのロビーのソファーに座って考えました。
元々の3日目の計画では、奈良に移動する予定でした。
中学校の修学旅行は、京都・奈良を合わせて2泊3日のパターンが多いです。
だいたい1日目に奈良に行くことが多いですが、私の場合、京都の方が「仁和寺」とか「京博」とか行きたいところが明確にあったので、先にそっちをクリアして、最終日はゆっくり奈良を堪能しようと思っていたんです。
3日目には「ならまち」を散歩して、おしゃれなカフェに入って、奈良の博物館にも行って……。
でも、その計画は白紙にしました。
今の私には「不慣れな土地を散歩する」ことは難しい。
ただでさえ「歩くことも困難」な状況なのに、散歩が主目的は厳しすぎます。
・・・もう、いっそのこと京都駅付近のカフェで1日過ごすのもありかな……?
幸いにも「よき窓メイト」のミーティングのために、いつものパソコンセットは持ってきていました。
雪でいつ新幹線が止まるかもわからないし、駅付近にいた方が何かと安心。
キャリーケース走法を駆使して、なんとか京都駅へ向かいました。

滑りやすいので注意!
5.思い出のロッカーゾーン
京都駅の新幹線地上口側にあるASTY京都のコインロッカー。

美味しいパンがあります
1500個以上のロッカーが立ち並び、お花のシートで区分けされているのですが、私にとってここは、かなりの思い出の地です。
だいたい修学旅行の最終日、「これから新幹線に乗るよ」という時に、このロッカー付近で整列させます。
クラスごとに並ばせて、人数を数えて。
ここで全員いるのは当たり前のことですが、確認できると安心できる。
あとは並んで、移動して、新幹線に乗って帰るだけ。
「無事に帰るまでが、修学旅行です。」のセリフは、だいたいこのタイミングから繰り返し始めます。
いつもは150人以上の中学生を整列させることに必死だったけれど、今は私ひとり。
平日の午前11時、そこまで観光客も多くなく、あのロッカーゾーンが、なんだかさっぱりとした光景です。
ロキソニンを飲んでいるからなのか、ここでなぜかぼ〜っと、過去4回の引率を思い出していました。
「あの時の修学旅行では、男子が女子の部屋に入って……」
「あの時の修学旅行では、踊り場で告白している場面に校長先生が遭遇しちゃって……」
そして改めて、本来のコンセプトを思い出しました。
・・・自分は「修学旅行」に来たんだった。
引率時代にゆっくり見られなかった場所を、しっかり見ることで後悔のないようにしたい。
・・・これは単なる旅行じゃなくて「儀式」なんだから、足の痛みなんかに負けてたまるか🦉🔥
ロッカーにキャリーケースを預けて(移動ができなくなるので迷ったのですが、やっぱり持ち上げることができないと辛いので渋々預けた)、1000円のロッカー代を払って(高い!)、最低限の荷物だけを持ったら、少し身軽になって動きやすくなりました。

写真を撮っておくことをお勧めします
「明らかに右足を引きずって歩いている人」ですが、見た目を気にしている場合ではない。
私は行き先を「嵐山」に定め、電車に乗りました。
嵐山は、2024年の引率で最終日に行った場所。
それこそ見守り任務で、何もできなかった後悔だらけの場所。
・・・足が痛くても「竹林」くらいは見られるっしょ!
そう思って、向かいました。
6.「最強モード」発動!
嵐山に向かう電車で、改めてThreadsを見てみると、「車折神社は?」というコメントがありました。
私が行きたい竹林とは真反対の方向ですが、ここまで来たらもう、1歩歩いても100歩歩いても足が痛いことは変わらない。
この時の私は、ロキソニンの効果もあってか「謎の最強モード」に入っていました。
「嵯峨嵐山」駅から歩いて徒歩15分。
目の前に明らかに同じ方面へ向かう2人のお姉さんが見えて、私は心の中でマラソンランナーのように「あれを見失わないように、ついていくぞ!」と歩きました。


辿り着いてびっくり!!
真っ赤な柵に、真っ黒な筆文字で、たくさんの芸能人やアイドルの名前が書いてあります。
参拝客も、私とお姉さんたち以外に5〜6人いたのですが、みなさん「参拝」というか「聖地巡礼」の雰囲気。
自分の推しの名前を探して、写真を撮っているみたいです。


敷地内が真っ赤です

メンツが濃いわ〜
よく見ると芸能人やアイドルだけでなく、「株式会社〇〇」のように会社名やブランド名も書かれています。
私も自分のブランド「sonaRia」を発表したばかりだったので「いつかここに名を連ねたいな〜」と、ひとつの目標ができました。
7.私の推しは、清少納言
この赤い柵、「玉垣」と呼ぶそうなのですが、数が圧巻で、駐車場の壁までずら〜っとあります!





