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【綺想詩】馬頭星雲の蹄の音(ファトラジー)

馬頭星雲ばとうせいうんの蹄の音】

解けない真昼間まっぴるまに 馬頭星雲の蹄の音が聞こえた

そよ風が落ちて北半球に滑り込むと 隣人が切った蜜柑の木が釘を刺す

滴り落ちる蜜柑の花の香りが 四角い月に届いて虹色の嘴の文鳥を呼んだ

見えない明日は 四角い下弦の三番目の月の裏



【見えない明日は、四角い下弦の月の裏】

月の見えない明日は 紫うさぎが海中大回転

カドミウムイエローのネズミがチーズになれば お皿は英英辞典でてんこ盛り

水銀のスプーンとフォークは駆け落ちさ

体重計は宇宙の重さ マイナス280グラム

アップルパイのベッドは53音で 僕を飲み込んだ





初代王天君様の企画・ファトラジーに挑戦してみました。な、難解……。でも、面白いです。

書いてみて、ファトラジーっぽい思考で、詩を書いていたことに気がつきました。でも、なんとなくまとまってしまうので、もっと奇々怪怪破綻していたほうがいいのかなぁ。

ハンプティ・ダンプティみたいと思ってたら、もともとはマザーグースだったので、なるほどと思いました。マザーグースの中にもファトラジー的な詩があるんですよね。子どもの頃、マザーグースを読んだ時のことを思い出すと、ほとんどがファトラジー的だった印象があります(笑)

#初代王天君の企画 #ファトラジー

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