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gifted_poppy953
【綺想詩】馬頭星雲の蹄の音(ファトラジー)
【馬頭星雲の蹄の音】
解けない真昼間に 馬頭星雲の蹄の音が聞こえた
そよ風が落ちて北半球に滑り込むと 隣人が切った蜜柑の木が釘を刺す
滴り落ちる蜜柑の花の香りが 四角い月に届いて虹色の嘴の文鳥を呼んだ
見えない明日は 四角い下弦の三番目の月の裏
【見えない明日は、四角い下弦の月の裏】
月の見えない明日は 紫うさぎが海中大回転
カドミウムイエローのネズミがチーズになれば お皿は英英辞典でてんこ盛り
水銀のスプーンとフォークは駆け落ちさ
体重計は宇宙の重さ マイナス280グラム
アップルパイのベッドは53音で 僕を飲み込んだ
初代王天君様の企画・ファトラジーに挑戦してみました。な、難解……。でも、面白いです。
書いてみて、ファトラジーっぽい思考で、詩を書いていたことに気がつきました。でも、なんとなくまとまってしまうので、もっと奇々怪怪破綻していたほうがいいのかなぁ。
ハンプティ・ダンプティみたいと思ってたら、もともとはマザーグースだったので、なるほどと思いました。マザーグースの中にもファトラジー的な詩があるんですよね。子どもの頃、マザーグースを読んだ時のことを思い出すと、ほとんどがファトラジー的だった印象があります(笑)
