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【徹底調査で判明!】NHKが発信する誤情報・フェイクとサイレント訂正の実態

NHKに対して、いまだに「正確な情報を発信している」というイメージを抱いている人は世間に多いと思います。

しかし、元職員として私が今回指摘したいのは、NHKは膨大な数の「誤情報」を発信しているということです。

私が取材する限り、その数は年間2,000件以上にも及びます(NHKプラスのおことわりが毎月平均160件、その他の誤情報の頻度を考慮して推計)。

しかも年々誤情報の量は増え、さらに単なるミスとは済ませられないような悪質なものも相当数に上ります。

とはいえ、実際にNHKがどの程度の誤情報を発信しているのかを具体的に指摘する記事や論文は見当たりません。なぜなら、(今回改めて調査して分かりましたが)、NHKは巧妙に誤りの痕跡を消し去っているからです。

本来、もしNHKが「公共放送」として「情報の参照点」やら「フェイク対策」やら「信頼できるジャーナリズム」を自称するのならば、自ら発信した誤情報とも真摯に向き合い、訂正履歴を分かりやすく明示する責任があります。

にも関わらず、NHKは「正確な情報の発信源」という虚像を維持するために隠蔽を重ね、訂正を伝える気など全く無いのです。

そこで、私は独自に開発したシステム目視によるチェックで、2025年8月17日週を対象に、どれだけNHKが誤情報を発信し、どのように対応したのかを詳しく調査することにしました。

その結果、驚き、呆れさせられる実態が明らかになりましたので、noteの記事として私が確認できた25件の誤情報を証拠とともに公開します(8/23朝に名古屋局の誤情報を追記)。

天気の日時さえ誤情報

調べ始めて最初に発見したのは、1.前日の天気を放送したという驚きの事案です。

以前、国際放送(天川恵美子局長)で収録対応が適切に行えず、前日のニュースを放送したという不祥事がありましたが、実は常態化している可能性もあります。

かつて、日付を間違えた新聞が揶揄されたことがありますが、日付の確認は基本中の基本です。もはや、NHKは放送局としての基本動作が全くできていないのです。

全国ニュースでの訂正

実際に調べ始めると、想像以上に誤りが多いことに気付かされました。しかも、「訂正」がわずか数時間で削除されているケースも珍しくないのです。まさか、そんなにすぐに「訂正」の「おことわり」を削除しているとは思いもよらなかったので驚かされました。

以下に誤情報が含まれていたニュースのタイトル・URL・訂正内容を記述します。

2.ホワイトハウス「TikTok」の公式アカウントを開設

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250820/k10014898831000.html

この記事を当初掲載した際に「トランプ大統領は、その後、大統領令で法律の執行を延長し続けていて」とお伝えしましたが、正しくは「法律の執行停止を延長し続けていて」でした。

失礼しました。

8/21 13:55確認 おことわり内容

このニュースの場合、事実関係が全く逆です。当日の14:00の全国ニュースでも訂正の文言を入れていましたが、その後、8/22の朝には掲載されていた「おことわり」が削除。最初にニュースを見て誤情報を受け取った人に訂正が届いているとは全く思えません。

高校野球でも誤り多発 訂正も削除

高校野球も例外ではありません。追いかけきれないほど誤りが発生していました。Xでは、3.地域の商店街の誤りが報告されていました。

4.高校野球 日大三がベスト4へ 関東第一との東京勢対決を制す

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250819/k10014897591000.html

※この記事を当初掲載した際、大会のホームラン数に誤りがありました。失礼しました。

当初記載のおことわり

サイレント削除も 世論調査 騒がれて削除

さらに、「サイレント削除」も横行しています。例えば、以下のWeb Archiveに格納された5.世論調査に関する記事は、識者から調査の偏りについて指摘されたあと、いつの間にか告知も無く削除されています。

元記事URL(削除済み)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250812/k10014892211000.html

せめて、なぜ削除したのか?正しい情報は何なのか?を明示するのが公共放送としての最低限の責任のはずです。私などはNHKがいかに誤情報を出しているか知っていて、疑いの目で全て見ているから騙されませませんが、この世論調査を正直に受け取った人が気の毒です。

ローカルニュースの惨状とサイレント訂正

全国だけでなくローカル(地域放送)に目を向けると、その実態はさらに深刻です。

こちらも訂正内容が「サイレント削除」されているケースが多々ありますが、この記事を制作するにあたり、確認するたびに「おことわり」と記事のスクショを保存してきたので、この記事は正確です。ご安心ください。