とんでもないことになってる!
「あの人のもある!」とか、「あの人とこの人が隣同士なのって意味があるのかな?」とか、名前を見ながら想像するのが面白くて、つい見て回っちゃいます。
すると、「清少納言社」というものが目に入ってきました。

旅行1日目に紹介した兼好法師の「徒然草」と並んで、清少納言の「枕草子」も中学2年生の履修範囲。
もし私が休職していなかったら、両方教えていた内容です。
私は「徒然草」や「枕草子」などの古典エッセイを教えるのがすごく好き。
この時、雪が今にもまた降りそうな天高く見える晴天だったので、枕草子の「冬の段」を思い出しながら参拝しました。
そして思う。
・・・「清少納言グッズ」とか、ないのかな?
他の参拝客の皆さんがアイドルや芸能人の推しに思いを馳せる中、私の推しは「清少納言」。
早速、社務所に向かってみます。

……で、見つけました。意外なグッズを。

そう、車折神社限定パッケージの「キットカット」です(笑)
箱に清少納言のイラストが入っていて、思いっきり赤い文字で「才色兼備」と書いてある。
最高ですよね?(強い同意を求める口調で)
中身は普通のキットカットが2つ入っているだけなのに、400円もします。
でも、買いました。

(自宅にて確認)
さらに出口で、おみくじを発見!
昨日の「凶」からの挽回のチャンス。
引いてみると……「大吉」!

自分で結果を確認します
番号も12番中の「1番」で、幸先の良いスタートです。
文面には「このような恵まれた時こそ油断せず、感謝の気持ちを忘れずに……」と書いてありましたが、この時の私は完全に油断していました。
天気は晴天だし、足もそんなに痛くなかったんです(今思えば、ロキソニンが効いているだけでした。薬って凄い)。
8.ロキソニンと抹茶オレ
・・・この足の具合なら、行きたかったカフェにも行けるのでは?
と調子に乗って、嵐山のメインストリートの方へ移動。徒歩20分くらいかかりましたが、なんとか右足を浮かせながら行けました。
行きたかったカフェとは、「よーじや」のカフェ。
前日にお買い物はしていましたが、最近「よーじや」ってリブランディングしたんですよ。
昔は主力商品が「あぶらとり紙」だったけれど、今は「顔パック」や「入浴剤」に力を入れていたり。
昔は「お土産の定番」だったけれど、今は「日常への取り入れやすさ」に力を入れていたり。
カフェメニューも変わったらしいので、ぜひ食べてみたかったんです。
嵐山って、修学旅行で行った時にあまりの混雑で前に進めなかった記憶があったのですが、さすがに「雪予報」の「平日」だからか空いている。
こちらのカフェも、私以外に2組しかお客さんがいません(全員、海外の方)。
温かい抹茶オレとパスタを食べながら、こっそり靴の踵を踏んづけて足を休めました。

でも、抹茶オレの顔は古いデザイン。
(今、スマホのカメラの写真データを振り返りながら記事を書いているのですが、カフェの写真の間に「ロキソニン」の効能を調べたスクショが出てきました。多分、何時間開けたら飲んでいいのか確認したんだと思います……)

味は…ファミレスの味です(笑)
すると、中にいた外国人観光客の方が、突然声をあげて盛り上がり始めて💦
窓の外を見ると、とんでもない量の雪が降ってきたんです!
・・・こりゃ、おさまるまで外には出られないな〜
結局、1時間休憩タイムとなりました。
9.天龍寺の有益情報
ようやく雪がおさまったので外へ。
新幹線の時間は17時半すぎ。
現在時刻はまだ14時。
・・・近くなら、もう1箇所行けるかな〜
またロキソニンを追加投入し(注意:良い子は真似しないでください。医師の処方のもとで飲んだ方が良いです)、休憩もして元気が出てきた私。
…ということで、カフェの真隣にある天龍寺へ。
生徒たちが
「天井画がすごかった!」
「お庭がすごかった!」
と、毎年盛り上がっているのに、私は1度も行ったことがなく、気になっていたスポットです。
ここで突然ですが、天龍寺の有益情報を3つ紹介します!
1、入り口からお庭のあるところまでが、妙に遠い。



中は見られません。
「よーじやカフェ」と天龍寺が面している道路は同じなので、つい「天龍寺もすぐ見られるっしょ」と思いがちですが、そんなことない。
5分くらい歩いて、ようやくメインの「大方丈」が出てきます。
私は足の怪我のせいで8分ぐらいかかって、この直線で何人もの観光客に抜かされて、悲しい思いをしました。
2、雲龍図(天井画)は、土日祝しか見られない。
法堂にある天井画を見たかったのに、やっていませんでした。
春秋は毎日公開期間があるのに、それ以外は土日・祝日のみの公開。
残念すぎる。
ちなみに別料金で500円かかるそうです。



3、チケットは、高い方を買うべし。
天井画以外に、チケットが2種類あります。
庭園だけ見られるチケット(高校生以上500円)か、諸々のお堂も見られるチケット(庭園チケットに300円追加)。
私は両方見られる高い方を買いましたが、これが正解でした。
なぜかは、この後書きます。

達磨が玄関にいる「大方丈」で買えます
10.「課金300円」が命運を分ける
「とにかく寒かった」のと「いつ雪が降るかわからなかった」ので、私は一旦本堂へ移動。
すっかり大好きになった「ザ・書院造り」の窓や棚を味わい、サイズのイマイチ合わないスリッパをはいて、ずるずると見て回ります。

ミニ達磨、発見!

