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レフト イズ ライト 令夫人の忘れもの あるいは 裏切られた世代 Betrayed Generation 第二話

(創作大賞2025応募作品)

-FOOD LOSS-


 翌日。お昼を食べようと社員食堂に入ると、コックコートと言うのだろうか、いかにも厨房の人ですという34歳の男性が一人で丼物を食べている様子が目に入った。いつもなら話したことのない人に目を止めるなどということはないのだが、今は考えていることに関係があるから気になったのだろう。ぼくは変に思われないだろうかとすこし自分の鼓動を感じながらも手早くカレーライスを注文して、あの人が食べ終わらないうちに早く早くカレーを出してほしいと思い、カレーのトレイを持ってからは急げ急げと思いながら、意中の人がいるテーブルに向かった。幸い、ぼくが行くまでそのテーブルで彼に話しかける人はいなかった。これなら、なんとか話題を切り出せそうだ。
「すみません」
 ぼくは相手の反応を待った。彼が牛丼をもぐもぐしながら顔だけをこっちに向けたので、
「隣いいですか?」
 と言いながら、意識して右側の椅子を引いた。左利きの人は、利き手から遠い、つまり右側に座られる方が安心するからだ。知らない人なら尚のこと。彼は黙って頷いてから、口に入ったものを飲み込んだ後、テーブルを見渡して、怪訝な顔になった。他に席が空いているのに、ここに座ったということは自分に用があると察したようだ。しかし、その理由がわからないということだ。
「フロントの宇羽川と言います。すこし厨房の人に訊きたいことがあって」
 と言うと、彼は ああ なるほどというように頷いて、ちょっと待つように手で制してから 水を口に含んだ。しばらくして、ふうっと息を吐くと質問をしてきた。
「えーと、なんですか?」
「あ はい」
 ぼくはこのホテルのフードロスについて質問をした。巻貝さんと話した時にこのホテルだとフードロスが気にならないというようなことを言っていたので、気になっていたのだ。開業記念日や退職者のお別れ会など特別な日は従業員用にビュッフェをすることもあるが、基本的にザ レフト ホテル神山は社員食堂、ゲストのためのレストラン、カフェ、そしてバーも注文方式である。だから、フードロスは出づらいらしい。その上、社員も大人数ではないし、部屋数だって多くはない。ここまでは推察できた。だがその先がわからない。
 彼によると、厨房を長年やっていると、だいたいこのくらいで間に合うだろうという量がわかってくるとのことだ。つまり、レストラン部門を持っているホテルとしては、ザ レフト ホテル神山はやはりフードロスは少ない。とは言え、どうしても余りは出る。それはなんと調理をして料理の形にしてからフード系のNPOに提供しているのだそうだ。
「9時にレストランがクローズして、余った食材を調理するのが30分くらいかな。で、だいたい10時前になるとNPOの冷蔵車がやってくるわけ。で、渡す。近隣の他のホテルも回っているみたいよ」
「バーは11時まで営業していますよね。それはどうするんですか?」
「本格的にステーキを出すようなバーもあるらしいけど、うちのバーはアイスクリームとかスナック、それにチョコとか、あとはカクテルに付けるレモン、サラダとか そういうものだから、保存がきかないものって せいぜいサラダとフルーツくらいだよね。量もそんなに多くないし。それはいま俺らが食べてるものに回ってる」
「社食ですか!」
「そう」
 なるほど。それでサラダが安いのか。そしてブロッコリーに茎が多いのもそういうことなのだろう。

