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芸術の秋を銀座で楽しむ。|10年来の友人、岩﨑夏子さんの個展『As I am 私は私』に行ってきた話

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
あーる先生です。

皆さんは、『芸術の秋』楽しんでいますか?

私は今週末に「美術検定3級」の試験を控えているので、楽しんでいるというよりは勉強をしている身なのですが、そんな私が今回足を運んだのは銀座。

友人のアーティスト、岩﨑夏子(いわさき なつこ)さんの個展を見に行くためです。

今回は、展示作品の素晴らしさだけではなく、夏子さんのライフストーリーを織り交ぜた濃密なレポをお届けします。

ぜひ、最後まで読んでいただき、少しでも『芸術の秋』を楽しんでいただければと思います🖼️



アートの聖地 銀座に向かう

2025年11月6日、私は電車を乗り継ぎ2時間かけて「日本で一番画廊(ギャラリー)の多い街」である銀座に向かっていました。

目的地は、東急プラザ銀座4階のArtGallery。
そこで開催されている、友人・岩﨑夏子さんの個展です。

夏子さんといえば、私が約10年前に1度目の休職をしていた頃、一緒にアトリエを運営していた大切な友人。

⭐️アトリエの運営についての記事はこちら。

最近では、私が過去に作った詩集から「記憶銀行」という詩を読んで自分のミッションに気づかされることがあったのですが、その第一詩集を編集してくれたのも彼女です。

⭐️詩「記憶銀行」についての記事はこちら。

一緒に行くのは、Kさん。
彼女もまた、10年前のアトリエ仲間です。

そもそも私がSHElikesに入会できたのは、元々SHEで働いていたKさんの紹介のおかげでした。
本当に感謝しているので、そのお礼も話したくて、一緒に行けるのを楽しみにしていました。

実は、休職して初期の頃、7月にも2人には会っていました。
でも、その時の私は、まだ「起業」とか何も考えていませんでした。

今は違います。

「ライフストーリーテーリング伴走者として起業したい!」

この構想を心の奥に抱きながら、私は銀座に向かっていました。


10年前、私たちはアトリエで夢を語り合っていた

およそ10年前、私たちは海辺のアパート1軒を借りて、共同でアトリエを運営していました。

発起人は、夏子さんです。

当時、彼女は私立高校の美術の先生をしていました。
そして、細密な動物や魚、花などの日本画を描くアーティストでもありました。

Kさんは、美術予備校の講師をしていました。
そして、色使いが素敵なデザイン性の高い抽象画を描いていました。

私は、3年間勤めた中学校を休職していました。
そして、詩集を作ってアトリエで展示していました。

3人とも、年齢も違う。
表現するジャンルも違う。

でも、だからこそ、それぞれの立場で意見を言い合って、色々なプロジェクトを進めていました。

自分が作った作品に対しても奢ることなく、他の人の意見を聞いていました。

あの頃の私たちは夢を語り合っていて、場面で切り取れば、まさしく「青春群像劇」。映画そのものと言ってもおかしくない日々を過ごしていました。

そして、10年後の2025年。
私たちは、それぞれ違う道を歩んでいる。
あの海辺のアトリエは、今では美容院になっています。


東急プラザ銀座、至る所に個展のポスターが!

待ち合わせは13時。会場で、です。

でも、Kさんが少し遅れるとのことだったので、私は先に「銀座ロフト」に寄りました。

MoMAのコーナー、ロフトに行くたびに見ちゃう🎵


可愛い宝箱の人形は2万円超え💦

お目当ては、上海ディズニーに向けての旅行グッズ。
(上海の旅の記録は、後に記事にする予定です。お楽しみに!)

店内は沢山の外国人観光客で溢れていました……。
スマホを首から下げるためのストラップや、ウエットティッシュなどを購入しました。

そして、東急プラザ銀座に到着。着いて早々にびっくり!
至る所に、個展のポスターが掲示してあったんです。

入ってすぐのところで発見!

友人である夏子さんが、とても誇らしく感じました。

また、私は見られなかったのですが、他の来場者のInstagramを見ると、大きめのデジタルサイネージ(電光掲示板)もあったようです。

日本のアート拠点である銀座の一等地で、これだけ盛大な個展はすごいこと。期待を胸に、エスカレーターを上がって4階へ向かいます。

4階でもポスターを発見!

