やっぱりアサシンが好きだから… 傀儡・アラクニ80枚解説【Flesh and Blood】
こんにちはやまだです。
今回は日本選手権で使用したデッキの解説を簡単に書いていきます。誰かの参考になれば幸いです。有料になっていますが最後につけたサイドボード・ガイド以外はそのまま読めます。
まずは今回使った80枚です。

🔥日本選手権入賞デッキ紹介🔥
— フレッシュ&ブラッド (@FABTCG_JP) July 9, 2025
入賞されたプレイヤーのデッキとアンケートをご紹介します!
ぜひ参考にしてみてください!
10位入賞 YAMADA GAICHI選手
《傀儡・アラクニ》#fabjp#fabtcg pic.twitter.com/1kfIHcOtJp
こういうのは素直に嬉しいですね。大阪行く前に髪切っておけば良かった笑
デッキ選択の理由
6月の初め、私は「ヌゥを使わない」という決断をしました。
それは、1年間共に戦ってきた最愛のヒーローとの別れを意味しており、とても苦しい決断でした。
その後、好きなアサシンクラスだからという理由で傀儡・アラクニを使用し始めました。しかし傀儡・アラクニ含めてしっくりくるヒーローを見つけられないまま、ダラダラと時間だけが過ぎていきました。
結局これという相棒が見つけられず10日くらい前になり、傀儡・アラクニと心中すると決心をしました。理由はシンプルにアサシンクラスが好きみたいです。スペックやメタゲームだけでデッキを選ぶなら、候補は他に沢山ありました。しかし、このヒーローとなら頑張れる!と思えたのは傀儡・アラクニだけでした。
ここから日本選手権に向けての調整が始まりました。
デッキコンセプト
傀儡・アラクニというヒーローはアサシンクラス特有のトリッキーな動きと、打点の出しやすさ、それに伴う柔軟なゲームレンジの選択が魅力です。
今回の日本選手権に向けて調整を進める中で、私は以下の3点を特に意識して構築を詰めていきました。
① 打点を伸ばして積極的にライフレースをする
傀儡アラクニの強みのひとつは、アサシンクラスとは思えないペースでライフを詰められることです。しかもこれにオンヒットが絡むこともあります。
そこで多くのマッチアップで積極的に攻撃して、プレッシャーをかけ続ける事を意識した構築としました。足装備が《金魚草の登攀者 / Snapdragon Scalers》となっているのもこの理由からです。
②ダガー型か、ステルス型か
調整初期はダガーバフのカードを目いっぱい採用した型で調整をスタートしました。打点が伸ばしやすく、ヌゥではありえないライフレースが楽しかったものの、オンヒット効果が少なく相性が悪くないはずのシンドラにあまり勝てませんでした。
そこでオンヒットのあるステルスアタックや防御リアクションを少しずつ追加していきました。
③青の枚数
最初の構築段階では青は15枚でスタートしました。
しかしこれだとダガーを思うように振れないターンが多く、ストレスを感じる場面がけっこうありました。
そこで17~18枚まで青を増やしてみたのですが、今度は青いカードを2枚以上を引いてしまい、手札が極端に弱くなるという問題が頻出。特にテンポ良く押し込みたいマッチアップでは致命的でした。
最終的には、「青が足りないより、青を引きすぎたときのほうが苦しい場面が多い」という結論に至り、青16枚で落ち着きました。
この3点を特に意識した結果、上記のようなリストになりました。正直デッキ選択が遅すぎてデッキの中身、自身のプレイングどちらも満足いっていない部分もありますが、結果を出せたところは素直に満足しています。
装備品
狩人のクレイヴ / Hunter's Klaive

武器はこの2枚だけです。沢山マークしましょう。
欺瞞の仮面 / Mask of Deceit

基本的にはこれを装備します。マークしている時にブロックに出して、手札を強く使えるagentに変身したいですが、やむなく2点ブロックになることも多々あります。
天命の王冠 / Crown of Providence

