採択される補助金申請書の書き方のコツ②
前回、補助金申請書を書くにあたってのコツをご紹介しました。
コツ1:平易な文章、短い文章で書くこと。
コツ2:見栄えの良い申請書を作成すること。
見栄えの良い申請書とは、
①読みやすいこと。
②わかりやすいこと。
③美しいこと。
この3つの条件を備えている申請書でしたね。
本日ご紹介するのは、いわゆるテクニックではなく、補助金申請書を書く前の準備事項です。
しかし、この準備事項こそが採択されるために非常に重要です。
本記事をお読みいただければ、補助金申請にあたって、きっとお役に立てると存じますので、特に補助金申請をご検討されている事業者の皆様、是非ご覧ください。
採択の秘訣は公募要領にあり!事業目的を意識して申請書を書くこと!
最初に結論をお伝えします。
採択の秘訣は、公募要領をしっかりと読むことです。
そして、事業目的を意識して申請書を書くことが重要です。
中小企業庁が実施する小規模事業者持続化補助金を例にしてみますね。
2026年1月28日に発表された「小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠> 第 19 回公募 公募要領」4頁に事業の目的に注目します。
【事業の目的】
小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(物価高騰、賃上げ、インボイス制度 の導入等)等に対応するため、小規模事業者等が取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助すること により、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的とします。
国、都道府県、市町村が実施する補助金には、それぞれ目的があります。
小規模事業者持続化補助金であれば、小規模事業者が補助金を活用し、事業の生産性を向上させ、事業を拡大することにより、その地域に新たな雇用が生まれ、産業振興につなげることを目的としています。
補助金ごとに事業目的は異なりますが、ほぼ間違いなく国(都道府県、市町村)の発展、振興につなげることを目的としているはずです。
なぜなら、多くの補助金の原資は国民の税金だからです。
国(都道府県、市町村)としては、本補助金の成果を国民に還元し、ひいては国民を豊かにするという循環を作りたいという思いがあります。
したがって、自社の事業を採択してもらえば、国(都道府県、市町村)の発展、振興につながりますよということが審査員に伝わるよう申請書を作ることが重要です。
小規模事業者持続化補助金の申請書
小規模事業者持続化補助金の申請書(様式)には、主に以下の項目があります。
自社の概要
現在の売上・利益の状況
経営課題
市場の動向
顧客ニーズ
自社や自社の提供する商品・サービスの強み・弱み
経営方針・目標
今後のプラン
本補助金の事業目的を踏まえて申請書を作成する場合、例えば以下のような流れで記載してはいかがでしょうか。
「自社の概要」欄で自社の事業の特徴をしっかり述べる(地域貢献、社会貢献につながる事業であることを述べるとさらに望ましい。)。
「経営課題」欄で、自社の事業を持続的に展開(拡大)していくためには、生産性の向上を図ることが不可欠であることを述べる。
「今後のプラン」欄で、自社の事業を持続的に展開(拡大)することにより、地域の雇用を生み出し、地域産業の発展に貢献したいことを述べる。
なお、ただ単に「生産性向上を図る。」と書いても説得力に欠けるため、
なぜ生産性を向上させる必要があるのか。
どのようにして生産性を向上させるのか。
生産性を向上させることによって自社の事業にどのような成果が期待できるのか。
をなるべく具体的に書くことをおススメします。
まとめ
補助金申請書の作成にあたって重要なことは、次の2点です。
公募要領、特に事業目的をしっかり読むこと。
申請書に事業目的に合致する内容を明確に記載すること。
公募要領を読むのは疲れますし、おっくうになってしまいますが、この公募要領にこそ採択されるためのポイントが書かれていますので、是非お目通しいただくことをおすすめします。
本記事が、補助金申請を検討されている方にとって少しでもお役に立てば嬉しいです。
ご多用の中、お読みいただきありがとうございました。