超おしゃれな服屋さんや、「何色あるの?」っていうぐらいずらっと並んだランドセル屋さんがあって、一瞬「会場どこ?」となりました(笑)

おしゃれすぎる店員のお姉さんの声かけを振り払い、奥へと進んでいくと、話し声が聞こえてきます。そう、すでに夏子さんとKさんが話していました。

・・・感動の再会!(3人でハグ)

しばらくすると、夏子さんのお母さんと叔母さんもやってきました。

私たち2人が「親友の〜」と紹介され、お母さんは覚えていてくださったようで、「あら〜、お久しぶりですね。来てくれてありがとう!」と言ってくれました。

この瞬間だけでも、銀座まで足を運んだ価値があったな〜と感じました。


懐かしのキャンドルがエモすぎる

会場に入って、まず目に入ったのは、正面のテーブルに置いてあるキャンドルでした。

テーブルを見た瞬間に、興奮!笑

「ドクロ」「心臓」「手」をモチーフにしたキャンドルは、私たち3人にとって超思い出の品なんです。

実は、アトリエをやっていた後半の時期(2017年)に、キャンドル作家の方(私の中学校の同級生のお姉ちゃん笑)が来てくださり、アトリエの一室でワークショップを開いてくれました。

ワークショップには沢山の人が参加しました

予想以上に好評で、私も一緒に参加してサシェを作ったり、キャンドルナイトをやったりもしました。

参加者の皆さんのキャンドルたち
私のもあります。可愛い❤️
キャンドルナイトは幻想的な一夜となりました

その流れもあって、夏子さんが自身のモチーフを試しにキャンドルで作ってみたら、かなりいい感じに仕上がったんです。

当初のカラーバリエーションが多すぎる!
すごい!!

この時、私はすでに教員に復帰していたんですが、アトリエのことはちょくちょく手伝っていました。

特に記憶にあるのが、2017年9月。
「rooms EXPERIENCE」という都内で行われる様々なクリエイターの展示会にアトリエメンバーの作品全てを結集し、挑んだ時のこと。

限られたスペースに最大限に作品を置きまくった(笑)

そこで、たまたまお笑い芸人の「鳥居みゆき」さんのユニットライブがあったんです。

その日は私と夏子さんとキャンドル作家さんの3人で店番をしていたのですが、私たちは思いました。

「彼女の世界観と、このキャンドルは絶対マッチする!このチャンスをモノにしなければ!!」

そして、ライブ参戦後、私たちで突撃して、なんとご本人にプレゼントしたんです。

そしたら、彼女が自分のブースにわざわざ飾ってくれて……。

下の蛇に絡まっているやつが、プレゼントしたキャンドル

このエピソードは、今でも人生の中で大切な思い出なんです。

そんなキャンドルを8年ぶりに個展で目にすることができました。

・・・懐かしいね〜!(3人とも)

他にも「これはアトリエにあったやつだよね」「これは〇〇の展示の時のやつで〜」と、思い出を語り合いながら鑑賞。

こちらの夏子さんの代表作、何度も見た思い出があります

「そうそう。これは昔からあったやつだよね。これは新作で〜」

そうやって私たちに夏子さんが紹介してくれるのも、なんだか新鮮で面白かったです。

心臓モチーフは他の作品にも。


ドクロと桜の大きな作品。
近くで見ると繊細で圧巻です!

キャンドルたちとの8年越しの再会。

・・・時は流れても、作品はそのまま残るんだ。

「アートの価値」を、肌で実感した瞬間でした。


日本画家、夏子さんの新しい挑戦。

懐かしの作品もある中で、新作もたくさん見られる今回の展示。

新作のタコ、めっちゃ可愛い❤️


新作のカサゴ、模様が綺麗すぎる〜

驚いたのは、「耳つぼジュエリー」や「ネイルチップ」、「アクセサリー」なども展示してあったことです。

これらは、夏子さんがお母さんになってから始めたお仕事に関係するものでした。

時間が合えば、展示会場で直接夏子さんが「耳つぼジュエリーの施術(マッサージ付き)」や「ネイル施術」もするそうです(別料金)。

耳つぼジュエリー単体の販売もしています


在廊時間は、こちらをチェック!

ただ日本画を飾るだけでなく、そういったことも手広くやっている感じが、明らかにアトリエを始めた時の10年前とは違っていました。

10年という、長い時の流れを感じます。

特にジュエリー制作に関しては始めたばかりで模索中のところもあるようで、夏子さんが言いました。「2人の意見が欲しい!」

Kさんが提案します。
「材料をこだわったものにすれば良いのでは?」

私も提案しました。
「ジュエリー一つ一つにストーリーをつけて一緒に展示すれば?」

立ち話で始まる、大事な作戦会議。
なんだか、一緒にアトリエを運営していた時を思い出す光景です。

3人は年齢も違うし、元々のジャンル(夏子さん:日本画、Kさん:油絵、私:詩)も異なる。

でも、だからこそ、それぞれの立場で意見を言って、色々なプロジェクトを進めていたよな〜。
自分が作った作品に対しても奢ることなく、他の人の意見を聞いてたよな〜。

10年経っても、変わらない3人の関係性。
貴重だなって、つくづく思いました。


生き物 vs 花、需要と作風のギャップ

私もKさんも、夏子さんは生き物を描くのが本当に上手だ、と思っています。

美術教員時代に美術部の顧問をしながらちょろっと作っていたという陶器の置物(ニワトリ・魚)が2,200円で売られていたのを見て、私たちは興奮しました。

このサイズ感とポテっとした形、
すごく可愛いですよね!