この窓だよね〜

足が不安

ひとしきり見て回って足に限界が来て、メインのお庭が見えるところで座り込みました。
すると、一気にブワ〜っと吹雪が起きて!!!

"お庭チケットのみ"の人は中に入れないから、「きゃ〜」ってプチパニックに。
みんなここまで降るとは思っていないから、誰も傘なんて持っていない。
というか、傘を差したところで吹っ飛ばされる。
ダウンのフードをかぶって、必死に逃げ惑う外の人々💦
一方、"お堂チケット"に課金した私を含めたお客さんたちは、そんな様子をしみじみと眺める。
天と地の差。
300円追加してよかった〜。
吹雪で真っ白けになる池の様子を、各々のスマホや一眼レフやビデオカメラで撮影大会。私も記録用にスマホを構えました(思わず動画を撮って、友人に会うたびに見せびらかしています笑)。
11.噂の竹林、初体験
ところが、10分くらいしたら、一気に空が晴れて。嘘みたいな快晴。


・・・あれは一体なんだったんだろう?
・・・それこそ龍が上空を通過していった?
とか、いろいろ思って。
今がチャンス!と、今度は「お庭」のチケットを使って下におりました。
さっきとはまた違う表情を見せる池。
木の緑色を反映して、池の水がエメラルドグリーンみたいになっていて素敵でした。

順路をテクテクと進んでいくと、入り口とは真反対の出口に出て、その先に例の竹林が見えてきました。


私、京都に何度も行っているし、嵐山だって行っているのに、竹林は初体験だったんです。
駅から少し離れたところにあるし、寺社仏閣ってわけじゃないので、あまりチェックポイントで立つこともない。
…というか、あそこに立っていたところで、人が多いし薄暗いしで、生徒は私のこと見つけられないと思います(笑)
「これが噂の竹林か〜」と感動し、奥へ進みたくなったのですが……
ここでようやく思い出しました。
・・・足が、めっちゃ痛い。
もう、ずるずる引きずって歩いている。
もはや進めていない。
3歩進んでは、立ち止まるレベル。
平日の雪の日なのに、さすがに竹林は人気スポット。
MAXではないと思うけれど、それなりに人が多い。
このまま竹林の真ん中で動けなくなったら困ります。
休憩スポットもなさそうだし……。
本当に悔しかったのですが、先へ進むのは断念して、駅方面に引き返しました。

12.神頼み(ガチ)
引き返す途中に、「野宮神社」がありました。
小さくて古風な神社ですが、人気スポットのようで、敷地内は観光客でひしめき合っています。

看板を読んでみると、「良縁・子宝・学問の神様」だそうで、「いいとこ取りじゃん!」と思いました(笑)

皆さんは読みますか?

なんなら看板の写真を撮るのが習慣です
どうやらここ、源氏物語にも出てくる場所のようですが、私的には「かなりのオーラ」というか雰囲気を感じました。
な〜んかピンと来たんです!
竹林の小径は観光客だらけでワイワイしていて、あまり厳かな感じはしなかった。でも、ここの鳥居をくぐった瞬間、明らかに雰囲気が変わった気がして……。
とりあえず、「良縁・子宝・学問の神様」に祈りました。
「ちょっとお門違いかもしれませんが、どうか足が治りますように。いや、治らなくてもいいので、とりあえず無事に家に帰れますように……」
さらに、開運厄除けのお守りも買っておきました!

なんかパワーを感じました。
13.果たして、無事に帰れるのか?
野宮神社を出て、竹林を抜けて駅へ向かいます。
この時、時刻はちょうど15時。
新幹線の発車まで、あと2時間半です。
足は相変わらず、引きずらないと歩けない状態。
「無事に家に帰るまでが、修学旅行です。」
引率教員時代に何度も生徒に言ってきたセリフを、まさか自分自身に言い聞かせることになるとは。
初日の私からは、想像できない事態になってきました。
最初のころは「筋肉痛かな?」と自分の状態を客観視できていませんでしたが、この辺りからは流石に受け入れざるを得ません。
ロキソニンの効果も、次第に薄れてきています……。
止んだはずの雪も、また降ってきたし。

何度も立ち止まりました。
謎の悲しみが、この時の私を襲っていました。
果たして、私は、無事に帰れるのか……?
(めでたし、めでたし。が書けないまま、最終回へ続く!)
毎日、たくさんのスキ❤️、フォロー、本当にありがとうございます。
いよいよ次回、「京都・ひとり修学旅行」完結編です!
完結編は、今までの「一人旅の総まとめ」も含めて、より一層の心を込めて書きたいと思っています。
よろしければ、皆さんの「京都のオススメスポット」や、記事の感想をコメント欄で教えてくださいね〜
次回も、お楽しみに〜
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