私の推しは、こころの在処をつくる観測所だった|こはる観測所の話
Parodyect MOON No.04
造語を使う人は、面白い。
だって造語とは、
新しい文化を生み出すことだから。
文化をつくる。
それが、
こはる観測所だった。
◇
木漏れ日が差す小さな観測所では、
今日も一人の観測者が、
木の机いっぱいに本を広げ、
AIへ問いを投げ、
少し首をかしげながら笑っていた。
窓辺では三匹の猫。
あくびを一つして、
何事もなかったように眠っている。
観測所は、
答えを出すより、
「なぜ?」を増やすことのほうに
重心を置いている。
◇
所長のこはるさんは、
文章を書き、
絵を描き、
音を作り、
そしてYouTubeという形で
世界を広げている。
「音楽寓話」
言葉にならない概念を、
音と物語へ変えていく。
流れてくる音楽は、
どこか切なく、
心を静かに揺らす。
優しく寄り添いながら、
最後には泣かせにくる。
AIを使いながらも、
作品を動かしているのは、
間違いなく作者自身の情熱だった。
だから私は、
この観測所を
私の推しとして観測している。
◇
観測所には、
少し不思議なルールがある。
知らないことを恥じない。
猫の発見を最優先。
仮説を楽しむ。
迷子になっても気にしない。
でも読み進めるほど、
その一つひとつが、
世界との
向き合い方になっていることへ気づく。
ここでは、
正解より観察。
結論より余白。
完成より探究なのだ。
◇
人は、
時々「こころの在処」を探している。
こはる観測所は、
その答えを教える場所ではない。
ただ、
「考えてもいい。」
「迷ってもいい。」
そう静かに
受け入れてくれる場所だった。
◇
こはるさん自身は、
SNSが苦手らしい。
……たぶんウソである。
コメント欄で話してみると、
猫をかぶっていたことが、
おおらかにばれてしまう。
記事だけではなく、
豪快で温かなコメントも、
この観測所の魅力だった。
◇
忙しい人でもある。
猫🐈の手も借りたいほど忙しい。
けれど、
猫はちゃんと猫として扱う。
決して酷使しない。
猫を猫として扱う。
それは少し特別で、
とても公平な優しさだった。
そして本業は、
今では希少な左官職人。
日本の文化を
支える仕事だからこそ、
猫と一緒に、
国で保護してほしいくらいである。
◇
答えを探しに来たのに、
帰る頃には、
問いが増えている。
でも、
その問いは、
どこか心地いい。
今日も観測所では、
猫が眠り、
AIが考え、
作者はまた、
「え? マジ? どういうこと?」
と言いながら、
新しい世界を掘っている。
ここは、
答えを集める場所ではない。
世界を少し好きになるために、
「分からない」を静かに観測し続ける場所。
そして、
誰かのこころの在処にも、
そっとなっている場所だった。🌙
了
🌙初めてこはる観測所、そして🐈現場でラクする研究所|ねこのーとへ来られた方へ
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二つの世界の入口です。
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