-令夫人の忘れもの-

 翌日、ぼくはフロントの先輩の帯さんとランチを取っていた。夏の暑さと雨で外食は敬遠されているのだろう 社員食堂は込み合っている。長テーブルには一つずつ急須とポットが置いてある。いつものように帯さんはその正面に座った。急須も左利きなので、左手で持った時に注ぎ口が右を向くようになっている。右利きの急須と違って、手首を返すようにお茶を注がなくていいのだ。
「妻は右利きだから、家でお茶を飲むとたまにこぼしちゃうんだよねえ」
 そう言うからには、敢えて左手で注いでいるということだろう。
「両利き用の急須ってないしね」
 ぼくは想像した。左右に取っ手のある急須。なんだか中国の伝統的な茶器のようだ。その急須を使うことを想像すると、なぜだか両手で持ってお茶を注ぐのが自然な気がした。
「うちのスーベニアショップで扱ってもよさそうですよね」
 ぼくが思いつきを口にすると、
「たしかにね。今度、ショップの責任者に話してみれば?」
 と帯さんは笑顔で言った。
 ぼくのいる長テーブルには、フロント部門の別のホテリエが先に着いていた。昨日の二人だ。ぼくには、その二人の話が聞こえてきた。
「鍔の大きな帽子に紫陽花(アジサイ)柄のワンピースでふわっとした感じで身分の高い人が避暑という感じだな。いつも夏のはじまりに来るんだけど、去年と今年は来なかったな」
「ああ そのゲストが令夫人ですか。その方なら去年も今年もポイント利用で来てましたよ」
 左利き専用ホテルとして知られるザ レフト ホテル神山のゲストは二回目の宿泊でポイントカードが提供される。利用額が10万円を超えると、3000ポイント、つまり3000円分のカフェ、レストラン、バーでの飲食や、スーベニアショップでお土産を購入するなどの利用ができる。
「え 来てたの? お会いしたかったなあ。おれがいた日かな」
「どうでしょう。それにしても毎年このホテルのツインに泊まるなんていい御身分ですよね。旦那さんがお金持ちなのかなあ」
 ホテルにはさまざまな理由で結婚指輪をしてこないゲストもいるので、指を見ても一概に独身とは判断できない。意に添わぬ相手の興味を惹かないように、薬指に指輪をしている独身のゲストも男女を問わずいる。
「いつもお一人だから、離婚されているのかも」
「じゃあ遺産?」
「おいおい 死んだことにするなよ。慰謝料かもしれないし」
 それも失礼だと思いながら、ぼくもだんだん話に興が乗ってきた。
「それならいつも六月に泊まるのってどうしてなんですか? お一人ならいつだっていいはずじゃないですか。旦那さんはいて、この時期だけ海外に出張に行ってるのかもしれませんよ。それで夫人はここに泊まるということじゃないかと思うなあ」
 女性だからといって、夫がというのは偏見が過ぎる気が下。ゲスト本人が企業を経営していてお金持ちということもありえる。
「日本各地を周遊していて、決まった時期に決まったところに泊まるというスケジュールで暮らしているのかもしれないな。時期に合った柄の服を着ていらっしゃるし。それにしても図書室に通うくらい教養があって、おしゃれで、ホームレス支援にも力を入れている心の広い方で。ああ どうしてああいうひとがいるんだろう」
 自分の両手を握りあってうっとりしている
「そう言えば、今年 その令夫人の忘れ物があって」
 ホテルにはいろいろな忘れ物がある。本やアクセサリー、服、時にはトランクといった大きなもの。そして、思い出。ゲストの中には敢えて自分にいらないものを置き去りにしていく方もいる。しがらみや過去。そもそもホテルは一歩立ち入ったら非日常を提供する世界だ。外の世界にある経歴、性別、年齢、仕事、家族から離れて、自分らしく戻れる場所。ただ、高級ホテルで自分を取り戻せる人もいれば、そうでない人もいる。ザ レフト ホテル神山の近くにあるいくつかの公園で暮らしている人には高級ホテルは縁遠い。暑さ寒さはあるけれど、世間の押し付けてくる社会的な責任からは自由。そこだけは高級ホテルのゲストより人間らしい、望ましいことだと思う。
 話の続きに耳を傾けていると、令夫人は まだ忘れものを取りに来ないらしい。ザ レフト ホテル神山では、忘れ物に関して一般的な高級ホテルと同じ対応をしている。ゴミ箱の外にある物は丸めた紙屑であってもゴミと見なさない。紙屑の中にとりあえずということでピアスや指輪を包んでおくゲストもいるからだ。そして、ゲストには忘れ物があったことを一切連絡はしない。ゲストが家族や恋人、仕事場に言えない事情でホテルを利用していることが想定されるからである。
「令夫人が不倫ってことはないだろうけどな」
「わかりませんよー」
 不倫の方が楽しそうという感じである。
「その商習慣って、まだ個人の端末が普及していなかった頃の話だろう? 一家に一台の黒電話だと、東京のホテルから電話があったけど、どういうことだとか問い詰められて 困るもんな。今はもう変えてもいいんじゃないか?」
「今だって、勝手に恋人や家族の端末を観る人いるじゃないですか。それ対策なんじゃないんですか? 」
「ああ そうか。そう言えば、令夫人って、いつも公衆電話から予約してくるんだよ。なるほど、端末の履歴を観られないためだったんだな」