対グレイビィ専用の装備です。枠の関係もあり最後まで採用するか悩んだ1枚です。
フィエンダルの春のチュニック / Fyendal's Spring Tunic

《血飛沫の戦装束 / Blood Splattered Vest》と悩んだのですが、弱いハンドを改善しやすいチュニックにしました。
短刀の妙技 / Flick Knives

腕装備は全マッチでこれを使用します。シンドラ程ではないですが、かなり強く使えます。
金魚草の登攀者 / Snapdragon Scalers

《禁技の遮音靴 / Blacktek Whisperers》とは好き嫌いなような気がします。今回は対グレイビィを意識していたため、1点の防御値よりヒットせずともgo againが付与できるこちらを選択しました。周りは《禁技の遮音靴 / Blacktek Whisperers》を選択してる人が多かったように感じます。
ウィドウの呼吸器 / Widow Veil Respirator
ウィドウの腹背 / Widow Back Abdomen
ウィドウの巣徘徊 / Widow Web Crawler

今年は真面目にAB3取りました。やはりkanoには当たりませんでした。
メインデッキ
アタックアクション
黒麗の標的 / Mark of the Black Widow

赤青3枚ずつ採用。結局どのマッチアップでもハンデスが強いです。
死の接吻 / Kiss of Death

小テクの多いアタックアクション。agentの効果を乗せた後にflick knivesで投げるとオンヒット効果が誘発します。
欲望の技:体 / Art of Desire: Body

本当は3枚採用したかったのですが、調整が間に合わずスロットの関係で2枚だけ採用。シンドラを筆頭に多くのマッチアップで有効なので3枚採用するべきでした。
欲望の技:心 / Art of Desire: Mind

防御値3の青いカード。《死神の呼び声 / Reaper's Call》と悩んでこちらにしました。どちらもメリットがあるのですが、こっちの方が好みでした。
苦悶の束縛 / Bonds of Agony

プレイすると相手が困る、スーパーアタックアクション。このカードのプレイからゲームをひっくり返すこと多々あります。
惹きつける予後 / Persuasive Prognosis

これもMST発売以降ずっとAssassinクラスが使っているアタックアクションですね。とりあえず3枚入れましょう。
影罠への転落 / Under the Trap-Door

1週目は青としてピッチして、2週目にトラップとして効果を使うと2度美味しいカードです。アーセナルに置き辛いカードで、今回はロングゲームを狙ったリストではないため2枚に抑えました。
死の接触 / Death Touch

今回のMVPカードかもしれません。配信卓でも2回活躍しました。防御値2で手札からプレイできないデメリットがあるため、絶対に2枚引きたくないから1枚だけ採用。
目撃者の抹殺 / Leave No Witnesses

ずっとAssassinクラスが使っているアタックアクションカードですね。0コス4点オンヒットは強すぎる。
背後からの痛撃 / Pain in the Backside

見かけは3点go againだけど、ヒットすると《狩人のクレイヴ / Hunter's Klaive》で1点を与えてマークできます。ヒット時の表現価値が凄すぎて、大体相手がブロックしてくれます。
刃先の回収 / Pick up the Point

主にグレイビィの《改造船医、ソーボーンズ / Sawbones, Dockhand》を落とす事を目的に3枚採用しました。使ってみるとretrieveが思った以上に活躍しました。
征服の命令 / Command and Conquer

汎用でプレイ2コス必要なため、傀儡・アラクニだと使い辛い場面目立ちますが、流石に強いです。
攻撃でないアクションカード
流血への陶酔 / Savor Bloodshed

通称「赤ミッキー」。こいつが切り札かもしれません。1枚4点で条件付き1ドロー。5点go againの《スナッチ/snatch》です。これを強く使えたゲームは大体勝ちます。
酷似した切味 / Cut from the Same Cloth

これも1枚4点+αのカード。手札見れるの強すぎる。slippyとやった時に先行で使ったら相手の手札弱かったのでパスしました。
円環の糸巻き / Orb-Weaver Spinneret