「これ、めっちゃ上手!かわいい!」

「絵やアクセサリーより安いじゃん」

「東京蚤の市に出品したら5,000円で絶対に売れる!」(←私の意見 笑)

魚はアクセサリートレイにちょうどいい

展示されている絵を見てみると、生き物もあるけれど花が多めです。
私たち的には、生き物を描くのが向いていると思うのに……。

すると、夏子さんが言いました。

「花は柔らかいけれど、生き物は固いじゃん。」

夏子さん曰く、花のようなフワッとした輪郭よりも、生き物のような線がはっきりと描けるものの方が、夏子さんの作風(描写が細かくリアルな日本画)には合っているそうです。

線を拾いやすいから、とのこと。

でも、それと売れるかどうか、は話が違う。

自分が得意なもの、描きたいものと、実際に売れるものとのギャップ。

夏子さんが続けました。

「カサゴやタコの絵(両方ともめっちゃ素敵ですよね!!)よりも、花の方がみんな飾ろうって思いやすいでしょう?」

「生き物の方が描くのは得意だし、向いてるとも思うんだけど。花をたくさん練習して、納得いくよう描けるように頑張ってるんだよ」

この言葉に、私はすごく考えさせられました。

元々は詩を書いて、詩人になりたかった。
でも、はっきり言って詩は市場が狭い。

本屋でも詩集のスペースより、圧倒的にエッセイや小説のスペースの方が売り場は広い。

自分が好きなこと、得意なこと。
それと、需要があること。

この2つを、どう繋げていくか……。

13年間続けてきた中学校教員の仕事を辞めて、起業を考えている私。
まさに今、向き合っている課題が、この展示会場でも話題となりました。


母の力強さ、作業終了は明け方3時半!?

新作の絵も、数がとってもたくさんありました。

新作だらけの壁面

2人の小さい子を育てながら、自宅の狭いスペースでの作品作りは相当大変だったようです。もちろん、時間的な制約もある。
その中で、どう自分なりのベストを尽くすか……。

夏子さんが言いました。

「いつもは下書きするけど、これらは全部、一発で描いたんだよ」

下書きなしで進めていくと、どうしても構図で納得がいかないことも出てくるようです。
そういう時は、背景の模様だったり、別の小さなモチーフを足したりしてバランスをとっているとのことでした。

さらに、作品の搬入と展示もスケジュールがすごかった。

開始日の前日、夜8時半に会場入り

そこから3人(夏子さん、夏子さんの友人、今回の会場のスタッフさん)で、なんと明け方の3時過ぎまでかかったそうです。

そこから夏子さんは、車で1時間以上かかる千葉の自宅まで運転して帰宅。子供達を保育園&幼稚園に送ったりなどしたそう。

そして、その日の11時には初日(オープニング)。

しかも、なんとその初日はお子さんの誕生日だったそうです。

・・・すごすぎます。
母の力強さを感じました。

そして、お子さんはまだ小学校入学前なのに、こんなことを聞いてくるそうです。

「なんでママは絵を描いているの? 何で一番になりたいの?」

お子さんの将来、有望すぎやしませんか!?


ベビーカーを押しながら運命の出会い

ところで読者の皆さん、なぜそんな二児の母となった夏子さんが、アートの一等地である「銀座の東急プラザ」のギャラリーで個展を開催することになったか、気になりませんか?

実は、元々「東急プラザ銀座」という施設そのものが好きだった夏子さん。2017年のオープン当初から毎年訪れていて、来るたびにここのギャラリーも、ふらりと見に来ていたそうです。

きっかけは、母になって、ベビーカーを押しながら訪れたある日のこと。

たまたま、ここの会場のオーナーさんと会い、会話をしたそう。

「実は、自分も日本画家なんです」

そう打ち合けたことがきっかけで、個展開催が決まったそうです!

