断捨離でお宝発見?!
◎ 古銭未満
週イチで実家に帰り、認知症父の生存確認と 断捨離を進めている。そんで 思いがけないモノどもが 少しずつ発掘される。

ネスカフェの空きビンに入っとったわ。穴の無い50円玉とか オリンピックの記念硬貨とか。単なる小銭貯金かと思ったら、そうでもないらしい。
「取引先の○○さんの勧めで 集めていた時期があるが 自分では余りよく解っていない」
父の思い出噺を要約すると、こんな感じだ。高額お宝は 入っているのか?!それとも 普通に銀行に入れるだけでいい代物なのか?
とりあえず 仕分けしてみるか。ネスカフェ瓶3個分を持ち帰ろうと バッグに入れると、普通に重い 物凄く重い!!! ビニール袋に移し替え 持ち帰った。それでも まだ重かった。
◎ 1シブサワ・2シブサワ・3シブサワ ・・・
昔の話ね。ワタシが10代の頃 紙幣のデザイン、1万円札が 聖徳太子から 福沢諭吉になった。あれから40年、再びお札が変わることなんて 想像しなかったなー。
親しんだお金のデザインが変わるのって、意外と抵抗感がある。つい最近も、財布のお札を数えて
「2諭吉入ってた~」
「一葉さん 漱石に両替して」
とか言ってたのを、バージョンアップしなけらばならない。1シブサワ・1諭吉、一葉と梅子に3漱石と2柴・・・・ めんどくさ。
しかし そもそも 聖徳太子だった時代に、1太子・2太子なんて言ってなかった。でもそれは 貧乏人の子供ゆえ お札サマに親しみがなかったからに違いない。
ともかく、新旧のお札が共存する現在、呼び名が渋滞してかなわない。しかも ワタシにとってのシブサワは、栄一でなく 澁澤龍彦の方で、栄一に とことん馴染めない。
いや、お金はさ、何万何千円って数えれば良いだけのことよ。何を無理にキャラ付けしてんの ヒマね~
◎ 洋楽を教えてくれたマンガ
40年くらい前に 諭吉の採用が決定し、真っ先に残念に思ったのが、青池保子の漫画「イブの息子達」に登場するキャラクター 聖徳太子の事だった。
彼が 袖口からお金をバカスカ発射し、連打し過ぎて「インフレじゃ・・・」とかいう辺りの面白さが オワコンになってしまうのが、悔しくてさ。 あ、当時 オワコンなんて言葉は無かったわ。
「イブの息子達」を 実家に置きっ放しなので 画像を確認できないけど、聖徳太子が 飛鳥時代の あの装束の袖からお札を発射するのが 絶妙で、諭吉先生が 着流しの袖からお札を発射するバージョンでは 想像したくなかった。まして 渋沢栄一の背広の袖口からなんて、お札は発射できない。
渋沢栄一が 皮膚にチップとかインプラントして 電子マネーを 手首あたりから出すってのは ありそうだな。フェチというかビザールというか、なんか特殊なエロが混じって ワタシ好みかも。それこそ 栄一よりも 龍彦の方が似合っていて、少し許せる気がする。
「イブの息子達」と 「エロイカより愛をこめて」のおかげで、ワタシは洋楽に触れることができた。エロイカ一味は そのまま レッドツェッペリンのメンバー、イブの息子達では ピーター・フランプトンや キース・エマーソンがモデルのキャラクターが主人公になっている。
レッドツェッペリンの ミスティ・マウンテンは、
「追われ 追われて 合唱」
という空耳で有名だけど、タモリ俱楽部の 空耳アワーには、もっと多くの曲が 取り上げられていた。
◎ 1王子・2王子・3王子 ・・・・
お札が替わったのは、イブの息子達が終わり、次の人気作「エロイカより愛をこめて」にワタシ達がぞっこんだった時期。同じ時期の少女漫画好きなら きっと同時に読んでいたであろう 山岸涼子の「日出処の天子」、あの作品が 連載を終えた頃、丁度 お札の厩戸王子は 役目を退いたんやね。
そんな厩戸王子、野村萬斎演出で 能狂言になって復活!との話を聞いた時には 総毛立った。嘘~ん と思ったが、愛する萬斎さんが 目の前で仰る言葉に 嘘はない。
「でも、今の体力 & 猛暑で 東京まで行くのは無理よ」
とか言っている間に夏は過ぎ、嗚呼 もう観られないの? ・・・・ と思っていたら地方公演が決まったよ! なに? ローチケ? ぴあじゃないの? アカウント登録から始めにゃならんのか・・・・ ローソン、ウチから ちょっと遠いんですけど。おお! 夫・むーさんの分と合わせて3渋沢の出費やんか。 もう、萬斎さんの い・け・ず ♡
古銭を仕分けし、万一お宝ゼロでも チケット代の足しになればいいや。そう思ったけれども、この古銭は そもそも
おとんの財産の一部です
リサイクルショップで売ったものの金額が 20万円を超えたら 確定申告が必要らしい。申告が必要な財産なんて ワタシの実家には無いから良いけど、今回の小銭に限らず、例えば キッチン収納に仕舞いっ放しになっている レトロなジューサーミキサーを メルカリか何かで売ったとして、売り上げは ワタシのモノではないっスよ!
仮に認知症でなくても、人の良い父は
「お前が貰っとき」
と言うに違いない。でもさ、こうしてnote に書いちゃったらもう たとえ少額でも・・・・・・・オトウサンニ カエサント アカン。
優しくて真面目な 妹・リモちゃんは、実家に眠っているかもしれぬ金目のモノは 全て、
「おとーさんが施設に入ることになった時に使えばいいやん。」
と言っている。確かに、それが一番良いアイデアだ。
価値があるのかどうか判らない 中途半端な古銭に 自分から振り回されに行こうとしているワタシ。3袋分の小銭・しかも1円玉かなり多めの少額物件を 仕分けするのに どの位かかるだろう。でも 古銭のネットショップに、昭和何年だかに作られた 穴なし50円とやらが 300円で売ってたよ。いや、それにしても・・・・・・
やっぱなんか、無職期間が長すぎて 何処かイカレたのかなー? 仕分けするエネルギー消費量が、結果として明らかになる価値に見合うのかどうか、考えようよ。
いっそ、「エロイカより愛をこめて」のジミーペイジ もとい ジェイムズ君みたいに、寝ないで小銭を数えられる 根性とお金愛があったらなー。