このカードもグラフェンの装備分と合わせて、1枚4点カード。弱いわけがない。アーセナルに置ける青いカードとして、赤だけでなく青も2枚採用しました。
虚弱症の魔本 / Codex of Frailty

言わずもがな。アサシンクラスの切り札。
攻撃リアクション
ほんの切り傷 / Just a Nick

傀儡・アラクニだと使い辛い場面が多く1〜2に減らしているリストもよく見かけますが、プレイできた時がとても強いため3枚採用。最悪ブロックに使っても3点が担保されてます。
タランチュラの毒素 / Tarantula Toxin

基本的には3点のアタックリアクション。相手との駆け引きに成功すると6点として使えます。流石に強いため3枚採用。
赤背の血痕 / Stains of the Redback

条件付きとはいえ、0コストで3点バフとgo again付与の優秀なリアクション。グラフェンにプレイできるため、割といつでも3点でプレイできます。
成りすまし / Take up the Mantle

成りすましというより、「騙し討ち」ではないかと個人的には思ってます。相手をマークしていると墓地のstealthを持つアタックアクションになる事ができます。《苦悶の束縛 / Bonds of Agony》になると最大の表現価値で使えます。
防御リアクション
蜘蛛の隠れ家 / Lair of the Spider

6月初めは2枚採用でスタートしました。しかし傀儡・アラクニをプレイしていくうちにマークの価値が想像以上に高く、3枚採用にしました。
群青へ沈む / Sink Below

4点防御リアクション。手札交換も強いです。
嵐からの避難 / Shelter from the Storm

4点防御リアクションその2。主にシンドラ用のカードで、《群青へ沈む / Sink Below》の方がデッキとしての優先順位は高いような気がします。
不採用としたカード
血飛沫の戦装束 / Blood Splattered Vest

調整段階で《フィエンダルの春のチュニック / Fyendal's Spring Tunic》と悩みました。このカードは3ターン待たなくてもリソースを作れるのですが、ダガーを当てる必要があります。これだとハンドが弱い時に先にリソースを出す事ができず、弱いハンドを誤魔化せないため不採用にしました。
手配書 / Public Bounty

ダガーをヒットさせずともマークできるカード。バフと合わせると1コスト4点のカードかなーって感じです。マークさせてくれない硬いヒーロー相手に有効なのですが、汎用であること、1コスト、防御値2が思った以上に重く不採用としました。フローリアンやヴァーダンスが増えるなら採用してもいいと思います。
露出 / Exposed

アーセナルに置ける青、何にでも乗せれるリアクションと悪くないのですが防御値がないことが我慢できず不採用にしました。あと、マークされる可能性のあるマッチアップでアウトする必要があるため、サイドボードの時に都合が悪いです。1枚くらいならとってもよかったかなーと未だに悩んでます。
瘢痕 / Scar Tissue

ダガーに乗せられるリアクションの中では《タランチュラの毒素 / Tarantula Toxin》の次に優秀なカード。使ってみるとグラフェンと《死の接吻 / Kiss of Death》にオンヒットマークが付くのがかなり偉かったです。防御値2がネックで不採用にしましたが、《嵐からの避難 / Shelter from the Storm》でスキップしたターンが多すぎて1〜2枚くらいとっても良かったかな?と反省したカードです。
蜘蛛の巣窟 / Den of the Spider

バフされている攻撃に使うとマークするトラップ。アースヒーロー相手にかなり使いやすく、数が増えるようなら採用しても良いかと思います。
逃げ支度 / Up Sticks and Run

