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【完全版】中学受験 × 小4後半〜小6前半の家庭運用設計図 ~宿題処理に追われる家庭が抜け出す方法~


 ご挨拶

 中受奮闘おじでございます。

 気付いたら超大作になってしまいました。

 普段は毒やおふざけが多いコンテンツですが、
 今回は本気で書いています。

 他人やAIでは再現が難しい私自身の実体験です。

◆本気で改善したい方にだけおすすめします

 やり方を探し続けても安定はしません。
 方法はもう十分に集めたはずです。
 足りないのは家庭の基準です。
 そしてその基準はあまり他では語られません。

 
今は中学受験に関する情報が本当に多い時代です。教育関係者の方、塾講師の方、家庭教師経験者の方など、現場の知見をもとにした発信もたくさんあります。経験やデータを踏まえて、学力を伸ばす方法を分かりやすく整理してくれている。これはこれでとても価値があると思っています。

 一方で、実際に悩みが深くなるのは「一般論」や「多くの子は」といった括りではなく、別のものだと感じています。子どもと一番長く過ごしているはずの両親が、家で子どもの学習とどう向き合えば良いか分からない。予定や気分や体調が揺れる日常の中で、本当にやっていけるのか漠然と迷う。なぜ他の子には出来て自分の子は出来ないのかと焦り苦しむ。悩みを抱えている多くの方がそのように感じていると思っています。

 子どもの性格やつまずき方は人それぞれですし、数字だけでは捉えきれません。だからこそ一般論として正しい方法を知っても、家に持ち帰った瞬間にうまく扱えないことがある。そしてまた悩んでしまう。

 この記事で扱うのは、家庭の中での判断や運用です。どう優先順位を決めるか。崩れたときにどこから立て直すか。そういった部分を、実際に伴走している親の視点で整理しています。

 私はプロではありません。ただ、伴走を始めてから三年余り、もちろん受験を意識する前からも日々子どもと向き合ってきました。家庭の中で何が起きるのかという点では、外から見た理想や正論よりも、細かいところまで書けると思っています。そして、これは多くのご家庭にも当てはまる話だと思っています。

 なので、本気で改善したい方にだけおすすめします。逆に、教材名や時間割、短期間で実現できる裏技(?)などを探している方、答えだけが欲しい方には合わないかもしれません。

コマーシャル

 ※本記事は、わが家の実体験・試行錯誤・継続的な記録をもとにまとめていますので、内容の無断転載・無断転用はご遠慮ください。引用の際は、出典の明記をお願いいたします。


第1章 はじめに

1.この設計図を作成した理由

 中学受験に挑まれている皆様の多くは進学塾に通われていると思います。学年が上がって新しいカリキュラムが始まると、学校・塾・習い事・プライベートの両立が急に難しくなります。
 特に新5年生・新6年生は授業時間も宿題も増えて、「え、これ毎週やるの?」となりがちです。

 わが家も例外ではなく、学年が上がるたびに「これ…本当にできるのか?」と疑心暗鬼でした(今もですが)
 ただ、試行錯誤しているうちに少しずつ「型」ができて、崩れた日でも立て直すための手順だけはようやく持てるようになってきました。

 そしてこの手順、残念ながら一朝一夕では身につきません。
 なので、わが家の「取り組み方の設計図」を置いておきます。全部を真似する必要はありません。使えそうな部分だけでも拾ってもらって、各家庭の型づくりが少しでも早く進めば嬉しいです。

2.本設計図における前提条件


 最初にお伝えしておきたいのは、
 わが家は特別な家庭ではありません。

・勉強は嫌いではない。ただし自走型ではない。放っておけばやらない。
・ムラがある。集中できる日もあれば、まったく乗らない日もある。
・移動時間は多い。だからこそ時間は貴重に扱う。
・勉強は時間ではない。長くやるよりも短く深く。
・体調が崩れるとパフォーマンス低下する。だから最優先は体調。
・小テストも手を抜かない。軽い負荷の積み重ねが後々有効。

 この前提があるからこそ、
 量を最大化する設計にはしていません。

 わが家が重視しているのは、
 崩れない、迷わないという判断です。

 以降で書く設計は、
 この前提の上に成り立っています。


3.この設計図が必要となる方と必要のない方

 本設計図は、すべてのご家庭に有効な万能薬ではありません。
 合う方とそうでない方がはっきり分かれると思うので、先に対象をお伝えしておきます。

本設計図が役に立つ方
・中学受験を視野に入れている
・お子さんが塾に通っているが家庭学習をどう回すか迷っている
・塾の予定はないものの今後の学習ペースに不安がある
・お子さんが自走しきっておらず親がある程度関与する必要がある
・家庭内(夫婦)で方針のズレがあり落としどころを探している

本設計図があまり必要ないと思われる方
・お子さんが自走できており、すでにうまく回っている
・家庭内で型が固まっていて運用に困っていない
・教材名や時間割だけを探している
・何を優先し、何を捨てるかの判断軸は必要としていない


4.本記事で取り扱うもの

 例えば家庭学習の時間割だけであれば無料でも十分に共有できます。むしろネット上には具体例がたくさんあります。

 ただ、学年が上がるほど厄介なのは時間割を作ることではなく、そのときの予定や状況に応じた判断が増えていくことです。これはお子さんがどの塾に通っていて、どのレベルを目指していても関係なく起きます

 突発的なイベントが入ったり、体調が優れない日が続いたり、親の仕事が不定期になったり。そんなことは日常的に起きます。そのたびに、今日はどこまでにするか、溜まった宿題は何を優先するか、テスト前はどう切り替えるか、回らなくなったときにどこから立て直すか判断が必要になります。

 この判断基準がないと、スケジュールだけ立派でも結局は崩れてしまいます。目標は変わらないのに予定だけ崩れるので余計に焦る。精神的な負担にもなります。うまくいっている間は気になりませんが、崩れてからが本番と言ってもいいかもしれません。

 本設計図では、わが家のスケジュールをベースに試行錯誤してきた、優先順位の付け方と立て直しの手順を中心にまとめています。真似をする必要はありません。家庭ごとに合う形に改造するための材料として使っていただければと思います。
 

5.情報の取り扱いについて

 本記事では特定に繋がる情報は必要以上に出しません。点数や順位なども出せる範囲に留めます。数字を出さなくても皆さんが取り入れやすいように、判断基準と手順の部分を中心にまとめます。
 なお、わが家の過去実績については、第0回記事の巻末にそっと置いています。必要な方はそちらをご覧ください。

第0回リンク:https://note.com/cute_jjt1031/n/n925b7d9d323a


6.本設計図の使い方

 本設計図は最初から全部を読み込む必要はありません。いきなり全部やろうとすると、だいたい続きませんので(私はそうでした)。必要なところだけ確認して、自分たちの家庭に合わせて少しずつ反映していく前提で作っています。

迷っている方は、まずは3章:優先順位の付け方から読んでください。ここが定まると、スケジュールは後からいくらでも組めます。次に平日と週末の例を見て、最後にテスト前の例を確認する。この順番が一番やりやすいと思います。

 うまく回っているときは、正直あまり読む必要はありません。崩れたときに読み返すくらいで十分です。崩れ方にはパターンがあるので、立て直す場所もだいたい決まります。

 なお、本記事は必要に応じてアップデートしていきます。大きく変えるというより、使いやすい形に整えていくイメージです。わが家も受験真っ只中ですので、有益だと感じた内容は随時追加していきたいと思っています。

 読み終わったら終わりではなく、困ったときに戻って来られる場所として使っていただければと思います。


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