【テンプレ付】新学期、先生に渡すだけ『我が子のトリセツ(サポートファイル)』
「今年の担任、発達障害に理解のある人だといいな…」
「また一から説明か…去年やっと分かってもらえたのに…」
4月が近づくと、
お腹の底がズーンと重くなるあの感覚。
いわゆる「先生ガチャ」の季節です。
これまでのnoteで、
私は何度もお伝えしてきました。
「先生に配慮を求めるなら、
口頭ではなく『文書』で渡すのが鉄則です」と。
そして、
「そのテンプレートを作って公開します」
と 予告もしていました。
……お待たせしました。
今日、そのテンプレートを公開します。
元教員として学校の内側を知り、
発達凸凹児の父として毎年この不安と戦い、
福祉事業所の経営者として
何百人もの保護者の相談を受けてきた。
その全部を詰め込んで作った、
『我が子のトリセツ(個別サポートファイル)』です。
Wordファイルをダウンロードして、
お子さんの名前や特性に書き換えるだけで、
そのまま先生に渡せる形になっています。
記入例(PDF)も一緒につけましたので、
「何を書けばいいか分からない…」
という方も 安心してください。
なぜ「口頭」ではなく「文書」なのか
テンプレートをお渡しする前に、
一つだけ大事なことを確認させてください。
「うちの子は大きな音が苦手なので配慮してください」
これを始業式の日に口頭で伝えたとします。
先生はどう反応するでしょうか。
以前の記事でも書きましたが、
先生も人間です。
いきなり口頭で要望を言われると、
防衛本能が働き、
「特別扱いはできません」
「様子を見ましょう」
と返されるリスクが跳ね上がります。
さらに、30人以上の生徒を抱えている先生は、
口頭で聞いたことを高確率で忘れます。
悪気はありません。
物理的に覚えきれないのです。
しかし、
「文書」で渡すと、 先生の受け取り方が変わります。
「クレーム」ではなく
「この子を安全に指導するための情報共有」
として 脳が認識するからです。
さらに、文書であれば
学年主任や保健室の先生にも回覧でき、
学校全体でお子さんの情報を共有できます。
担任の先生が急に休んだ日、
代わりの先生がそのファイルを見て
対応できるかどうか。
これは、お子さんの安全に直結する話です。
このトリセツに込めた「3つの設計思想」
テンプレートを作るにあたって、
私が一番こだわったのは
「先生が読んで、すぐ動けるかどうか」です。
親の気持ちを書き連ねた長文の手紙ではなく、
先生にとっての「攻略本」になるように設計しました。
① まず「この子のいいところ」から書く
テンプレートの一番最初の欄は、
「お子さんの好きなことや得意なこと」です。
ここ、飛ばさないでください。
「困っていることを早く伝えなきゃ」
と焦る気持ちは分かります。
でも、いきなり困りごとリストを渡されたら、
先生はどう感じるでしょうか。
「この子は問題児なんだな」
「この親はクレーマーかもしれない」
そう身構えてしまうのです。
一方で、
「電車の名前にとても詳しいです」
「年下の子には優しく接してくれます」
こういう「いいとこ」が最初に書いてあると、
先生の中に 「この子をもっと知りたい」
という気持ちが芽生えます。
そして、子どもの「いいとこ」を書ける親は、
先生の目には
「冷静に子どもを見ている、話が通じるパートナー」
として映ります。
これは、教育の専門書にも書かれている
保護者面談の鉄則です。
子どもを褒めることは、
親の子育てを認めることでもある。
先生はそれを本能的に分かっています。
② 「特性」と「具体的な対応策」をセットで書く
「給食が苦手です」
これだけ書かれても、
先生はどうしていいか分かりません。
「特定の食感(ドロドロ、ネバネバ)に
感覚過敏があるため、
無理に食べさせようとすると
パニックを起こすことがあります。
本人が食べられるものだけ食べ、
残すことをお認めいただけると助かります。
栄養面は家庭で補うようにしています」
ここまで書いてあると、 先生は迷わず動けます。
「配慮してください」という丸投げではなく、
「こうすれば上手くいきます」という答えを渡す。
これが、学校を味方につけるトリセツの本質です。
③ パニック時の「NG対応」を明記する
これが一番重要かもしれません。
癇癪やパニックを起こした時、
「こうすれば落ち着きます」だけでなく、
「これをやると悪化します」を 必ず書いてください。
例えば、
「パニック時に大声で叱ると、 さらにパニックが激しくなります」
「『なんで?』と理由を問い詰めると、 フリーズして動けなくなります」
先生が一番恐れているのは、
良かれと思った対応が裏目に出て、
事態が悪化することです。
だから、
「地雷がどこにあるか」が書いてあるだけで、
先生は安心して対応に踏み出せるのです。
NG対応を書くのは、
先生を批判するためではありません。
先生を「失敗の恐怖」から解放するためです。
【無料ダウンロード】サポートファイル&記入例
お待たせしました。 以下からダウンロードしてください。
「記入例」には、
発達凸凹キッズに多い特性や
パニック時の対応例をあらかじめ記載しています。
こちらを参考にしながら、
「テンプレート(Word)」の文章を
お子さんに合わせて書き換えるだけで、
サポートファイルが完成します。
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