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小以良川ダム(こいらがわ)【山形県新庄市E】|W隧道という異様な水動線が交差する個性派ため池

《ダム概要》
小以良川ダム(こいらがわ)は、山形県新庄市大字萩野に建設されたかんがい用のアースダムで、最上川水系小以良川に位置する。
堤高21.9m、堤頂長67mの農業用ため池で、1965年に竣工している。

堤体自体は標準的なアースダムだが、洪水吐は山体を貫く隧道式で構成されている。
非常用と常用で放流経路が分かれ、ひとつは崖下へ、もうひとつは隧道を通って下流へ導かれる。堤体よりも水の動線が強く記憶に残る構成である。

以下、見えた範囲を、
いつものように記録していく。


《簡易スペック》

所在地:山形県新庄市大字萩野
河川:最上川水系小以良川
形式:アース
着手/竣工:1963/1965
目的:かんがい
堤高/堤頂長:21.9m/67m
貯水量:総 358千m3/有効 358千m3

堤体を縫うように道路が通ってます。
ガードレールはヘニャヘニャ。
最下部より撮影。
隧道式の放水口が見切れてます。
除草された後だったのでスムーズに来れました。
管理される方々に感謝。
小以良川ダム最大の特徴「W隧道洪水吐」
一瞬えっ??となります。
山ぶち抜いて洪水吐通してます!
ダム堤体を撮影。ごくごく普通のアースダム
ダム湖は見える範囲で全て。
側水路式の洪水吐は標準的なサイズ。
洪水吐は標準的でも流路部がトンデモです!
なんと山をぶち抜く洪水吐の呑込口

▶水の流れを観察

薄っすらと出口部分見えてますが
ココ(非常用洪水吐)から流れ落ちた水は・・・
ココから放出されます。
崖です崖。
ココ(常用洪水吐)から取水された水は
左下の隧道から放流されます。
何てことないアースダムと侮るなかれ。
※本記事は2024年公開記事を再構成し、写真を追加した再投稿版です。り)

小以良川ダム 見どころ3選

1.山そのものを水路として使う大胆な設計
2.水の経路が水平ではなく、立体的に観察できる
3.森の奥に佇む平凡な堤体との強烈なギャップ

▼隧道式洪水吐のアースダム

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