「そうかもしれませんけど、令夫人の場合、僕わからないことがあって」
 令夫人が最後に泊まった一昨年の夏、宿帳に記載した住所が既に存在していなかったと言うのだ。ゲストから連絡があった場合に備えて、忘れ物は大切に保管しておく。その際、名前や住所がわかっている場合には、その旨を記載した袋に入れておく。通常の手順に則って令夫人の住所を調べようとしたホテリエが、偶然にも同じ県出身だったので、宿帳を見て、住所の消滅に気付いたらしい。調べると、二年前の春に、その市が近隣のいくつかの市と合併したとのことだ。つまり、令夫人は既に存在していない住所と分かったうえで、記載していたということになる。日本では旅行業法でゲストの身元を把握しておく義務がホテルに課せられている。感染症の経路の把握や、食中毒があった際に、その時期に当該ホテルに宿泊またはレストランを利用したゲストへの注意喚起、また火災などの際に、身元不明の死者が出ることもあるので、備えておくためだと解釈されている。さらに、未成年との宿泊をする成人や、指名手配犯などに関して、警察に求められれば情報提供をすることもある。
「でも、住所が変わったと言っても、市の名前が変わったぐらいだろう? 問題ないんじゃないか?」
 認知症の場合、新しい住所を覚えられないということはあり得る。意図的に虚偽の住所を書いたわけではないのであれば、違法ではない。
「なんでそんなことしたんだろうなあ」
 毎年宿泊していた令夫人は、翌年から来なくなった。何か事情があるのだろうか。たいてい、常連の足がホテルから遠のくのは、高齢になった、引っ越した、近くの家族や友人などを訪ねていたが、相手が亡くなったなどだ。そういうことは後からわかる。十年ぶりに顔を見せたゲストが、あの時はと言って事情を話してくれたりするものだ。それだけホテルとホテリエに愛着を持っていてくれたということでもある。稀に経済的な事情でという方もいる。そういう方は、最初はスイートルームだったが、ツインルームになり、シングルルームになりというパターンが多いので、わかりやすい。話を聞く限りでは、そういう時は、なんともいたたまれない寂寥感が生まれるものらしい。逆に初任給で憧れのホテルに泊まりに来たゲストが、シングルから始まって、スイートに行きつくということもあり、そういう場合には、成長を見守ってきた感があって、万感の思いである。スイートが偉いということもないのだが、とうとうやりましたねと肩を叩きたくなるような思いを持つらしい。ぼくにはわからないけれど。
「うーん」と唸って首をかしげた拍子に、ぼくと目が合ってしまった。
「あ」
 相手が声を出す。
「あ すみません。話が聞こえてしまって」
「いや、いいんだ。それより宇羽川くんは推理が得意なんだって?」
 氷見さんのお喋りのせいで、たいして話したことがない人にまでぼくのことがいろいろ知られている。隣の帯さんは微笑ましいという感じで お茶を飲んでいる。
「え、いや 考えるのが好きというだけで」
 ぼくが言い訳をすると
「いやいやいや、それはもう得意ってことで。それで、どう思う?」
 さっそく推理に参加させられてしまった。
「令夫人というゲストは、どなたかとご一緒に泊まっていたんですか?」
「いや、いつもお一人だった」
  即答だ。顔を憶えられないぼくにはできない芸当である。
「それでは、二年前になにか変わったことはありませんでしたか? その 住所の他に」
 二人とも首をひねったり、うんうん唸ったりしていたが、何も思いつかないらしい。病気で来られないということもあるだろうと思い、質問をしてみる。
「例えば、認知症の兆候があったとか、手が震えていたとか」
「ええ? いやあ そんなことあったらたぶん気付いているし、おれ憶えているはずだけどなあ」
「そうですか」
 認知症でいまの住所を覚えられない、もう家から出られないようになった、なにか身体的な病気になったということは、今の時点では確定できないようだ。
「高齢というわけではないんですよね?」
「ああ 最初に来た時が30歳くらいだから、いま50歳くらいじゃないか」
「長いですね」
 ホテル業界では、ある程度の期間に二回宿泊したら常連と考えるところが多い。十年以上、毎年というのは、スイートルームに一回泊まるゲストよりもよっぽどホテルを愛してくれているゲストと評価される。それだけ大事にされる。日本では、ホテルはどのゲストにも均一なサーヴィスをすると思われているようだが、実はゲストごとにサーヴィスに差を持たせている。ベッドのメーカーや家具の質、冷蔵庫の中身といったモノに気付いているゲストは多い。だが、常連のゲストに対しては、同じシングルルームでもエレベーターから遠く静かな部屋に案内する、予約したシングルルームがダブルブッキングで満室になった場合に優先的にツインルームにアップグレードするなどのコト、常連にはヴェテランがサーヴィスをするなどのヒトでも差をつけている。もちろん常連と言っても、金に物を言わせて、ホテルに見合ったマナーのないゲストは歓迎されない。ホテルとは演劇のようなもので、ホテリエとゲストが相互いして作り上げていくものだからだ。