6.外国籍女性水死事故受け 多言語チラシ配り安全呼びかけ 豊橋

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20250817/3000043315.html

※この記事を当初掲載した際、「ポルトガル語」を「ブラジル語」と誤って記載しました。失礼しました。

おことわり文言

7.大ぶりで脂がのったサンマ 仙台の中央卸売市場に本格入荷

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20250818/6000032675.html

※このニュースを当初、掲載した際、卸売市場の表記に誤りがありました。正しくは「仙台市中央卸売市場」でした。
失礼しました。

おことわり文言

8.消防車の燃料を自家用車に給油 消防職員が懲戒免職 岐阜

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20250815/3000043283.html

(おことわり)
この記事を当初、掲載した際、消防職員が軽油を自家用車に入れた回数を「4回に渡って」と表記していましたが、正しくは「4回にわたって」でした。失礼しました。

おことわり文言

9.失われつつある人とヒグマの適切な“距離感” 懸念の声も

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20250818/7000078034.html

※この記事を当初、掲載した際、「国立公園法」と誤って記載していました。失礼しました。

おことわり文言

10.道頓堀ビル火災 死亡した消防隊員 建物内の崩落で退避できずか

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250819/k10014897241000.html

※当初、この記事を掲載した際、火は「およそ7時間後に消し止められました」とお伝えしましたが、正しくは「およそ9時間後」でした。失礼しました。

おことわり文言 ※わずか半日で削除

11.“リニア工事の生態系影響”JR東海が代償措置で新たな考え 4時間で訂正削除

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20250820/3030029239.html

※当初掲載した際に、平木省副知事の発言としていましたが、正しくは、生物多様性部会専門部会の岸本年郎専門部会長の発言でした。失礼しました。

おことわり文言

12.来年3月開催「鹿児島マラソン」 参加申し込みを受け付け

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20250818/5050032271.html

※当初この記事を掲載した際、「2007年4月1日以前」を「2007年4月1日以降」と表記していました。失礼しました。

おことわり文言

13.宇宙関連産業の振興へ 地元企業の支援検討で初会合 神奈川県

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250821/1000120969.html

※当初、掲載した際、肩書きに誤りがあったため記事を修正しました。失礼しました。

おことわり文言

14.配送センターで60歳男性死亡 当時の状況詳しく調べ 栃木

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20250821/1090020921.html

この記事を当初掲載した際、地名に誤りがありました。失礼しました。

おことわり文言

15.“早めに備えて” 八代の住民を対象に災害対策などの講習会

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20250822/5000026299.html

※この記事を当初掲載していた際、八代消防本部としていましたが、正しくは「八代広域消防本部」でした。失礼しました。

おことわり文言

フェイク クマ被害 実は殺人事件

さらに、以下の秋田県でのニュースは、クマ被害の可能性を伝えた後、殺人事件の疑いが濃厚であることが判明しました。にも関わらず、訂正や補足もしていません。

16.秋田 大仙 ツキノワグマによる人身被害か

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20250818/6010025308.html

長野県のガソリン価格のニュースは「全国2位」と誤って伝えていました。こちらはGoogleの検索画面で証拠を確認できたのでスクショも掲載します。

17.長野 レギュラーガソリン5週ぶり値下がりも全国3番目の高値

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20250821/1010035888.html

証拠

※おことわり)この記事を当初掲載した際、全国で2番目の高値とお伝えしましたが、正しくは3番目だったため記事を修正しました。

おことわり文言

ちなみに、この手の重大な誤りの場合、掲載されていた動画が以下のスクショのように非公開になります。

訂正が入るとサムネイル消える

18.愛知 豊明市“スマホは1日2時間以内が目安”条例案提出へ