調整をスタートした時のリストには採用しており、外したり採用したりを繰り返しました。最終的には《Pick Up the Point / 刃先の回収》を3枚採用するにあたり、デッキリストから外れていきました。
先日この2枚の違いについて聞かれたので追記。1番厄介な《改造船医、ソーボーンズ / Sawbones, Dockhand》を1枚で処理できるのが《Pick Up the Point / 刃先の回収》の魅力です。
逆に《逃げ支度 / Up Sticks and Run》ですと《改造船医、ソーボーンズ / Sawbones, Dockhand》を処理するのにダガー振るためのピッチと合わせて2枚必要になることがデメリット、《陽気な副船長、チャム / Chum, Friendly First Mate》を青ピッチと合わせて2枚で処理できるのがメリットです。あと、アースヒーロー(ヴァーダンス・フローリアン)に5点で《狩人のクレイヴ / Hunter's Klaive》を触れる点も大きなメリットです。
nationalsではアースヒーローはそこまで多くないと予想したことと、ヴァーダンスにはファティーグプランを選択していたことと合わせて《逃げ支度 / Up Sticks and Run》を選択しました。
疫病の蔓延 / Spreading Plague

アースヒーローやガーディアンに対してゲームを決めるカードとして一度採用したのですが、《タランチュラの毒素 / Tarantula Toxin》の存在のせいで1番バフしやすいグラフェンをブロックしてもらえず、不採用にしました。
プレイガイド
プレイする際に意識していたことや、よくあるプレイを箇条書きで書いていきます。思い出したら適宜追加します。
〇ゲームレンジを短くしたい相手には、できるだけ手札をキープして全力で殴る!オンヒットと打点を両立できるデッキのため、自分のハンドが強いときはダメージもらっても平気なこと多いです。
〇《欺瞞の仮面 / Mask of Deceit》と《金魚草の登攀者 / Snapdragon Scalers》は強く使える場面があれば積極的に使用する。使い時を逃すと弱く使用する羽目になることが多い。
〇早めに1本を《グラフェンの鋏角 / Graphene Chelicera》に持ち替えること。手札やマッチアップ次第では《欺瞞の仮面 / Mask of Deceit》を使用して3番になっても良い。
〇積極的にマークしてターンを終えることで、次のターンの手札の受け入れを広くする。《黒麗の標的 / Mark of the Black Widow》、《流血への陶酔 / Savor Bloodshed》等が良い例
〇《成りすまし / Take up the Mantle》のコピー先として、《苦悶の束縛 / Bonds of Agony》と赤の《黒麗の標的 / Mark of the Black Widow》をゲーム序盤に墓地に置けると良いです。
〇強くない手札はブロックで表現価値を作る。基本的には防御値3のカードなため、こうすることで強い手札の時にフルテイクできます。
〇アーセナルに置くカードは本当に置いてよいか?を常に考える。特に《虚弱症の魔本 / Codex of Frailty》を引く可能性が高いときは注意!時にはアーセナルに置かない勇気を持ちましょう
〇ロングゲームになりやすいマッチアップ限定で
将来6番に変身した際の受けを残すために、引いたトラップを意識してデッキに返すことがあります。
〇1番、2番、4番の効果は《グラフェンの鋏角 / Graphene Chelicera》にも乗せることができる。またオンヒット効果を追加した《死の接吻 / Kiss of Death》を《短刀の妙技 / Flick Knives》で投げると、追加された効果も誘発します。
〇6番の効果はバニッシュしないことを選択することができる。この場合デッキを見ることはできず、デッキを見たら何かをバニッシュする必要がある。また、デッキを見てトラップ以外の不要なカードをバニッシュすることも可能。こうすることでデッキのシャッフル&圧縮することが可能。
次のターンに殴られそうにない時、ピッチスタックを崩したくない時はバニッシュしない事を選択することあります。
逆にデッキを混ぜたい場合はトラップなくても、適当なカードをバニッシュするとかもあります。
まとめ
これまで書いてきたように、今回の日本選手権では傀儡・アラクニという決してトップメタではないヒーローで、自分なりのベストを尽くしました。
ヌゥを失ってから1ヶ月、傀儡・アラクニと過ごした1ヶ月。このヒーローを選択して良かったと、今は心から思えます。
ここで書いた内容が、少しでも誰かの参考になったり、「アサシンって面白そう」と感じてくれるきっかけになったら嬉しいです。
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それではまた、次の記事でお会いしましょう
有料部分にサイドボード付きのリストも乗せておきます。
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