「そうだな。常連のゲストの中でも長い方だろうな。もっと長いと言うと、いま思いつくのは、白嶺さまくらいかなあ」
 白嶺さまはぼくがこのホテルに採用されることになる口利きをしてくださった方で、いつものようにぼくはイメージの中で頭を下げた。
「住所が消滅していたのに書いたということは、愛着があったということなんでしょうね。自分らしさのよりどころと言うか」
 選択的夫婦別姓制度の導入前は、結婚して姓が変わっても、旧姓を使う人もいたことをぼくは思い出した。もちろん愛着以外に実用的な面もあったのだろうけれど。
「ああ、実はそれおれもだ。何回も引っ越して現住所が変わっても、本籍はとっくになくなった実家にしているんだ」
「そうなんですか」
「なんかさみしいもんな。根無し草って」
「令夫人も引っ越しをされたんじゃないですか? それで、」
「ホテルにくらいなら、昔の住所を書いてもいいって? 契約書でもないし」
 ホテルに現住所を知られたくなかったということもあるんだろうか。例えば、青山や広尾の一軒家に住んでいた人が、郊外のマンションの一室にということにでもなれば、落ちぶれたと思われたくなくて、書くのがためらわれるかもしれない。
「長期入院している人は病院や実家、旅をして暮らしている人はホテルや実家、親戚の家に住民票を置くことも場合によっては適法とされるらしいよ。だから住所と言っても、いろいろあるよね」
「そう言えば、令夫人は何をお忘れになったんですか?」
「アクセサリーだ。いつも身に付けている品の良いブレスレット。似合っているとは言えないんだけど」
「そうですか ブレスレットですか」
 カフェに置き忘れたということは、そこで外したということだろう。それとも留め具の部分が壊れたので、落ちてしまったのだろうか。
「カフェのテーブルですか? それともソファや硬い椅子の方ですか?」
「いや、それはわからないけど。令夫人はいつもカフェを利用する時は庭の見える窓辺の席だったな」
 ということは、ソファの席だ。テーブルの上の忘れ物ならば、片付けに来たホテリエが気付くはずだ。硬い椅子ならブレスレットを横に置くスペースはないし、床に落ちれば音で気付くはずだ。だから、耳が悪くなっていないのであれば、二人掛けのソファに落としたか、自分で置いたか したのだろう。
「留め具のところが壊れていたということはありませんか?」
「いや、ないと思います。カフェの小口さんから受け取って、僕が保管庫に収めたから、うん、たしかにどこも壊れてはいなかった」
 そういうことがあると、保管中にホテルの不手際で壊れたと訴えられる場合もあるので、ホテルでは保管する前に入念に調べて記録を取る。記憶にないということは、壊れていないと判断していいだろう。それにしてもなぜ取りに来ないのか。令夫人と言うだけあって、裕福な人なので、ブレスレットの一つくらいは気にも留めていないのだろうか。いや、違う。いつも身に付けていると言った。大事な物のはずだ。だとすると、取りに来たいけれど、来られない事情があると考えるのが自然だ。それこそ不倫や病気ということなのだろうか。
「他に何か気になることはありますか? 変わったことというか?」
「そうだなあ。ああ そう言えば、晴れ人間なんだよ。いつも宿泊するのは梅雨時なんだけど、晴れなんだ」
 それは、なにかブレスレットと関係があるのだろうか。そう言えば、以前のアルバイト先で雨の降る日は仕事には来ないと宣言して、かたくなに出勤を拒んでいた人がいた。その時にはただのわがままな人だと思っていたけれど、今考えれば、気圧症だったのかもしれない。最近は、低気圧が近づくと頭が痛いとか、吐き気がするとか、古傷がかゆくなるとかということをよく耳にする。総じて気圧症と言われているけれど、今は梅雨の時期で、気圧症の人が出掛けるにはきついとは言える。これが忘れ物を取りに来ない理由なのだろうか。
「他に令夫人についてなにか知っていそうな人はいますか?」
「氷見だな。令夫人は宿泊の際には、必ず氷見が薦める本を読んでいるんだ」

-PARK-


 仕事終わりに氷見さんと話そうと思い、図書室に寄ってみた。氷見さんのいない日に図書室を担当している紙さんがいたので、もしかしてと訊いてみると、氷見さんは身体の具合が悪いので、休みだと言う。珍しいこともあるものだ。
「風邪を引いたみたい。何日か前に喉が痛いって言ってたし」と紙さんが言うのを聞いて、ぼくは仕方なく帰ることにした。けれど、着替えて通用口を出たところに二人が待ち構えていた。小柄な神野さんと大柄な樺沢さんだが、神野さんの方が先輩で口はわるく、樺沢さんは丁寧でどこか抜けているというか不思議な人だ。その樺沢さんは岩のように座って空を見上げていた。待っている空気を醸し出していたのは神野さんで、ドアを開けたとたんにこちらをさっと振り返ると、きつい目つきでにらみつける。何かわるいことしましたっけと思ってしまう。神野さんは組んだ二の腕を左手の指でせわしなくトントンと叩いている。
「よし、行くぞ」
 神野さんは有無を言わさず、そう言うと、歩き出した。


(第三話はこちら)

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