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#134 日本では「会社」を名乗るが...|日本と海外のキャリア観の違い①

さて、今回は日本と海外のキャリア観や商習慣の違いについてです。

先日、カナダにて人事歴の長い方と話す機会があり、日本とカナダの考え方やルールの違いがとても印象的だったので、備忘録的にまとめます。

「海外って働くってどんな感じ?」
「日本とは何が違うの?」

と思う人は参考になると思います。

なお、少し長くなりそうなので、今回は何回かに分けます。今回は「自己紹介の違い」についてです。


日本では"会社"を, 海外では"職種"を名乗る

まず、カナダに来て”全然違うなぁー”と感じたのが「自己紹介の内容」です。

例えば、日本だと自己紹介をする時

「はじめまして、××です。〇〇会社で働いてます」

と、会社が名前の次に来たりします。ただ、カナダでは違います。

「私はマーケターです」
「私はエンジニアです」

と、“職種”から話が始まる機会が多い。会社名は聞かない限り出てきません。



日本は「会社」がアイデンティティの一部

最初、この違いは

「これは、カナダならではなのかな?」

くらいに思っていました。ただ、人事の方と話していて言われて気づいたのが

「カナダが特殊じゃなくて、日本が特殊だよ」

ということ。この違いはシンプルで、

日本: 所属する会社が社会評価になっている
海外: 職種・スキルが社会評価になっている

という構造です。だから日本では

「どの会社にいるか」

が重要ですが、一方で海外では

「何ができるか」

が重要になる。いや、確かにそうかもなぁー。。と納得しつつ、改めて考えると、日本のほうが特殊に感じます。



海外は「何を学び、どう使ったか」が見られる

もう一つ大きな違いとして感じたのが、学歴の見られ方です。

日本では

「どの大学を出て、どの会社に入ったか」

"学歴"が評価されやすいですが、海外では

「何を学び、それをどう活かしているか」

"学習歴"が見られます。実際に私もカナダで働く際に面接の時にレジュメを見ながら、こんなことを聞かれました。

「統計やデータサイエンスを学んだのになぜ営業をしていたの?」

これを結構、細かく聞かれて焦った経験があります。

日本だとあまり違和感のないキャリアでも海外では「一貫性」が強く求められる。

この違いは結構大きいと感じました。

また、海外では資格やプログラム(certificate)を通じてスキルを身につけ、その延長線上で仕事に就くキャリアパスも割と一般的です。

裏を返すと、必要なスキルを持っていないと学歴や職歴が良くても、キャリアの選択肢がかなり限られるとも言えます。



企業のスタンスも大きく違う

この背景には、企業側の考え方の違いもあります。

日本は「長期で人を育てる」前提があります。新卒で採用して、幅広く経験させ成長させていく。

一方で海外は、「必要なスキルを持つ人を採用し、不要なら切る」というスタンスが基本です。

そのため、海外の方がシンプルである一方でかなりシビアな印象も持ちます。

その点は次の記事でまとめようと思います。



キャリアの積み方そのものが違う

これはキャリア観にかなり影響してると思います。

日本:「良い学校 → 良い会社に入るゲーム」
海外:「スキルを積み上げる→仕事につなげるゲーム」

この色はまだまだ濃いと思います。日本だと良い学校に行けば将来の選択肢が広がるという考え方が幼少期からなされます。

一方で、海外だと、スキルを積み上げる考え方が幼少期から割と身近なようです。

どちらも社会構造に最適化されています。そのため、この構造を理解せず、表面的に

「日本もジョブ型になる」

みたいな話を聞いたところでそんな単純な話ではないよなと感じます。ただこの違い、背景まで掘るとかなり面白い構造が見えてきました。

ただ、ここも書くと2〜3倍になりそうなので、後日、この背景についてまとめようと思います。


ということで
今回はここまで!


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👇次の記事:「日本と海外の社会構造の違い」


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