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1人が好きなのに、誘われると嬉しい感情

長いこと無職の状態が続くと、仕事をしていたころよりも、格段に人間関係が減る。

元々、他人とのコミュニケーションが得意な方ではない。1人の時間を好む。仕事の時は、仕方がないと割り切っていた。時には「人が好きです」なんてことを口にしたこともあった。

仕事を辞めてからは、日中は1人。夕方からは嫁と一緒に過ごすことが日常になった。これはこれで幸せだと思う。

でも、その反面、時々ふと寂しいと感じる時がある。

だからなのか、人からの誘いがあると面倒だと思う反面、嬉しい気持ちもある。飲み会、会食、麻雀。誘われると、ついすぐに乗ってしまう。

ところが、その時間が近づいてくると、途端に行きたくなくなる。「やっぱり家にいたいな」そんなことを考え始める。

もちろんドタキャンはしない。行けば行ったで楽しいと思うことも多い。新しい話を聞くのも嫌いじゃないし、人と話していると、自分の頭の中が整理されることもある。

でも、気疲れすることも多い。帰宅すると、どっと疲れが押し寄せてくる。楽しかったはずなのに、「変なこと言わなかったかな」とか、「もっと違う言い方をすればよかったかな」とか、勝手に反省会が始まる。

それでも、また誘われたら嬉しい。

この感覚は何なんだろう。社会的な繋がりを求めているのか。それとも、単純に「まだ自分のことを覚えていてくれる人がいる」と感じることが嬉しいのか。

1人で考え事をしていると、どんどん考えるだけになって、苦しくなることもある。だから、人と話すことで整理したり、愚痴を吐き出したり、新しい考え方に触れたりするのは嫌いじゃない。ただ、その代わりに疲れる。

結局、自分は1人が好きなのか、人といるのが好きなのか。たぶん、どっちでもあるんだと思う。人付き合いが好きな人と、1人が好きな人の間を行ったり来たりしているような感じ。だからまた、「面倒だな」と思いながらも、誰かの誘いに乗るのだろう。

そんなことを書いている今日は、前職の取引先の人に誘われて会食がある。

誘われた時は素直に嬉しかった。「ああ、まだ覚えていてくれているんだな」と思ったし、せっかくなら行こうと思った。

でも、時間が近づいてくるにつれて、またいつものやつが始まる。別に行ったところで何かが変わるわけでもない。どうせ近況を聞かれて、「今はヒモニートしてます」なんて話をして、相手を困らせるだけなんじゃないか。「仕事は?」なんて聞かれて、勝手に気まずくなって、勝手に疲れて帰ってくる。

そんな未来を頭の中で想像して、また行きたくなくなっている。

たぶん、今日も行けば行ったで、それなりに楽しいんだろう。でも、こうして行く前になると面倒になって、帰ってきたら疲れる。それなのに、また誰かに誘われたら嬉しくなる。

改めて自分は面倒な人間だなと思う。

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