偶然の出会いから、こんな素敵な個展が生まれたんですね。

もちろん、それまでの夏子さんの経歴や作品の素晴らしさも要因ではあったと思いますが、「ライフストーリーを他者に語ることの大切さ」を知れたエピソードでした。


「これって、ライフストーリーテーリングなのでは?」

夏子さんの話を聞いていて、私は思いました。

「これって、まさに私が必要としているライフストーリーテーリングなのでは?」

夏子さんは、主にInstagramで展示や作品のお知らせを更新しています。
私はアトリエ時代を思い出し、彼女に真剣にアドバイスをしました。

「ただ情報を書くだけでなく、作品ができる過程を物語にして、それと一緒にアップすれば良いのでは?」

夏子さんが答えました。「そのほうが良いのはわかるけれど、そんな文章力ないし、今の私にはそれを考えている暇もない」

まさに、ライフストーリーテーリング伴走者としての需要を感じた瞬間でした。

そして、私は打ち明けました。
「実は、教員を辞めて起業しようと思う」

2人が聞きます。
「え、何を仕事にするの??」

・・・実は、ライフストーリーテーリングっていうやつで……
私は、かいつまんで事の経緯を話しました。

そこで、ふと思った。

・・・以前考えた「人生を物語る10の質問」のうち、いくつかの質問を夏子さんにして、その内容を作品とともにnoteに書いたら宣伝になるのでは?

注:
「人生を物語る10の質問」とは、私が将来、「新たな自己紹介のカタチ」として世の中に普及させたいと考えているプロジェクトの一つ。
もちろん、今後noteの記事にもします。今は質問を模索段階。

早速、本人に交渉し、了解を得てインタビュー開始!

会場にある椅子に座って、しっかり話を聞くことにしました。

・・・・・

でも、これは友達としてでもない。

アトリエメンバーとしてでもない。

「ライフストーリーテーリング伴走者」としての会話。

初めての時間が幕を開けます。

・・・・・


インタビュー開始!「人生を物語る10の質問」

「では、早速インタビューを始めますね」
私は、会場の椅子に座って、夏子さんに向き合いました。

質問1:今月、面白かったネタはありますか?

夏子さんは、少し考えてから、笑いながら答えました。

夏子さん:「4歳と5歳がいる母の私が、まさかの夜8時半から朝の3時半まで搬入・設営を汗水垂れ流してやるなんて。そんな大学生みたいなことをね、よくやったなと。」

私:「そんな自分を、側から見て笑っちゃう、と。笑えちゃう?」

私たちは一緒に笑いました。

私:「よく頑張ったね。しかも、メンバー3人で。」

夏子さん:「頑張ってんな〜って。無理してんな〜って感じ。」

私:「それはぶっ続けでやったの?休憩なし?」

夏子さん:「まあ、自販機でジュース買ってちょっと飲んだけど」

私:「え、自販ジュースオンリー!?」

夏子さん:「だって、時間ないじゃん。ちんたらやってたら。子供起きちゃうから(笑)」

・・・母って、強いな〜。
あと、この人のストイックさ、10年前から変わらないな〜。


質問2:ここ1ヶ月で食べたものの中で、一番記憶に残っている食べ物は何ですか?

夏子さん:「え〜なんだろうね……。パン!私はパンが好き」

私:「パン!? パン好きって言ってたっけ?」

夏子さん:「そういうことなの、問題は」

私:「(問題って何だろう?)・・・スーパーの?パン屋の?それとも自分で作るとか?」

夏子さん:「パン屋さんの。ここ(東急プラザ銀座)の下の階にもシティベーカリーっていうお店があって、ミルクパンがおすすめで。食べちゃうんだけど、太るから」

私は笑いました。(問題ってそういうことね)

夏子さん:「だから、やめた方がいい。あと、千葉のピーターパンっていうローカルパン屋も、美味しすぎて通っちゃう」

私:「そうなんだ(笑)、じゃあ、最近よくパンを食べてるってことね?」

夏子さん:「パンが私の喜びです」

・・・アトリエ時代、パン食べてるイメージなかったけどな〜。
コーヒーはよく飲んでたけど。やっぱり、忙しくなると食生活も変わるのかな。


質問3:来月、誰かと一緒にやってみたいことはありますか?

夏子さん:「海外旅行したい。旦那と二人きりで」

私:「ちなみに、どこへ?」

夏子さん:「え〜〜なんか、どこでもいいね。遠くに行きたい。異国に行きたい。」

私:「注目している国はありますか?」

夏子さん:「アジアは興味ないかな。スペインとか、楽しかったからまた行ってもいいね。」

・・・「二人きり」っていうのがポイントなんだね。
小さいお子さん2人もいると、自分たちだけの時間は取りにくいだろうな〜。


質問4:あなたが人生で大事にしている言葉やフレーズ、名言はありますか?

