社会人・大人は大変だな
「1人が好きなのに、誘われると嬉しい感情」という記事を書いた。まさに昨日その誘われた会食に行ってきた。
正直、行く直前まで面倒だと思っていた。
でも、終わってみると、なんだか色々考えさせられる夜だった。
相手は中国人とスイス人。行ってみて驚いた。前職の中国人総経理(中国企業のトップで、日本でいう支社長のような存在)と中国人役員も来ていた。結局、5人での会食になった。
総経理と役員は仕事を辞めてからも時々顔を合わせていたので、私の現状は知っている。嫁のビザが下りず、先の見通しが立たないことも。
そして、この総経理とは4年ほど前に一度大ゲンカをしている。居酒屋で私が「ふざけんなよ!」と怒鳴ったこともあった。今思えば懐かしい話だが、それ以降は普通に会話もするし、冗談も言う。でも何となく、お互いに壁のようなものがある気がしていた。
そんな相手を含めた会食。
総経理は先頭に立って場を盛り上げる。そして私のことも気にかけているのが分かる。もちろん、こちらも昔のことを蒸し返したりはしない。話を合わせて、相手を立てて、場の空気が悪くならないようにする。
別にそれが本音なのか、社交辞令なのかは分からない。でも、そうやってお互いに少しずつ気を遣いながら、一つの空間を作っていく。
ああ、社会人とか大人って大変だなと思った。
若い頃は、嫌いなら嫌いで終わりだった気がする。でも年齢を重ねると、白黒をはっきりさせるよりも、曖昧なまま付き合っていくことの方が増えてくる。完全に仲良しになるわけでもない。かと言って、敵のままでもない。その中間ぐらいの距離感。
何となく、お互いに昔のことを知っていて、何となく気を遣って、何となく笑いながら酒を飲む。不思議な関係だなと思う。
何だかんだ、楽しく終われた。そう思っているのは自分だけかもしれない。でも、まぁ、それでもいい。
昔なら「嫌いな奴とは一生分かり合えない」と思っていた。でも最近は、分かり合わなくてもいいし、好きにならなくてもいいのかもしれないと思う。ただ、その場を壊さずに、適度な距離感で付き合っていく。
そういうのも、大人なのかもしれない。
でも、たまにはいいが、毎日は疲れる。