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20250821/3000043419.html

※この記事を当初掲載した際、日付に誤りがありました。
正しくは「今月25日」です。

おことわり文言

訂正したことすら一切明示しない例も

調べていくと、訂正したことすら一切明示しない悪質な例を青森放送局のニュースの中で発見しました。

19.米軍輸送機オスプレイの訓練 東北町 小川原湖で2年ぶり再開

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20250819/6080026692.html

「横田基地」を「横手基地」と間違えることなどあるのでしょうか?読んでいて違和感を持たずに出稿した管理職(ニュースデスク)の見識を疑います。

これほど重大な誤情報を発信したのなら、「おことわり」どころか「お詫び」が必要なはずですが、そのような文言さえ一度も掲載されていません。

20.人手不足軽減へ りんご園にデジタル技術導入 八戸

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20250819/6080026696.html

さらに、こちらは人名が以下のスクショの通り誤っていたのですが、その旨も掲載していません。

誤情報のスクショ

青森放送局は全国の中でも特に悪質と言えるでしょう。間違いを素直に認めて詫びるのは人間としての基本です。

ラジオも論外

ラジオニュースやラジオ関連も誤情報だらけで、情報空間の汚染も甚だしいのが現実です。今週は、21.戦前の日本の特集で1942年を1947年と間違えていました。

関連団体も酷い アニメ告知も毎回誤り

関連団体のアニメアカウントもたびたび誤りを発信しています。特に多いのは放送日時ですが、今回は、22.午前と午後の誤りを発信していました。

ラーニング論外 間違い連続を詫びる

学習を目的としているはずのアカウントはさらに深刻です。23.松平を松田と誤った上に、間違いが連続していることを詫びています。

24.芸術家の名前の誤りもありました。「間違って表記してしまいました」とありますが、そんなに確認するのって難しいですか?

ショップも誤り多発

商業主義的なショップなど止めろと思うのですが、25.終了したプレゼントキャンペーンについての告知も発見しました。

私の問い合わせ

あまりの惨状に呆れたので、以下のようにNHKに問い合わせを送ってみました。

貴協会は高頻度に誤情報を発信し訂正を実施している。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20250817/3000043315.html

このニュースは誤情報を発信後、※この記事を当初掲載した際、「ポルトガル語」を「ブラジル語」と誤って記載しました。失礼しましたと末尾に表示していたが、8月21日時点ではこの旨が削除されている。

「長野 レギュラーガソリン5週ぶり値下がりも全国3番目の高値」は数時間で訂正が削除された。

青森の「米軍輸送機オスプレイの訓練 東北町 小川原湖で2年ぶり再開」では、横田基地を横手基地と伝えたが、いつの間にか横田基地と訂正され、訂正の旨が記載されていない。

誤情報の訂正が秘密裏に実施され、当初誤情報に接した人たちに届いていないのではないか?また、Webサイト上でも訂正履歴が示されていない。貴協会のルールの説明を求める。

私からの問い合わせ全文

なお、NHKの内部方針では、必須業務化した後も現行の訂正対応から変えるつもりは無いらしいです(私の取材によると)。

本当にそれで良いのでしょうか?「情報空間の健全性」を保つのだとしたら、NHK自身が発信した誤情報に対しての責任を果たすことが最も大事でしょう。

例えば、定時ニュースの枠を拡大して、ニュース7の冒頭から「きょうの訂正」をやった後でニュースに入るくらいの対応をしないと、社会に対して真に信頼される公共放送にはなれないでしょう。

NHKからの回答

2025年8月22日19:00現在、NHKからは返答がありません。

返答があり次第、その内容についてもお伝えします。

改めて総括 NHKの誤情報対応ポリシーは論外

実は今回の調査にあたって以下の自作システムで1日1回検索していたのですが、サイレント訂正があまりに多すぎて、途中で1時間に1回に変更しました。

また、誤情報の質にも問題があることがわかりました。

単純な誤字脱字・誤変換ではなく、例えばトランプ大統領関連などのように意味が全く正反対のものも何件もあったのです。

これは、NHKが情報を適切に確認・ファクトチェックしきれないまま、脊髄反射で発信していることを意味しています。

かくいう私も放送で間違えたことは何度もありますが、意味を全く正反対にするなど、ここまで酷いものは経験していません。

NHKに最も期待されるのは「正確さ」であるはずです。

それをやすやすと破りながら対外的に説明もしないなど、もはや公共放送を名乗る資格など無いと私は思います。

こうした実態を広め、多くの方から改善を促す声が上がらない限り、NHKが態度を改める可能性はありません。読者の皆様のお力添えを心よりお願い申し上げます

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暗部ちゃん/NHK評論家・コラムニスト もし宜しければチップ(サポート)を頂けると幸いです。取材費などNHK健全化の為の取り組みに活用させて頂きます。