夏子さん:「最近は、びじゅつのじかんで言っているキャッチフレーズ『みんな違って、みんないい』かな」

びじゅつのじかん、とは、最近夏子さんが始めた「子ども美術教室」のことです。

展示会場でチラシももらえますよ

ジュエリー、耳ツボ、ネイルに続いて、なんと美術教室もやっているんです。すごいですよね〜。

私:「やっぱり、『びじゅつのじかん』は面白いの?」

夏子さん:「なんか、やってる価値がある。やって、子供たちの反応を見たら、やって良かったな〜って毎回幸せな気持ちになる。私がやるべきことじゃんって」

私:「やるべきことを見つけた?」

夏子さん:「自分の子供もいるし」

私:「まあね〜。でも、自分の子供がいるからみんながみんな、そういうことができるってわけでもないじゃん?」
「自分の子供がいるから『なんとか教室』に入れようって思う人は、大半だけどさ。子供がいるから自分で教室を開こうって思う人の人口は、少ないと思うけど?」

夏子さん:「だって、私、美術の教員免許持ってんだからさ〜、自分が教えないのは『怠惰』じゃない?人に任せるのは怠け者。」

私たちは大笑いしました。

私:「全国の皆さ〜ん、自分が教えないのは怠け者の母親だそうです。全国のお母さん教員の皆さ〜ん!(笑)」

夏子さん:「で、ついでによかったら周りの子もどうですかって。」

私:「なるほどね。で、今、メンバーは自分の子を除くと何人?」

夏子さん:「除くと、6人。」

私:「6人もいるの、すごいじゃん!人数的にもちょうど良さそう。多すぎても個別に指導できないし。え、何人ぐらいがちょうどいいと思ってるの?」

夏子さん:「8人が限界。これ以上増えたら、違う時間を増やすだけ。」

ちなみに、1番推しの授業は「模写」だそうです。

夏子さん:「美術の教養が育つから。だし、3歳児がゴッホ知ってたら面白いでしょ?ひまわり見て(笑)」

私:「ひまわり見て、ゴッホだ!とか。ベッドのある部屋見て、ゴッホの部屋だ!とかね(笑)」

私たちは、また笑いました。


作品の裏には、人に語れるだけの物語がある

インタビューも無事に終わり、3人で作品の前で記念撮影。
カメラマンは、夏子さんのお母さんでした(笑)

一緒に、15時に会場を出ました。
夏子さんは、保育園のお迎えに向かいます。

「また会おうね」

「今度は打ち上げしようね」

私たちは、そう言って別れました。

帰り道。
東京駅まで歩いたのですが、
夕焼けが美しすぎました。

今回の展示は、10年前に始めたアトリエの頃の作品と、母になってから制約の中でも描いた新作とが、共に置いてあることで、一層の深みを増していました。

まさに、展示のタイトル通りの個展。

「As I am 私は私」

夏子さんは、母として、作家として、生きています。
そして、その生き方を、アート作品として表現しています。

パッと見れば、美しい絵画が飾ってあるだけの空間だったとしても、その裏には人に語れるだけの物語(ライフストーリー)があります。

やはり、私はそれを仕事にしたいとつくづく感じましたし、夏子さんを応援したいと感じました。

私の試みも、2人に応援してもらえました。

本当に良い時間を過ごせて良かった。
めでたし、めでたし。


⭐️個展情報:まだ間に合います!

毎日、たくさんのスキ❤️、フォロー、本当にありがとうございます。

気づけば9000字を超えていた今回のレポ(笑)
でも、どんなに言葉で語り尽くしても、作品の魅力、そして岩﨑夏子さんというアーティストの魅力は、直接会場に行かなければ肌で感じられません。

母として 作家として 生と死のまなざしを映す作品展
岩﨑夏子個展「As I am 私は私」

期間: 2025年11月4日(火)〜16日(日)
時間: 11:00〜20:00
場所: ArtGallery 東急プラザ銀座
(東京都中央区銀座5-2-1 4階)

まだ間に合います!入場無料!!
ぜひ、足を運んでみてください。

注:
すでに売れてしまった作品や、展示替えをした作品があるそうです。
今回紹介した作品の全てが見られるとは限りません。
ご了承ください。

10年前のアトリエ仲間が、銀座で個展を開く。

その裏には、母として、作家として、生きる夏子さんの物語がありました。

あなたも、ぜひその物語を感じてみてください。
ついでにオススメのミルクパンを買っても良いかもしれませんね(笑)

次回も、お楽しみに〜


✴️ あーる先生|ライフストーリーテーリング伴走者

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