「昔は良かった」と思いたくないです
令和7年4月1日、
建築基準法が改正されます。
改正となった内容は色んな所で紹介されていますので、詳細は割愛しますが、簡単に言うと、
申請手続きが難しくなる
省エネ性能の最低基準が高くなる
と言うことです。
つまり、
家を建てるために今よりももっと時間とお金が掛かるようになる
と言うことです。
まだ始まっていませんが、昔を懐かしみたくなりそうです。
■持ち家が贅沢品になる時代
1 家は大きな買い物ではありますが、贅沢ではなかったのに・・・
現金一括で家を購入、建築出来る方は稀ですので、
多くの方々が住宅ローンなどをお借りになって家を求めることになりますが、一部のセレブだけに許された贅沢、と言う訳ではこれまでは全くありませんでした。
しかし、
長引く不況に末に、物価のみが高騰し続け、建設費用は右肩上がりだった上に、この先の更なるコスト増の要因がプラスされることになりますので、
いよいよ、
誰でも家を求めることが出来る時代は終焉を迎えていくのかもしれませんね。
2 持ち家志向が減っていくどころではない
少し前は、
持ち家はコスパが悪いとか、リスクが大きいとか、
持ち家に否定的なご意見に色々と思うところがあったものですが、
これからは、
そんな事を言える人、
家を持つか持たないか選べる人、
がそもそも減っていくことになるかもしれないので、
持ち家論争もする必要が無くなるでしょうね。
家を持つか、持たないかで、ワイワイ議論していたころが懐かしくなるかもしれませんね。
3 家を持つためには準備がより必要になる
最近の傾向では、
「賃貸の家賃で家が持てる」のような気軽な印象を与えて、家を持つハードルを下げる広告も良く見られましたが、その影響もあってか、家を持つにあたっての準備が昔よりも少し甘い考えになっていたようにも思えます。
昔から、家はそんなに安いものではなかったので、
家を持つまでにそれなりに準備をしていたはずです。
この先のコスト増時代に向けては、
その準備を今よりは少し入念に行うことで、
無理のない範囲の計画が実現出来るのではないかと私は考えています。
行き当たりばったり、ではうまくいかなくなるかもしれませんね。
4 家の性能は確実に上がります
改正によって、家の性能は確実に上がります。
しかし、ベースのコストが上がってしまう為、
どんな家を建てるかを自分の意志では選びづらくなっていくことになります。
それって、家の選択肢が狭まるということだと思います。
性能の高い家、
お気に入りのデザインの家、
地震に強い家、
昔ながらの伝統的な家、
など、自分で建てたい家を建てられた時代が懐かしくならない事を祈るばかりです。
