どうしましょう,結婚指輪見つかりました.
最近、noteやLINEで文章を書いていると、気になることがある。変換したい単語の前に「、」をつけたまま変換すると,なぜか、やたらと変換候補に、「、M子」と友達の名前が上がってくるのだ.
M子は、大学友達である。結婚する前までは,結構頻繁にというか,暇な休みごとにつるんでいた友達である。
あんまり,しょっちゅう出てくるので、久々に連絡するかなあとぼんやり考えていた矢先のことだった。
リビングの大掃除をしようと、ソファーをよっこらせとずらした。普段はソファー下をモップで、サアーッと撫でて終わるところを、珍しくソファーをずらして掃除した。
すると,ソファーの後ろから,出てくる出てくる。掃除機では吸い取れないレベルのゴミや物がたんまり隠れていた。埃もさることながら、なぜここに?と聞きたくなる物、娘が食べたと思われるアイスクリームの棒、お菓子の個包装の袋、読みかけの雑誌、ちらし、隣の棚に収まっているはずのクリップやボールペン。挙げ句の果てには髪を拭いたであろうタオル。
うちのショボタレ娘たちめ、こんな所にまでゴミで侵食しやがって‼️
怒り心頭でゴミをモップでグイグイ掻き出した。
すると,その中から,何かがコロコロ転がり出てきた。
キラリと光るそれをみても,一瞬何かわからなかった。
これはもしかして…まさか…
あったあ!
なんと,それは,箱根で落としたとばかり思っていた結婚指輪ではないか!もしかして,うちにあるかもしれない疑惑はあった。でも、確か,ソファーもどけて探したけど,見つからなかった。まさか8ヶ月もたった今頃出てくるなんて。
そう言えば、昨日、夫とこんな会話をした。
夫「やばいわ,もう指輪が指に食い込んできた。これ、消防署で切ってもらいたいんやけどええかな?」
妻「そんなん,私なんか箱根でなくしてからはめてないし。」
夫「そうやったな、じゃあええな。」
なんて,会話をしたばかり。
それに、何を隠そう、変換候補のM子は、箱根で指輪を一緒に探してもらった旅友の1人である。
滅多にしないソファー後ろの大掃除といい、夫婦の会話といい、変換候補のM子といい、まるで指輪が痺れを切らして呼んだみたいではないか。
夫が言う。
もう入らんのと違う?
私は,指に結婚指輪をそっとはめる。8ヶ月ぶりの指輪は,そっとではハマらない。ぎゅーっとねじ込めばまだ入る。
だけど,指輪は以前ほどしっくりこない。8ヶ月もの間,指輪から解放されていた私の左手薬指には、戻ってきた指輪がひどく窮屈そうに見えた。
妻「やっぱり、大事にしまっとくわ」
夫「それがええ」
結局、私の結婚指輪はアクセサリーのひきだしにしまわれることになった。
こうして,箱根旅結婚指輪紛失の謎は、幕を閉じたのである。めでたしめでたし。
後日談
M子に謝罪メールを送った。8ヶ月ぶりに指輪がソファーの後ろから出てきたと言ったら,
あんなに大騒ぎして,結局うち?
と呆れられた。きっと、この話は、この先一緒に旅する度に、私たちの絶好の酒の肴になるに違いない。
