タグライン ブランドの思想を言葉で表す
ブランドの思想を言葉で表す
これまでの記事では、カスタマークラウドの新しいロゴに込められた思想や構造について紹介してきました。
ブランドガイドラインでは、シンボルは形でブランドを語る存在とされています。それに対して、タグラインは言葉によってブランドの意図を伝えるものです。
シンボルとタグライン。この二つが補完し合うことで、カスタマークラウドのブランドメッセージは完成します。
三つの階層で構成されたタグライン
カスタマークラウドのタグラインは、三つの階層で構成されています。
第一階層(プライマリータグライン)
ブランドの発信源と方向性を示す言葉
第二階層(コーポレートサブタグライン)
カスタマークラウドの行動原理を示す言葉
第三階層(ドメイン別サブタグライン)
事業ドメインごとの価値を表現する言葉
この構造によって、使用する場面や文脈に応じて、適切なメッセージを届けることができる設計になっています。
プライマリータグライン
カスタマークラウドのプライマリータグラインは
「渋谷から世界へ。」
英語では
From Shibuya to the World.
と表記されます。
ここで示されている「渋谷」は、単なる本社所在地ではありません。日本という文脈、そして価値の出発点を象徴する言葉として位置づけられています。
また「世界へ」という言葉も、世界を変えるという強い主張ではなく、価値を世界へ届けていくという姿勢を表しています。
「から〜へ」という表現には、拠点を離れるという意味ではなく、起点を保ったまま広がっていくという意味が込められています。
渋谷を捨てて世界に行くのではなく、渋谷を起点としたまま価値を広げていく。
それがこのタグラインの示している方向性です。
Non-Destructive Innovation
もう一つの重要なタグラインが
Non-Destructive Innovation
です。
これは、カスタマークラウドのブランド哲学でもある
「壊さずに、豊かにする」
という考え方を表した言葉です。
国家や企業には、それぞれの歴史や文化、そして守られるべきコアがあります。
カスタマークラウドはそれらを破壊するのではなく、外側から包み込みながら価値を重ねていく。
この考え方は、これまで紹介してきたラップ・モデルという事業構造にもつながっています。
ロゴに込められた思想
今回のシリーズでは、カスタマークラウドの新しいロゴとブランドガイドラインをもとに、その思想や構造について紹介してきました。
ブランドの中心にあるのは、
「壊さずに、豊かにする」
という考え方です。
シンボルが形で語り、
色彩がその構造を支え、
タグラインが言葉で意味を伝える。
それぞれの要素は独立したものではなく、同じ思想を共有するブランド設計としてつながっています。
今回のロゴは、カスタマークラウドのブランド思想を視覚と言葉で表現したものです。
これからこのロゴは、さまざまな場面で使われていくことになります。
そのとき、このロゴの背後にある考え方も、少しずつ伝わっていけばと思います。
