【趣味】あなたが「元気づけられた曲」はなんですか?(→V系です)
こんにちは、ダイキです。
先日観ていたCDTVで、「あなたが元気づけられた曲特集」をやっていました。
街頭インタビューで集計した曲をランキング形式で発表するものですね。
具体的に何の曲が挙げられていたかは忘れてしまったのですが、定番とも言える名曲がランクインしていたと思います。
……ところで振り返ってみれば、自分にとってはそれが何か考えたことがありません。
もし、そのへんを歩いている時に突然インタビューされたら!?
あわわわ……ってなって「ひとりごつ」とか言っちゃうかもしれない!!?
そう考えると不安で夜も眠れなくなってきたので、ちゃんと考えてみることにしました。今日もよろしくお願いします。
僕が元気づけられた曲3選
①B-DASH「情熱たましい」
たまにはV系以外の曲で始めましょう。
B-DASHは1997年に結成し2017年に解散した日本のメロコアバンド。通常の歌詞は「適当アドリブめちゃくちゃ語」と称する意味をなさない言葉の羅列で綴られていますが、この「情熱たましい」は珍しく全編日本語詞の楽曲。
凹んでも 落ち込んでも 失敗しても 大丈夫
スポーツ刈りも 五分刈りも パンチパーマで WOO
大好き バッチリ 明日も 晴れだ
やっちまえ ぶっ飛べ 走り出せ
これ、この徹底的な歌詞のシンプルさがいいんですよね。
歌詞に暗喩されたストーリーが……という曲も良いんですが、落ち込んでいるとき聴くには少しカロリーが高すぎる。
一方、この曲の歌詞はどうでしょう。
これでもかとねじ込まれたポジティブな単語、単語、単語。とにかく明るくて優しくて前向きなのです。まさに作詞者・GONGONの「情熱たましい」が原液で脳みそに注ぎ込まれるような感覚。
失恋して落ち込んでいた大学生時代の僕に、「ポジティブ」という感情を教えてくれた名曲です。
悲哀に耽溺したい時に聴いてみると、明るい世界に呼び起こされますよ。よければぜひ聴いてみてください。
なお、元メンバーであるGONGON氏は2024年7月にご逝去なされました。謹んでご冥福をお祈りします。
②筋肉少女帯「蜘蛛の糸」
僕が敬愛する大槻ケンヂがボーカルを務める筋肉少女帯。
どれもオーケンらしさ全開の素晴らしい歌詞ばかりですが……特に好きなのはこの曲。
最近どうもみんなが ボクを笑ってる気がする
大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫
大丈夫 大丈夫 大丈夫だよねぇ
(中略)
背中ごしに笑うあの娘 あなただけはとても好きだよ
くだらない人たちの中で 君はどうして明るく笑うの
(中略)
蜘蛛の糸を昇って いつの日にか 見おろしてやる
蜘蛛の糸を昇って いつの日にか 燃やして焼き尽くしてやる
中学二年生の僕は、世界から疎外され、被害妄想が止まらない。それでも自分は他の人間と違う特別な存在だと思っていました。
そんな時に聴いたのがこの曲。
「僕と同じことを考えている人がいたんだ」とひどく感動したのは言うまでもありません。今風に言えば「刺さる〜」という感じでしょうか。
「蜘蛛の糸」と言えば、芥川龍之介の有名な寓話ですね。
主人公・カンダタが、蜘蛛の糸を昇って地獄から抜け出そうとするが、群がる亡者を顧みない身勝手な行動を取ったため、見かねた釈迦に糸を切られてしまう。
この話を重ねると、この歌詞にも違う意味が生まれてこないでしょうか。
カンダタはもともと地獄の亡者の一人だったにも関わらず、蜘蛛の糸を昇って自分だけ助かろうとします。つまり、「自分は特別」「蜘蛛の糸を昇り焼き尽くす」と思っている「ボク」も、結局下界にいる「くだらない人たち」と大差がないのでは?
「背中ごしに笑うあの娘」は釈迦のメタファーかもしれません。「ボク」は尊大な妄想をしているため、あの娘が垂らした蜘蛛の糸を掴むことが出来ない。世界をフラットに見ていれば掴めたかもしれないのに……
この歌詞は、「特別な人なんていない。ただ生きるしか無い。」という大槻ケンヂなりの達観した応援歌なのかもしれません。
ところでこの曲は当時の進研ゼミCMソングに起用されていたそうです。
何が大丈夫なんだよ全然大丈夫じゃねえよ大丈夫かお前って感じですね!
③ピノキオピー「ボカロはダサい」
今回、珍しくV系を避けて記事を書くことが出来ました!
僕が大槻ケンヂと並んで尊敬するクリエイター、ピノキオピーによる楽曲。
最近どう? 内心もう 美味しいカレーが食べたい
ボカロはダサいけど楽しい
壁の染みに向かって言ってた
(中略)
そう ボカロはダサい ほら うざい
ほら 死ねよ ほら 消えろって言っていた人は
その情熱が糧となり 憧れの宇宙飛行士になった
夢が叶って 宇宙飛行士になった
この曲のテーマは「わかりあえない僕たち」ではないでしょうか。
クリエイターとアンチの対立。
殴られて痛い、傷ついて辛いとわざわざ叫ぶクリエイター。一方、暖かな家庭(子供は「センスないけど寿命は延びる」名前)を築くアンチ。
「ボカロは楽しい」と壁の染みに向かって言うクリエイター。最終的に「その情熱が糧となり、憧れの宇宙飛行士になった」アンチ。
どちらが善と悪というわけではなく、その情熱は混じり合うことがない。僕達は進むべき道に進むしかないという、やはりこれも達観したピノキオピーの応援メッセージなのではないでしょうか。
初めてこの曲を聴いた時、36歳の僕はうつ病になる寸前でした。
思考能力が欠如していた当時の僕には充分に咀嚼できませんでしたが……環境も変わった今振り返ればこのメッセージ性がよくわかります。
僕と当時の職場や上司。それぞれの情熱があるだけで、悪者・弱者と決めることはできない。もちろん当時はそのように思えませんでしたが(自分が圧倒的無能だと思っていた)、当時の状況を俯瞰的に振り返るきっかけになる歌詞でした。
そういった意味では、直近で一番元気づけられた曲、といえます。
逆にV系のこと書かなくてすいません
以上、僕が元気づけられた曲3選でした。
今回は僕にしては珍しくV系には触れませんでしたが、もちろん元気づけられた曲はたくさんあります。今度はそれ縛りで書いてみても良いかもしれませんね。タイトルにV系と書いて釣った感じになってしまい申し訳ありませんでした。
それでは今日はこのへんで。最後までお読みいただきありがとうございました!
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